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- / ISBN・EAN: 4988113756167
感想・レビュー・書評
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大富豪ララビー家の運転手の娘サブリナ。パリで料理を学んだのち戻ると、誰もが振り向くような洗練された女性に。かつて自分を袖にしたララビー家の次男と良い仲になりそうな時に。
ヘプバーンの可愛さったら…とても運転手の娘には見えないでしょ、これは反則、誰も勝ち目はない。意外とコメディ要素が強く、楽しめる。娯楽映画の極みですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オードリペップバーンの魅力たっぷりの娯楽映画。お金持ちの家の住み込み運転手の娘として生まれた女の子(ヘップバーン)のシンデレラ物語。対象となる男性は,そのお金持ちの息子たち。そう,弟と兄の2人。どっちがくっつくのか,それは見てのお楽しみ。罪のない映画です。
《NHKプレミアムシネマ》の解説を転載
オードリー・ヘプバーン主演の傑作ロマンチック・コメディー。大富豪ララビー家のプレーボーイ、デビッドに失恋した運転手の娘サブリナは、パリへ留学する。2年後、美しい令嬢となって戻ってきたサブリナに、デビッドも堅物の兄ライナスもひかれるが…。共演はハンフリー・ボガート、ウィリアム・ホールデン。ビリー・ワイルダー監督の軽妙な演出、「サブリナパンツ」というファッションを生んだ華麗な衣装も話題となった。 -
2017年12月18日鑑賞。大富豪ララビー家に使える運転手の娘・サブリナ。彼女に恋したララビー兄弟と彼らの画策するビジネスの行方は…。ビリー・ワイルダー監督、オードリー・ヘップバーン主演のロマコメ。『ローマの休日』の翌年撮影というがヘップバーンの美しさが半端ない。純情なビジネスマンを演じるハンフリー・ボガードがまた渋い、ラストにタグボートに乗り込んで初めて見せる「恋する男の抑えきれないウキウキ顔(でも半分以上不安)」はこのためだけにこの映画をもう1回見てもいい、と思わされるものだった。
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8/14
午前10時の映画祭にて。
パリから戻ってきたサブリナが、「月に手を伸ばすようなもの」という父に「月が手を差し伸べるの」と返すシーンが印象に残った。 -
デジタルリマスター版の「スクリーン・ビューティ」シリーズとして9月28日から映画館で上映が始まりました。
オードリーの3作品の次はカトリーヌ・ドヌーブのようです。
オードリー主演のロマンチック・コメディー。
前年(1953年)の「ローマの休日」の王女役から一転、 大富豪に仕えるお抱え運転手の娘役を演じ、富豪の兄弟(ハンフリー・ボガート、ウィリアム・ホールデン)との恋の三角関係を爽やかに描いた内容です。
洒落た会話とコミカルでセンスのいい演出が心地よく、楽しい作品に仕上がってます。
不覚にもというか、恥かしながらというか、共演がハンフリー・ボガートというのを知らず、映画を観ていて「あ!、ハンフリー・ボガートだ」と声を出しそうになりました。オードリーのファンからしたらバカにされそうな無恥ぶりでした。
当時オードリーは25歳。かたやボガートは55歳と年齢差が30歳とは! そういえば映画の中のセリフでボガートが「俺がもう10歳若ければ・・・」というセリフがありました。
私の頭の中では、オードリーとボガードは違う世代だと思っていました。
古き良き時代のハリウッド映画で、観終わった後に、楽しさと爽やかさが残りました。 -
オードリーのキュートな姿を堪能できるだけでなく、切なさやユーモアも詰め込まれた素敵な作品。さすがです。
モノクロでとっつきにくい方もいらっしゃるかと思いますが、モノクロも味があってわたしはすきです。
ロマンティックでキュートな映画は、やはり昔の方が多いのかなあ。 -
分析としてはバディもの(変則的)
思ったのは、オードリー・ヘップバーンの作品で重要なのはお父さん役の人のキャスティングだなと。本作のお父さん(運転手さん)は悪くはないけれど、もう少し笑いを取りに行ってもよかった。
