バニラ・スカイ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

監督 : キャメロン・クロウ 
出演 : トム・クルーズ  ペネロペ・クルス  カート・ラッセル  キャメロン・ディアス  ジェイソン・リー 
  • パラマウント ジャパン
3.31
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本棚登録 : 574
感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113756112

感想・レビュー・書評

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  • デイヴィッド(トム・クルーズ)は、NY出版社の若き実力者。ハンサムで裕福な彼はプレイボーイを気取っており、その日もベッドには魅力的な女性ジュリー(キャメロン・ディアス)が。
    ところがデイヴィッドは、親友の作家ブライアン(ジェイソン・リー)がパーティーに連れてきたガールフレンドのソフィア(ペネロペ・クルス)に一目で心を奪われる。
    そんなデイヴィッドの心変わりを見抜いたジュリーは、彼をドライヴへと誘い、そのまま無理心中をはかって車ごと崖に突っ込んでいった。ジュリーは死亡、デイヴィッドは一命こそ取りとめたものの、顔が醜く変形してしまう。
    さらにデイヴィッドは路上で酔い潰れてから先、夢と現実の区別の判断ができなくなる。
    スペイン映画「オープン・ユア・アイズ」をハリウッドでリメイクしたラヴ・サスペンス。美貌と富と才能を兼ね備えた出版界の若き実力者デヴィットが自動車事故で顔に醜い傷を負ってしまってからの運命を描く。出演はトム・クルーズ、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアスほか。
    夢と現実、妄想と現実の間で本当の愛と真実を求めてさ迷うデヴィットの心の旅、デヴィットの交通事故と重役たちの会社乗っ取りと様々な怪異の関係と謎解き、人生の甘さしか知らなかったデヴィットが人生の苦味を知ることで、人生の醍醐味を知っていく傑作サスペンス。

  • どんなにお金持ちで究極の美男子でも理解してくれる両親や友人、恋人がいない寂しさを潜在的に抱えていると、こういう「夢」を見てしまうのか…というお話。

    理想と現実、無限と有限、愛と単なる"Fuck Body"などいろいろと考えさせられるお話ではあるけれど、現実に主演のトム・クルーズが「夢の女」を演じたペネロペ・クルスと交際してしまったことで、素直に作品の主題を感じられなくなってしまった感はあり。
    原版であるスペインの『オープン・ユア・アイズ』のほうが素直に観ることができて良いかもしれません。

    でも、究極のイケメン(トム)がイケメンであることを自覚しているイヤな金持ち男を演じた点は非常に有効だったと思われます。
    また、この作品はトム史上一番セクシーな殺人が描かれているので、その点もある意味ありそうでなかったレア・トムな作品だと言えるでしょう。
    4回発言も含めてね。
    by太郎

  • マンハッタンの豪邸に住み、高級車を乗り回し、おまけにハンサム。
    完璧な人生を謳歌する出版界の若き実力者デヴィッド・エイムス(トム・クルーズ)。
    ジュリー(キャメロン・ディアス)という美しい恋人もいて、何不自由ないはずが、どこか物足りなさを感じていた。
    そんなある日、デヴィッドは親友・ブライアンの恋人ソフィア(ペネロペ・クルス)に一目惚れしてしまう。
    しかし、デヴィッドの心変わりを敏感に察したジュリーは、嫉妬に駆られて自ら運転する車でデヴィッドとともに130km/hで崖に突っ込んでしまう。
    奇跡的に一命を取りとめたデヴィッドだったが、その顔は怪我のために見るも無惨に変わり果ててしまう…。

    「君は、ジュリーを粗末に扱ったろ?
    そのジュリーに対する責任感や罪悪感が、ソフィアをジュリーにすり替えてしまったんだ
    精神錯乱だよ」

    デヴィッドの身体はLE(LIFE EXTENSION:エリー)社によって冷凍保存され、彼は150年もの長い間、理想的な第二の人生(=夢を)見ていた。
    エリーの救護員は、ブライアンとソフィと一緒にバーに行って路上で酔いつぶれたところが、夢と現実の“継ぎ目”だと言う。
    よくわからん映画だったなと最後まで思っていたけれど、終盤の種明かしのところからは、なるほどそういうことだったか!と思えた。

    ラストシーン、デヴィッドが高所恐怖症を克服するため、ビルから飛び降りるときの空が、そして、彼が見ていた甘い夢こそが「バニラ・スカイ」だったということ。
    トムがカッコいいのは言わずもがな、ペネロペが魅力ありすぎた!

