ロミオとジュリエット [DVD]

監督 : フランコ・ゼフィレッリ 
出演 : オリビア・ハッセー  レナード・ホワイティング  ミロ・オーシャ  マイケル・ヨーク 
  • パラマウント ジャパン
3.79
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本棚登録 : 343
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113756532

感想・レビュー・書評

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  • 台詞は戯曲らしく、哲学的且つ詩的情緒に溢れていて素晴らしい。
    特にロミオとジュリエットが迎えた朝に、夜明けについて掛け合う二人の台詞は美しい。

    しかしシェイクスピアの台本設定自体に疑問を抱く箇所は数え切れない。
    二人が死ぬ意味はなかったようにさえ思える。
    この恋も結婚も若気の至りの様にしか思えない。
    また14歳と16歳にしては、愛を知り尽くした様な台詞に違和感あり。理解して口にしているとは思えない。

    これらの疑問点を抜きにしても、やはりシェイクスピアの台詞や音楽に魅了される。
    オリヴィアハッセーも本当に可愛い。

  • ジュリエット役のオリビア・ハッセー、すごく綺麗ですね。ディカプリオとクレア・デーンズのロミジュリよりもこっちの方が古典的な感じ。でもすごくピュアで感動します。

  • スクリーン紙に良く出ていたオリビア・ハッセーが悩ましい。こんな純粋な女性がいるものかと、当時
    感動。シエイクスピアの原作を読んでも、感激した。

  •  名前だけしか聞いたことがないので、一度視てみようと思った。『マザー・テレサ』を視たので、オリビア・ハッセー主演のものを選んだ。
     一言で言うと「激情版」と言うべき内容だった。主人公が友人たちとふざけ合うシーンを除くとすごく展開が早い。調べてみると、全部で五日間の物語だと言う。たった五日間で結婚や自殺をしてしまうのか……。物語とは言え、早過ぎないかと思った。
     ロミオとジュリエットは悲恋の代名詞として知られているが、少なくともロミオは手本にすべき男性ではないと思った。ジュリエットの手袋になりたいとか言うし、結婚したばかりだというのに、友人を殺され怒りで我を忘れ仇を取ってしまい追放されるし、神父様にも外見は男だが中身は女みたいだな、と言われるし……。結構、酷い人物だ。また、幾つか「良かれと思って」したことが「悲劇的な結末の引き金になる」点を見ていると、虚淵玄の作品を思い出す。悪行に悪の報いがあるのは当然としても、善行に善の報いがあるとは限らない、という価値観が共通しているように思える。この「理詰めで行き着く悲劇」という点が好かれたところの一つなのかも知れない。
     初めは星三つにしようと思ったが、最後の場面で領主が「皆が罪人だ」と叫ぶシーンを見て星四つにした。恋愛だけではなく、諍いによって生まれた悲劇を描いた作品としても視ることができる。脇役も含めて、誰しもが自分の信じている正しいことをしようとしたのだろうが、その食い違いが悲劇を生んだ。足並みを揃えることが大事なのかも知れない。

  • 美しすぎる。

    母がこの映画にハマるわけがわかった。

  • オリビア・ハッセーが可愛すぎる。。。衣装もすごく素敵。
    話はつっこみどころ満載です(笑)

  • オリビア・ハッセーがきれい

  • そうか、ロミオとジュリエットはおかたい古典なんかじゃなくて、現代にも通じるティーンの物語なんだ、って。14世紀のヴェローナを舞台に現代的解釈をやってのけたところが素晴らしい。フランコ・ゼフィネッリってすごい監督だなあ、というはなしです。

  • 2009年6月25日(木)、昼に髪を切りに行き、帰宅して昼食後、のんびり見た。

    オリヴィア・ハッセーがジュリエットを演じた、1968年の映画『ロミオとジュリエット』。

    ピアノでこのテーマ曲を弾くことになってから、ずっとこのDVDを探していたがなかなか見つからず(ディカプリオのは売ってるんだが)、Amazonで注文して購入した。

    ピアノの先生がこの映画を大好きで、当時映画館に毎日通い、一日じゅういてこれを繰り返し見ていたそうだ。レッスンのときにいつもこの映画の話を熱く語って聞かせてくれた。そんなに良いのなら見てみようかな、この曲を弾くのにもいいだろうし、ということで見ようと思ったのだ。

    『ロミオとジュリエット』と言えば、シェイクスピアのあまりに有名すぎる戯曲で、読んだことがなくても、また劇などを見たことがなくても、ストーリーはだいたい知っている。ジュリエットが窓辺で物思いにふけり、「おおロミオ、あなたはどうしてロミオなの」と言うシーンや、自分の胸に短刀を突き刺しロミオの上に倒れ込み死んでしまうシーンなどの映像も、どこかで見たことがあった。ただ細かいいきさつなどはちょっとあやふやな部分もあったので、このDVDを見たことでそれらが確認できて、すごく良かった。DVDのおかげで映像がきれいなので、まったく古さを感じなかったし。

    それにしても、恋ってやっぱりすばらしい。ロミオがキャピュレット家に忍び込み、ジュリエットと愛を語り合った後の帰り道、満面の笑顔でうれしそうにぴょんぴょん跳ねながら帰るロミオは、心が浮き立ってしまってあふれ出す喜びを抑えきれない様子がひしひしと伝わってきて、こっちまでウキウキしてしまう。また、会いたくて仕方なかった二人が教会でやっと会えたとき、はやる気持ちを抑えられずロレンス神父をはさんで会話するシーンでも、お互いしか見えていず、胸が激しくときめいているのがよくわかる。二人にはハートと音符があふれている。このふたつのシーンは、これぞ「恋の歓び」という好例。二人のキラキラ輝いている瞳は、見ているものまで幸せにする。

    しかし悲劇が……。全部マキューシオが悪い、とピアノの先生と語り合った。あいつが余計な挑発をしなければあんなことにはならなかった。でも、血気盛んで無茶をしてしまう若者マキューシオを、あの役者はうまく演じていると思う。あとロレンス神父。そもそもあの計画も悪かった。かわいそうに。とはいえこういった要素があるから成り立っている名作なのであって、それがシェイクスピアなのだ。本当に、悲劇だ。

    この映画は、オリヴィア・ハッセーのジュリエットがかわいいという評判だが、ロミオを演じたレナード・ホワイティングもかっこいい。いわゆるイケメンで、いいカラダをしている。もちろんオリヴィアもかわいくて、セクシーで、とても魅力的。布施明が惚れるのも無理はない。そんな彼女と、この「スウィートでジェントルでメランコリー。理想的なロミオ(by フランコ・ゼフィレッリ監督)」だからこそ、この映画が、印象深く一度見たら忘れられなくなる映画になっているのだと思う。

    そしてもちろん、この映画を忘れらなくなるのには、テーマ曲の存在も欠かせない。せつないメロディーはこの映画にぴったり。これを見てから、この曲をピアノで弾くたび、ロミオとジュリエットの顔が浮かんでくる。自分ではまったくわからないが、先生は「映画を見る前とはやっぱり音色が違いますね」と言ってくださった。

    いろいろな意味で、わたしにとっても忘れられない映画になった。これからも繰り返し見たいと思う。

  • 小学生か中学生で初めて見た時、涙でなんか色々ヤバかったなぁ…。古いけど、ディカプリオの現代版のより断然こっちの方が好き。

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