花よりもなほ 愛蔵版 (初回限定生産) [DVD]

監督 : 是枝裕和 
出演 : 岡田准一  宮沢りえ  古田新太  浅野忠信  香川照之  國村隼  原田芳雄  中村嘉葎雄 
  • バンダイビジュアル
3.57
  • (14)
  • (13)
  • (27)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 80
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569627384

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 宗左衛門を囲む長屋の人々が
    バイタリティ溢れていて
    気持ちのいいくらい何も持たない人々なのに
    長屋への坂道を下れば
    人情がそこかしこに転がっている


    岡田君は
    普通に喋るトーンよりも柔らかく
    歌声に近い感じで話していて

    ヘッピリだけど心が弱いんじゃない
    人としての強さ
    自分を生きる強さと正義感溢れる
    思慮深い青年武士を
    丁寧に爽やかに演じます

    こういう役は
    岡田君の独断場ですね~


    古田新太さんの変幻自在な演技には
    拍手喝采~~☆
    岡田君とのやり取りは
    絶妙の空気感があります~

    加瀬亮さんと夏川結衣さんのシーン
    セリフが本当に泣かせます
    あだっぽさに情愛が溢れる夏川さん
    やりきれない思いを抱えるアウトローを
    加瀬亮さんがこれまたかっこよく演じてます

    好いてる男にこんなこと言われたら
    女冥利に尽きると言うものですね


    竹林での浅野忠信さんと岡田君が
    最後に二人でお辞儀し合うシーンは
    余計な言葉なく静かだけれども
    お互いの想いが溢れている
    好きな場面です


    赦すのではなく
    受け入れる

    そう演じたという岡田君の想いが
    伝わってきます~


    2枚組みDVDの2枚目は
    是枝監督を始めとするスタッフの方たち
    そして岡田君のインタビューが収録

    職人たちここにあり!です~☆

    そして、この作品には
    血の繋がらない父と子
    そしてこれから父と子になるであろう
    二組が描かれています。

    秋に封切られる是枝監督の“そして父になる”の布石が
    この作品に!

  • くそをもちにかえる。
    そんな人生を。

    風景や色彩が印象的。
    動作の運びが演技を深めている感じ。
    お祭りのすれ違うシーンのおかださんは、
    本当に素晴らしいと思う!

    あったかくなる作品。

  • 110930onBS171是枝監督 :エリート公務員の自殺 with other books n DVDs

  • 「生きるのが好きな侍だって、いますよ。」

    青木宗左衛門は侍だが、剣の腕はからっきし。
    父の遺言に従い、仇を追って江戸入り、
    とある貧乏長屋に住み始めて3年が過ぎていた……。

    主人公がいい。長屋の住人達もいい。皆いい人ばかりデス。
    こんな仲間達に囲まれて暮らせたらいいなぁ。

    時代設定が元禄15年。
    まさに元禄赤穂事件の年なので、なんか関係あるのかな?
    と思ってたら見事に関係してた。しかも意外なかたちでw

    つーか、寺坂吉右衛門が生き残った理由はそんなだったんかーいw

    それも「ま、いっか」と思わせる、ほのぼのした内容。
    仇討ちを題材にしているけど、非常に前向きな明るい作品デス。
    もっと肩の力抜いて生きよう、って思いますた。

  • 時代劇だけど、人はどう生きるべきかという普遍的なことが、とてもナチュラルに描かれている映画。岡田准一はやっぱりスゴイ俳優なんだなあと思った。

  • 一風変わった時代劇。大好きな是枝監督の作品!こんな風に、自分なりの幸せをみつけて生きていきたい。ほのぼの癒されて明るい気分♪

  • 最後の笑みが、焼きついて離れなくて。

    優しくて優しくて。

  • 時代劇にこんなに癒されるなんて思いませんでした。
    キム兄やんにこんなに癒されるなんて思いませんでした。
    ヲカダ君、走るの速すぎです。

  • 侍姿の准クン。
    表情から伝わってくるものがたくさん。
    演技…こだわってたな。
    優しい気持ちになれる作品です。

  • めっちゃ好き…!

全20件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

著者)是枝裕和 Hirokazu KORE-EDA
映画監督。1962 年東京生まれ。87 年早稲田大学第一文学部卒業後、テレビマンユニオン に参加し、主にドキュメンタリー番組を演出。14 年に独立し、制作者集団「分福」を立ち 上げる。主な監督作品に、『誰も知らない』(04/カンヌ国際映画祭最優秀男優賞)、『そ して父になる』(13/カンヌ国際映画祭審査員賞)、『万引き家族』(18/カンヌ国際映画 祭パルムドール、第 91 回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)、『真実』(19/ヴェネ チア国際映画祭オープニング作品)。次回作では、主演にソン・ガンホ、カン・ドンウォ ン、ぺ・ドゥナを迎えて韓国映画『ブローカー(仮)』を 21 年撮影予定。

「2020年 『真実 La Vérité シナリオ対訳 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×