恋する惑星 [DVD]

監督 : ウォン・カーウァイ 
出演 : 金城武  ブリジット・リン  トニー・レオン  フェイ・ウォン 
制作 : ジェフ・ラウ 
  • ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
3.78
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  • (9)
本棚登録 : 673
感想 : 121
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4580120519270

感想・レビュー・書評

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  • 5年間付き合った彼女にふられた警官223番(金城武)は、彼女のことが忘れられず、自分の誕生日に賞味期限を迎えるパイナップルの缶詰を買い続けている。
    寂しさを紛らわすために麻薬の運び屋(ブリジット・リン)と、行きずりの一夜を過ごす。同じ頃、ハンバーガーショップの店員(フェイ・ウォン)は、夜食を買いに来た警官633番(トニー・レオン)と出会う。
    彼に淡い恋心を抱いた彼女は、偶然手に入れた彼のルームキーを利用して彼の部屋に忍び込んで模様替えを始める。
    香港のニューウェイブ監督ウォン・カーウァイが、独特な映像美で描くラブストーリー。
    ハイスピードカメラで撮影した独特なスローモーションなどを使った独特な映像美と「その時、彼女と僕の距離は、0.1ミリ。57時間後、彼女に恋をした」「缶詰にも期限切れがある。彼女には、僕は缶詰と同じか」「理解なんて虚しい。好みは一夜で変わる」「どこへ行きたい?君とならどこへでも」など村上春樹に影響を受けた文学的な台詞や「夢のカリフォルニア」「夢中人」などクールな音楽が、泥臭い印象だった香港映画のイメージを変えたヌーベルバーグ的なラブストーリーです。
    何よりも、恋した時の踊り出したくなる気持ちなど、誰しも経験した恋愛した時の説明出来ない気持ちを見事に映像で表現出来ていることが、忘れられない恋愛映画になっている理由ですね。
    例えば、フェイ・ウォンが、トニー・レオンの部屋中に自分の存在を散りばめていくシーンは、グランベリーズの「ドリームス」に合わせて踊るように動くフェイ・ウォンの軽やかなキュートさもあって、恋するウキウキ気分を見事に表現した名場面です。
    クエンティン・タランティーノ監督も絶賛し、海外で自らの配給会社で公開しました。
    特に、フェイ・ウォンの恋に恋するヒロインの軽やかな可愛らしさやいい加減な恋のアドバイスをするハンバーガーショップの主人も、素敵です。スタイリッシュなだけじゃなく、コミカルなシーンもあるし、キラキラしたキュートなラブストーリー映画です。

  • 20年以上前にもウォン・カーウァイ監督作品にハマって過去に何度か観た作品、20年ぶりくらいに観ました。
    最初観た時から自分の年齢も上がったので20年以上前と違う感覚でみてました。
    若いトニーも金城武さんも可愛い。
    20数年経って、当時斬新だった撮影手法も見慣れた感じに、でも最初にやった人はすごい。
    今思ったことは20数年経って時代を一周まわって、今またかっこいいと感じた事。
    この時代の香港に行ってみたいな。

  • 雰囲気が好きです。色彩キレイ。
    2部構成なのかな?前半は223番の金城武さんにキュンとし、後半は633番のトニー・レオンさんにキュンとしました。ふたりとも捨てられた犬みたいで…構いたくなる。若い。

    金城武さんも魅入りましたが、石鹸とかタオルに話しかけるトニー・レオンさんの破壊力と白ブリーフ。今度から、探し物が出てきたら「隠れてないで現実に立ち向かえ」って言いたいです。
    フェイ・ウォンさんキュートだけれど、よく考えたら不法侵入して勝手に小物とか変えてるの怖いな……深く考えたらいけない。。


    メモ:香港では小学校に上がると担任の先生から英語名付けられて、そのまま大きくなっても使ってる人がいるのだそうです。愛着出るらしい。たぶん、返還前の話だとは思うけど(職場の同僚がオーストラリア在住時代に級友の香港人から聞いたエピソードなので…)

  • 香港映画に興味を持つキッカケに。ウォン・カーウェイとクリストファー・ドイルの映像美は不朽。花様年華、2046、マイブルーベリーナイツなど他にも色々観た。

  • 公開当時から、
    熱狂的ファンが今でもいるのは理解できる。

    スタイリッシュで、
    香港の喧騒が美しく、
    登場人物たちの喪失に纏わる物語は、
    儚くて綺麗だ。

    しかし!しかし!!
    私はどうしてもこの病的世界には共感できないし、
    特にフェイ・ウォン演じる女性の行動が、
    最初から最後まで恐怖でしかない。
    あー、怖い。
    サイコホラーかと思った。

  • トニー様の白ブリーフ見るだけでも価値あり♥️ まぁ恋をしたのに近付かないわけとか今なら理解できるかなと思う。好きってだけじゃダメなんだよね明日へ続くために。大好きですトニー・レオン♥️

  • いい映画だったが「天使の涙」を先に観てしまっているとあの疾走感がないのがちょっと…。でも小ワザが効いていてよい。“大きな惑星の上のささやかな恋”。19961007

    やっぱりかっこいいね。19970316

  • むかし見たときは、まだ無名だった金城武がいきなり日本語を話し出すシーンにびっくりしたものです。このつかみどころのない人物とストーリーとは、決して好みではないのですが、久しぶりに見てみると、思ったほど悪くないです。

    前半の金城武のパートと、後半のフェイ・ウォン&トニー・レオンのパートがスイッチするところがうまい。モンチッチヘアのフェイ・ウォンも最初は「うわっ」と思ったのですが、話が進むにつれて可愛く見えてくるのが不思議。気まぐれで、プイッと姿を消して戻ってくる彼女は、「時代屋の女房」の夏目雅子を思い出したり。

    ママス&パパスの「夢のカリフォルニア」やクランベリーズ(ドロリス嬢に合掌)「 Dreams」のカバーなど、音楽も印象的で、多面的な魅力のある映画ですね。

  • ウォン・カーウァイ監督、クリストファー・ドイル撮影のカッコイイ香港映画として当時みんな観ていたよなあと懐かしく思い出しました。金城武が1994年5月1日賞味期限のパイン缶を買いあさるシーンは覚えていました。2つの話が登場するのですが、ストーリーはフェイ・ウォンとトニー・レオンの組み合わせの話の方が楽しいです。部屋の模様替えグッズはLOFTで買い物をしたようです。フェイ・ウォンが黄色い買い物袋を下げています。フェイ・ウォンの歌声が美しいです。

  • 金城武とブリジット・ウォンの話と、トニー・レオンとフェイ・ウォンの話の二部構成。フられナンパ男の話とストーカー女の話なんだけど、愛おしくて仕方ない。個人的には前半が好き。

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