プライベート・ライアン [DVD]

  • 1233人登録
  • 3.80評価
    • (163)
    • (259)
    • (228)
    • (31)
    • (3)
  • 155レビュー
監督 : スティーブン・スピルバーグ 
出演 : トム・ハンクス  トム・サイズモア  エドワード・バーンズ  マット・デイモン  バリー・ペッパー 
制作 : ロバート・ロダット 
  • パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン (2006年7月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113757317

プライベート・ライアン [DVD]の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • DVD

    ノルマンディー上陸作戦下、一度に3人の息子を亡くした母親のために、残る末の息子を帰国させよという任務が下り、トムハンクス率いる部隊が敵地へ救助に向かう物語。

    ジョバンニリビシの"寝たふり"の話が胸に刺さった。私にも思い当たる節があったからだ。

    ファックヒトラーと叫び、アメリカ国家を歌って命乞いするドイツ兵、無理やり戦う理由をこじつけようとするトムハンクス、死に際に母を呼ぶ兵士たち……彼らは何のために戦っているのか?どうして戦わなくてはいけないのか?

    数人の犠牲を出しても、息子を亡くした母親のために一人の青年を救助するという作戦は、国民の支持を得るために非常に政治的な選択だ。
    命の重みは1人、2人と単純に計算できるものではない。では何を基準にして考えたら良いのだろう。
    戦況を理解するだけではなく、そこに"人間"がいるのだという事をはっきりと理解させられる映画だった。

  • 【コメント】
    冒頭のオマハビーチ上陸の戦闘シーンが衝撃的
    だった。絶望的な戦場にいる兵士の気分が、
    疑似体験できるほどの臨場感だ。
    だから戦闘シーンの迫力に目を奪われて
    しまうけど、見どころはそこだけじゃない。
    いや、本当はソコ(アクション)じゃないん
    だろう。

    *** 人道主義の矛盾

    全ての息子たちが戦争にいってしまった
    母親が、ある日、三人の息子たちの訃報を
    一日のうちに受けることになる。そんな
    母親を不憫に思い、せめて最後の末息子を
    帰還させてやろうと軍上層部は、ただ一人
    の兵士を帰還させるための救出作戦を命令
    する。だが、戦争のなかで見せるそうした
    ヒューマニズムは矛盾を生み出す。
    その矛盾とは一人を助けるために犠牲になる
    他の命。

    問題なのがそれが自発的な犠牲ではなく、
    強制される犠牲ということだ。

    この映画は、そうした矛盾に巻き込まれた
    人間たちのエピソードが描かれている。
    そこに生じたそれぞれの立場の人間たちの
    苦悩が。

    この作品はフィクションだが、もとになった
    実話があるんだそうな。ということは、現実に
    このようなことはままあるのだろう。

    【内容】
    第二次大戦のノルマンディー上陸作戦で、
    たった一人の兵士を救出するために組織
    された、レンジャー部隊の戦いを描く。

  • タイトルに名前があるにも関わらず、ライアンがなかなか出てこないことにイライラしました。

  • 戦争映画でこれを超えるものは見たことがない。
    何もかも、全てにおいてパーフェクト。

    (あらすじ)
    1944年、第二次世界大戦末期。

    連合軍はドイツ領フランスに侵攻するため、ノルマンディー上陸作戦(D-Day)を決行する。

    激烈を極めたこの上陸作戦で、3人の兄を亡くしたライアン2等兵(マット・デイモン)。

    彼を無事に故郷に送り届けるため、ミラー大尉(トム・ハンクス)を隊長とする8人の特命隊が組まれた。
    軍上層部の絶対命令に疑問をもちながらも、8人は過酷な状況をくぐり抜けてライアンを探すため前線へと進む・・・
    ――――