パリに行く前のジャンパースカート姿のオードリーがかわいらしいと私は思った。もちろんジバンシーのスーツも素敵ですけど。
ハンフリー・ボガート ウィリアム・ホールデン、ぜいたくな組み合わせ。だけど、やはりオードリー・ヘップバーンと比べるとお年寄り感がある。
あと、地味だけど恋敵のエリザベスさんが素敵だなと思いました。
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先日、午前十時の映画祭で「ビリー・ワイルダー」監督作品で「オードリー・ヘプバーン」主演作品のロマンティック・コメディ作品『麗しのサブリナ(原題:SABRINA)/1954』を観ました。
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サブリナ・パンツという言葉を生んだスポーティな「オードリー」のスタイルが、前作『ローマの休日』とはまた違って魅力的な、「B・ワイルダー」監督作(衣装の「エディス・ヘッド」はオスカーを得た)。
原作は「S・テイラー」の舞台劇。
玉の輿路線は相変わらずだが、それが少女小説(マンガ)の永遠のテーマというもの。
大富豪「ララビー」家のお抱え運転手の娘「サブリナ」は、一家の次男「デイヴィッド(W・ホールデン)」に失恋し、二年をパリの花嫁学校で送る。
しかし、帰ってきた時には見違えるようなシックな令嬢となっており、「デイヴィッド」をドギマギさせる。
彼女に夢中な弟を心配した長男の「ライナス(H・ボガート)」は仕事一筋のマジメ男だが、彼まで「サブリナ」の虜となって……というお話で、いささか歳は喰っているが「ボギー」がやっぱり素敵。
心優しい彼に「サブリナ」ならずとも結局、女性は夢中になるはずだ。
パンツから艶やかなドレス姿に……。
それはまさに現代のシンデレラ物語。
有名なシャンソン“バラ色の人生”が主題歌。
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単なるロマンス作品ではなく、笑いも交えたコメディに仕上がっており、「ビリー・ワイルダー」監督らしさが出ていた作品でした。
もちろん主人公の「サブリナ」を演じる「オードリー・ヘプバーン」のキュートさが、この映画の魅力のひとつであることは否定できませんが、、、
大富豪「ララビー」家の… 堅物で仕事一筋の長男「ライナス」を演じる「ハンフリー・ボガート」と、プレイボーイの次男「デイヴィッド」を演じる「ウィリアム・ホールデン 」が、しっかり両脇を固めて、引き締まった作品になっていますね。
「サブリナ」の父親役の「ジョン・ウィリアムズ」を始め、使用人達もなかなか個性的で良かったなぁ。
政略結婚を成功させるため、弟から「サブリナ」を遠ざけようとデートを重ねるうちに、「サブリナ」と「ライナス」はお互いに意識し合うようになり、、、
二転三転しながらも、二人が愛し合うことになる展開に、思わず気持ちが入り込んでしまいますね。
ラストでは、これまで自己中心的だった弟「デイヴィッド」が粋な計らいを見せ、洒落たハッピーエンドになりました。
このとき、「オードリー・ヘプバーン」は25歳、「ハンフリー・ボガート」は55歳… 30歳もの差があったんですね。
ちなみに、「ウィリアム・ホールデン 」は36歳なんだそうです。
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監督: ビリー・ワイルダー
製作: ビリー・ワイルダー
原作: サミュエル・テイラー
脚本: ビリー・ワイルダー
サミュエル・テイラー
アーネスト・レーマン
撮影: チャールズ・ラング・Jr
音楽: フレデリック・ホランダー
出演:
オードリー・ヘプバーン サブリナ・フェアチャイルド
ハンフリー・ボガート ライナス・ララビー
ウィリアム・ホールデン デイヴィッド・ララビー
ジョン・ウィリアムズ トーマス・フェアチャイルド
フランシス・X・ブッシュマン
マーサ・ハイヤー エリザベス・タイソン
マルセル・ダリオ
ウォルター・ハンプデン オリヴァー・ララビー
ジョーン・ヴォーズ グレッチェン・ヴァン・ホーン
ネラ・ウォーカー
マルセル・ヒライヤー -
金持ちの一家の運転手の娘が、パリへ行き一皮剥けたのち、金持ち一家の兄弟の間で揺れる。