ジャーヘッド プレミアム・エディション [DVD]

監督 : サム・メンデス 
出演 : ジェイク・ギレンホール  ジェイミー・フォックス  ピーター・サースガード  ルーカス・ブラック  クリス・クーパー 
制作 : ウォルター・マーチ 
  • ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
3.32
  • (8)
  • (26)
  • (62)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 155
感想 : 39
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4580120519393

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ドンパチのない戦争映画。ちとわかりにくい箇所も

  • 湾岸戦争で派兵された海兵隊員の話。
    戦闘シーンはほとんど無いが、戦争や軍隊の異常性(良いとか悪いとかではなくて、一般社会とはかけ離れているという意味です)は良く描けている。
    イラクに放火された油田の夜の光景が印象的だが、戦争という異常現象でしか見られないある種の美しさがまた、視聴者に戦争の狂気を思い知らせる。

  • 二回目。
    前回見たときと、印象が違う。
    しんどい話だ。
    人間はたぶんこうやって壊れていくんだ。

  • ストーリー
    ジャンルは戦争映画なのだが、従来の作品とは、かなり印象が違う。戦闘シーンがほとんどないこと。そして、主人公たちの戦争への意識も独特。湾岸戦争を背景にした本作は、現代の戦争におけるアメリカ、つまり戦地へ向かう側が、どんな状況になるのかをリアルに見せている。かと言って、小むずかしい内容ではなく、むしろ、ひとりの青年の青春ストーリーのような軽さが充満しているのだ。原作は、実際に湾岸戦争に従軍した兵士の告白本。サム・メンデス監督のシニカルな視点が、うまく機能した一作だ。
    野心を持って海兵隊に志願したアンソニーだが、彼を待っていたのは、予想外の訓練や、戦地のサウジアラビアへ行ってもひたすら待機する状況。戦意が高揚しているのに戦えない兵士たちの微妙な心理を、主演のジェイク・ギレンホールを中心に、キャストが個性たっぷりに演じている。戦地での乱痴気パーティなど笑いを誘うシーンと、顔も判別できない死体といった衝撃映像が強烈なコントラスト。戦争という特殊な背景ながら、自分の入った環境が思ったとおりではなかったという設定が、人生のさまざまな側面と重なるのもおもしろい。(斉藤博昭)

  • 戦争下では、兵士は異様な興奮の中にいる。
    それがとても生々しかった。

  • 戦争のリアル。

    淡々とすすでゆく。

    虚無感すら感じる作品。

    静けさを帯びた恐怖。

  • 銃撃戦はないが、カメラワークの良さや心境の変化がとても興味深い。飾り気がない分、とてもリアリティがあり、戦争による喪失感がとてもよく出ている。おすすめ。

  • 戦争映画でなく兵士の葛藤ドラマ たまにはこういう視点もいい さすがサムメンデス監督

  • 結局、兵士とは広い意味でバカか気の毒な人の2カテゴリーに分類されるのではないかと思った。

  • 湾岸戦争のリアルを描いた作品とのことだが、実際の戦闘シーンは皆無に等しく自分としては物足りなかった。歩兵レベルでの活躍が少なくなった、という意味でリアルなのかもしれないが。

    主人公、および、彼の相方は最後は「人を殺したい」思いに取りつかれ、危うくただ殺したいがためだけに殺しかける。メタ的に考えると、何か役割を与えられてそれを全うできない場合、その役割をただ果たすことが目的となってしまう(大きな目標を見失ってしまう)という意味では、非常に人間心理がよくわかった。
    また、途中ラクダの隊商(?)と出会ったときに、真偽のわからない「左手をあげるのは無礼」という情報をもとに、相手方が左手を上げたから撃とうとする、という判断基準も極限状況の描写としてすさまじい。

    総じて、実話に基づいているからこそ、単調の部分も多く、期待外れではある。

  • 今の戦争を説いた映画。
    音楽がいいね
    フルメタルジャケットや地獄の黙示録を知ってるなら、なお楽しめるかな

  • 湾岸戦争に派兵された海兵隊員の体験を、冷めたユーモアを交えて描く異色作。米軍のエリートとして高いプライドを保つ海兵隊は、軍事主義と男らしさの病に冒された存在でもあるが、圧倒的な物量とハイテクによって米軍が完膚無き勝利を収めた1991年の湾岸戦争は、「ベトナム戦争の息子たち」が育てられてきた男らしさとプライドを損なう機会でもあったのだ。無為に砂漠で日々を過ごしたあげく、「一人でもいいから敵を殺したい」と切望しながら許されずに泣き崩れる兵士の姿は、皮肉かつ滑稽でもある。
    とはいえ、この一人の兵士の挫折経験の意味する問題はそれ以上深く追及されることなく、海兵隊員たちの絆を甘ったるく追想するようなエンディングには、やはり物足りない。この距離の置き方がメンデスらしいといえるのかもしれないが。
    主演のジェイク・ギレンホールとピーター・サースガードはとてもいい。

  • 戦争系の映画では1番好きな一本。
    現代の戦場というの描写がリアルな感じが出てて、
    すぐそこにあるどんよりした狂気なんかも伝わってきて面白かった。

    脚本が結構面白かった。
    俳優の演技も狂気じみてて気迫のあるいい演技だったな。

  • イラク戦争下の海兵隊狙撃兵の自伝を基にした戦わない戦争映画。軍人(というか海兵隊)ってマジで修学旅行の男子中学生級に下劣だよね。異論は認めん。
    油田炎上中の砂漠シーンが美しい。原作も面白そう(http://yosh-nollie.jp/blog/2010/11/jarhead-a-marines-chronicle-of-the-gulf-war-and-other-battles/)。

  • 特典の映像を見てがっかりした。
    本作自体は今の戦争の雰囲気がかなり伝わってきた。

  • 海兵隊のスナイパーの話。入隊・訓練・サウジアラビア駐留・イラク派兵まで。
    イラクでの戦争では、銃火器を使うシーンがなくて、これが現代の戦争なのかと感じた。

  • サム・メンデスが戦争を撮るとこうなるのか、という演出が見られて、他とはまた一味違った戦争映画になっていると思います。この人の魅せる映像美って、どんなジャンルでもそれなりの威力があるなと思いました。ガソリン燃えてる所とか、非常に美しくて現実味がなくていい。

  • 最高の生き方がある。
    そう信じて、僕は戦場に向かった――

    メディアが暴けなかった湾岸戦争の真実が、ここにある

  • 最初のシーンは『フルメタルジャケット』へのオマージュでしょうか。

    それ以外は特に。

  • ジェイク・ギレンホールが見たいがために借りた映画です。

    今まで見た戦争映画とは違った戦争映画でした。
    今まではどんぱちと戦うシーンがメインだけど、
    そういうシーンはほとんどないです。
    実際はこういうことが多いのかなって思った。
    戦うことができない鬱積が日に日に増す様子がひしひしと伝わってきてすごいと思った。

全39件中 1 - 20件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×