    本作では正面から戦争を描く事がテーマとなっている。

    「1人の新兵の命と、8人の命」

    それは“国と国”というマクロ的な図式のものではなく、“人間と人間”というミクロなもの。

    『戦争の中で一兵士が遭遇する現実とはどんなものだったのか』

    そこに本作の真意があると感じる。

    映画が始まってすぐに観客はオマハビーチへと誘われ、そこで繰り広げられる地獄絵図を目撃する。

    上陸艇のゲートが開かれた途端、機銃の掃射によって崩れる体。

    海に没した者には海中までにも銃弾が襲いかかる。

    吹き飛んだ兵士が、自分の片腕を求めて幽鬼のごとくさまよう姿。

    降り注ぐ銃弾の中、生死を分けるものはほんのわずかの運命でしかないということ。

    ここには徹底したリアリズムのみが存在する。

    戦死とは“銃で撃たれたら倒れること”という映画特有の約束事を本作は完全否定している。

    戦場で死ぬ事がどれほど唐突で日常的か、人間の肉体がいかに簡単に破壊されるものなのか、スピルバーグのリアリズムはそこを忠実に再現する。

    この点がその他の戦争映画とは、はるかに次元が違うと感じる理由である。

    そして従軍カメラマン視点のハンディカメラによる撮影。その圧倒的な戦闘描写は話題をよんだ。

    戦闘シーンだけでもこの作品の存在意義はあるのだが、ライアン二等兵を探し求めるという内容も用意周到で面白い。

    前線に送り込んでおきながら、兄弟の死を知るや、一方的に帰還を命じる軍部。

    そのために多くの人命が危険にさらされるという事は無視されるという矛盾と皮肉。

    劇中で兵士たちが口にする“フーバー”という言葉の重み

    “戦場で死ぬ事”を執拗に活写した結果、そこから浮き彫りにされる “戦場で死なない事”の重みはプロローグとエピローグの描写を得て観る者の心に迫る。

    ≪ラストシーン≫

    ミラー大尉:「お前の犠牲になった何人もの命を抱えて、しっかり生きろ」



    年老いたライアンは墓に花輪をたむけ、涙を流している。その後ろには家族の姿が映し出される。
    ライアンの子供夫婦と孫。ミラー大尉らが命を賭けて救ったライアンの命。彼は祖国に帰り、家庭を持ち、孫までいて幸せに暮らしている。

    年老いたライアンは墓前の前でつぶやく。

    「隊長の言葉を一日も忘れたことは無い。その為、一生懸命に今日まで生きてきた」

    「僕は良い人間なのか・・価値のある人間なのか・・」

    これは、極限まで戦争のリアルを表現しきったからこそ出る重みのある言葉なのかも。

    “先人が今の平和を願い戦って築いた今をどう生きるのか”

    その痛みを知らない自分達だからこそ、観る価値が有る映画だと感じる。

  • 史上最大の作戦であるオマハビーチ上陸作戦という
    序盤からクライマックスのようにインパクトがある先頭シーンで始まり
    その後は、一人の為に大勢の人間が命をかけて任務に当たるという
    体裁を取り繕う上層部と現場との考え方のギャップをテーマにしながら
    それでも忠実に任務を果たす様は、見ていて感動を覚えた。

    戦争映画がお好きな方は、まずは見るべき1作品だろう。

  • 3人いた兄を全て戦場で亡くしたライアン二等兵を救出するために駆りだされた、ジョン・H・ミラー率いる8人の小隊の物語。とにかくすごいのは、冒頭20分のノルマンディー上陸作戦とクライマックスの市街戦で、映画史上に残る迫力満点の戦闘シーンは凄まじいの一言に尽きる。血がしぶき、肉が飛び散り、内蔵がこぼれ海が真っ赤に染まる一大残虐絵巻。これを見たらもう他の戦争映画はみんな嘘っぱちに見えるぜ!

  • 有名ですが、冒頭の戦闘描写は圧巻の一言。観るのが辛いような痛々しい描写も含まれますが、自分が体験しているような錯覚を受けるくらい、リアルな戦闘の恐ろしさが身にしみます。
    その他の部分も概ね素晴らしいこの映画ですが、ドイツ軍との戦闘の結末だけは好きじゃありません。それまではまるで現実に起こったことかのように、没入して観れていたのですが、あの結末シーンでああ、やっぱりただの映画なんだ......と一気に現実に引き戻されてしまいました。

    そんな幻滅した中でも、ラストシーンはライアンの心境を思うと泣けました。
    そんな良いラストだっただけに、あの戦闘の結末さえなければ(個人的に)完璧な映画だったのに、と思えてしまいます

  • 夏になると戦争について勉強しなきゃと毎年思うのですが、この映画は描写がリアルで本当に戦場にいるような気分になりました。物語もキャラクターもよく作られていて、みてよかったです。

  • とてつもなくえぐられた。

    冒頭から絶望的な上陸シーン。
    どんな無茶苦茶な作戦であろうと、降り立てばそこは戦場であり、死ぬまで闘わねばならない。
    いとも簡単に人は死に、大切に生きてきた10何年は一瞬で消える。

    ミラー大尉のいった「気の進む作戦なんてあるか?」
    これは言い得ている。誰も戦争なんてやりたくない。誰かのためにやるのでもない。ただただ、自分が胸をはって故郷へ戻ることができればいい。

    本作では、前線の兵士たちの戦闘を、めちゃくちゃな臨場感をもって擬似体験した。戦争への嫌悪感を強く強く感じた。

    戦争を知らない私達だけど、遠い昔のことなんて言わないでほしい。現実に戦争は起こり、この悲しみ、絶望を経験した人がたくさんいる。酷い亡くなり方をした方もたくさんいる。生きていることを何よりも幸せだと思って、大切にしないといけない。

  • 押井より

全155件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

プライベート・ライアン [DVD]に関連する談話室の質問

プライベート・ライアン [DVD]に関連するまとめ

外部サイトの商品情報・レビュー

プライベート・ライアン [DVD]を本棚に「観終わった」で登録しているひと

ツイートする