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- / ISBN・EAN: 4988113756495
感想・レビュー・書評
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高倉健追悼鑑賞、
第一弾が『新幹線大爆破』
第二弾がアルドリッチの『燃える戦場』ときて、
第三弾は『ブラックレイン』!
撮影監督ヤン!デ!ボン!
音楽は初期ハンスジマー!
『ブラックレイン』は子どもの頃観て、終盤の「明らかに日本ではない風景」、いわゆるよくある「間違った日本観」が強かったので駄作かと思ってましたが、今観るとこれがけっこう良いんです。大阪版のブレードランナーっちゅうか。うどん食うし。
ちなみに終盤のシーンはどう見てもブドウ畑なんで、スペインかイタリアかな?と思ってたんですが、サンフランシスコ郊外らしく、あーカリフォルニアはワインの産地だもんなーと長年の謎が解けてすっきりしました。
『ダイハード』や『ロボコップ』なんかもそうですが、当時は日米貿易摩擦〜ジャパンバッシングの頃だったんでそれが反映されてこういう映画が作られてました。『ライジングサン』なんかと比べたら『ブラックレイン』はめちゃくちゃ良い作品だと思いますよ。日本に好意的だし、若山富三郎親分の言うこと一理あるし。
まあストーリーはツマランのですが、出てる日本人俳優が全員良いんですよ。奇跡的なキャスティングだと思う。若山富三郎とか小野みゆき、神山さんや内田裕也とかほんとに全員良いんですが、注目すべきはガッツさんじゃないですかね?この映画の前に『太陽の帝国』に出てるんで、スピルバーグとリドリースコットという超すごい監督二人の作品に出た日本人ってガッツさんくらいのもんじゃないのか、と……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なかなか面白かった。NY市警対日本のヤクザ。30年ぐらい前の映画だと思うけど、スリリングな演出・展開で楽しめた。
高倉健がかっこいいのと、これは事実上、松田優作の遺作らしい。
リドリースコットってエイリアンとかブレードランナーの人か。 -
松田優作の鬼気迫る演技が今もなお色褪せない
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ブラックレインのタイトルの意味が終盤で分かりました。ヤクザの親分菅井のせりふの中で。アメリカが原爆を投下し、黒い雨を降らせた結果、佐藤(松田優作)のような生き方を選ぶしかない若いヤクザがたくさん生まれた、というようなお話。佐藤は戦中を知るヤクザの親分菅井でも手名付けるのに手を焼く、戦後に生まれ大人になった鬼っ子として描かれている悲しい役どころでした。
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タイトルの意味を作中で述べられたようだけど見てなかった。不覚。
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んー
キャストやキャラはとても良かったんだけど
ストーリー的にあんまり好きじゃなかった。
空襲、ブラックレイン、アメリカ文化のせいで…
みたいな事言ってたけどそのあたりが今一つ。
それと、とっても時代を感じた。
旗付けてノーヘルでバイクを乗り回すヤクザとか…
タバコ吸いまくるとか…デコトラとか…
ほんとにこんなだったのか?!と思った。
まあだいたい、こんなんだったんだろうな。
とにかくメインキャラがすごく良かったと思う。
とくに表紙に出ている4人。
高倉健と松田優作は役にぴったりだった。
英語も上手だしかっこよかった。
少し調べてみたら、松田優作はこの作品が遺作なのですね。
病と闘っているようにはとても見えない。
悪役の迫力を感じました。目がこわかった。
そして、一番よかったのは
ニックと松本が一緒に行動しているうち
それぞれに足りない部分を学びあうところだと思います。
住む国、言葉、性格、全く違う二人が
お互い向き合って認め合っていく感じが好きです!
ニックの友人を演じていたアンディ・ガルシアが
なかなかいいキャラだった影響もあるかも。
アメリカ映画で、人気映画監督で、
日本が舞台で、日本人豪華キャストで…。
そういう意味では面白い映画だと思う!
言葉の壁や、文化の違いが表現されているのも
大きな見どころだと思います。 -
いきなりバイクでノーヘルだし、タバコは所構わず吸いまくりなところに時代を感じた。ヤクザが一般社会と同居してるところも今じゃ考えられない。バブルの頃、アメリカは日本をこう見てたんだろうな、と全体を通して思った。元気なヤクザや高倉健の台詞からはバブル期の日本の勢いと自信を感じる。ヤクザと鉄鋼業の親和性が描かれてるが、実際はどうだったんだろうか?空襲後の雨Black rain からの戦後アメリカナイズが仁義なき狂犬松田優作を作り出したみたいにヤクザの親分が言ってたけどイマイチ伝わらなかった。言葉の壁として色々と描かれてるのは自分が海外で感じるもどかしさを思い出して、リアリティを持って見た。
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2011年11月19日(土)、鑑賞。
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高倉健、松田優作の影響か、
日本ロケをやっているためか、
結構日本らしさは出ているが、
全体的にB級。