  • 前提知識なく観れたのがよかった。
    トム・クルーズの他の映画と同じようなテイストと思いきや、いい意味で裏切られた。
    何ていうのか、哲学的。心の中を見るような映画。そして、ある意味怖い。
    トム・クルーズのようなイケメンだからこそ、人はルックスに惹かれるのだということ痛感させられた。けっこうショックだよね。
    ただ、結末が観る側に委ねてられいるところは、うーん…もう少し具体的なものが欲しかった。
    いずれにしても、すごく印象深い作品。

  • トム・クルーズ主演のサスペンスってことで勝手にアクション有りの派手なものを想像してた。実際は謎の多い心理的なサスペンスなので好みは分かれるかも。
    キャメロン・ディアスが女の怖さ全開。サバサバしてる風を装って実はドロドロ嫉妬まみれの女っているよね~っ、それを真に受けて痛い目みる男もいるよね~っ、ていう俗っぽい感想を最初持ってしまうけれど、主人公のおかしな振る舞いに徐々にサスペンス要素が高まってくる。
    どうしても時系列に混乱して謎解きばかりに気をとられてしまうけれど、登場人物それぞれが切ない思いをして、最後に「酸っぱさを知ってこそ甘さを感じる」のが人生だというメッセージが感じとれる真面目な映画です。

  • 天国と地獄、栄光と挫折、現実と夢。。。デビッド(トム・クルーズさん)は様々な体験をしつつ、生そして存在の意味を考え、そして苦悶する。彼を取り巻く環境、人物そして自分自身は一体???豪華女優、俳優陣の問いかけにあなた自身が導き出した答えは。。。

  • 現実と夢の区別が付かなくなる感じは今見ても全く色褪せて無かった。
    おそらくキャメロンクロウ監督による選曲は名曲ばかりだけど監督のドヤ顔が透けて見えてうるさく思えた。
    被害妄想ですかね?

    ヤリチントムクルーズ、頭のおかしいキャメロンディアス、キュートでまだおっぱいの小さい頃のペネロペクルス、みんな魅力的でした。
    あ、カートラッセルも。

  • "Look at us. I'm frozen and you're dead. And I love you ――."

    The tragedy gets more terrible, as Penélope gets more attractive.
    Cameron Diaz's realistic acting gives you the shivers.
    Soundtrack music by Radiohead, Sigur Rós, R.E.M., and so on makes this movie outdo the original "Abre Los Ojos".
    Jason Lee is a treat. I'm relieved every time his funny face appears, this is such a sad, sad story, though.

  • キャメロンが怖くなった。

  • 「タイタニック」のラストシーンでは、主人公が夢を見る。年老いて老婆になった主人公が、ベッドの上で目を閉じると、沈んだはずのタイタニック号に若い頃のドレス姿で乗り込んでいる。ドアマンが笑顔で扉を開けてくれて、進んだ先の大広間には、船員、乗客、チェロやバイオリンの奏者、ウェイターや料理人、そして、自分を庇って死んだはずのジャックがいる。そして彼の差し出す手をとって…という名シーン。

    なんでこれが名シーンなのかというと、それは全てが夢だからだと思う。これが現実だったらシラケちゃう。あり得ない、奇跡のような理想の世界は、それが現実じゃないからこそ美しい。

    「バニラ・スカイ」の見所は、何よりトム・クルーズがハンサムだっていうこと、ペネロペ・クルスが美しすぎるってこと。この二人のカップルはもうため息が出そうなくらい。夢世界の鮮やかな朝焼けも色褪せて見える。そしてキャメロン・ディアスの完璧な美貌も! これをハズレ女扱いってのがすごい。

    夢ではなく現実に生きろ!っていうのがテーマのように見えて、実は逆なんじゃないかな。もっと夢を見ようって映画なんだと思う。あり得ない、幸せな、都合のいい夢をたくさん見て、それから少しだけ人生も頑張ってみよう、って感じの。なぜなら、トム・クルーズ演じる主人公は、悪夢であっても夢の世界に癒されたはず。夢は、現実とは別のやり方で人に作用する。会えない人に会えて、出来ないことが出来る。そして何も残らなくて、それがいい。

    「タイタニック」や「バニラ・スカイ」の夢のシーンは、そういう非現実の魅力を描いていて大好き。それに現実じゃなくて夢に生きる選択肢を選んだ主人公が情けなくて可愛くて、羨ましい。

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