THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション [DVD]

監督 : 三谷幸喜 
出演 : 役所広司  松たか子  佐藤浩市  香取慎吾  篠原涼子  戸田恵子  生瀬勝久  麻生久美子 
  • 東宝
3.56
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感想 : 224
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104034793

感想・レビュー・書評

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  • 三谷幸喜を連続して観ているが、その4本目。
    映画の最初の方の場面で、八木亜希子と田中直樹がホテルのレストランで食事をしている場面が出てくる。田中直紀が八木亜希子に向かって、「また家を建てるの?」と問いかけている。この映画の前に私が観た「みんなのいえ」は、田中直樹と八木亜希子の夫婦が、自分たちの家を建てようとする映画である。その映画を観た人には、この場面はくすっと笑える場面だ。

    日経新聞は経済の硬い記事ばかりを扱った新聞と思われているが、実際には経済記事以外にも面白い記事が多い。例えば、今朝の日経新聞の最終面の「文化」欄に、松重豊がエッセイを書いていた。松重豊は小さい頃から背が高く、例えば着る服がなくて苦労したこと等が「巨人のロングコート」という題名のエッセイにまとめられている。松重豊は、1963年生まれなので、もうすぐ60歳になる。そのエッセイの中に、三谷幸喜が出てくる。松重豊が学生時代に、三谷幸喜と自主映画で知り合ったこと、また、三谷幸喜自身の劇団の旗揚げ公演に出演したこと、等が書かれている。松重豊は、本作には出演していないが、「マジックアワー」に出演していた。2人が映画や演劇を通じての学生時代からの知り合いであることを読み、なかなか面白いな、と思った次第である。

    三谷幸喜の映画は、明るく観ることが出来るところが好きだ。ドタバタ喜劇のように見えて、構成や脚本はち密だと思うし、実力の確かな俳優を多く使っているところも好きだ。まだ何本か映画の監督をされているので、続けてそれも観てみようと思う。

  • 三谷幸喜氏、おおハジケ。
    ぐるぐる、ぼけぼけ。
    勘違いのオンパレード。
    そういう意味ではシェイクスピアの「真夏の夜の夢」
    眉間のしわを取り去って楽しみましょう。

  • 大晦日、様々なイベントが目白押しでごった返すホテル・アバンティ。そんな時に副支配人の新堂は別れた妻と再会。妻は再婚していたが、その再婚相手はホテルの目の上のタンコブであるコールガールのヨウコと浮気を。そんなことは知らぬ新堂は、つい元妻に見栄を張って大嘘をついてしまう……。という話はごく1部。主な登場人物だけで20名以上もおり、それらの人々が織りなす2時間の物語がリアルタイムで、しかも絶妙に絡み合って展開していく。面白いのは舞台っぽいところ。あえて1シーン1カットにこだわった撮影が舞台っぽさを強調し、ちょっとやりすぎではと思える笑いの要素(特殊メイクなども含めて)も引っ掛かることなくサラリと見せてしまうのだ。三谷ワールドは全開だし、俳優たちの演技合戦も相当に楽しい。観て損なしの作品だ。(横森文)
    「Amazonレビュー」より

    笑いたいと思ってレンタルしてみた.
    大みそかの高級ホテルでのドタバタ喜劇.それぞれの役者さんがそれぞれ主役のストーリが一つのホテルの中で同時に進行していてそれらが破綻なくからまっていてめっちゃ面白かった.
    いちいちが、ありえなさそうで、でも、なんかこの人ならやりそう…な感じのくすっとした笑いから大口開けての笑いまで、小気味よく続く感じが絶妙.
    やっぱいろんな人が泊まっていろんな人が働いているホテルていろんなドラマが生まれやすいんだろうなと思う.ホテルに行くというのは非日常.仮面をかぶった人たちが織りなす、それぞれが真剣な、でもそれゆえにそれぞれがどこか滑稽なストーリが面白かった.

  • 「一方その頃、、、」形式で描かれるハッピーコメディ群像劇。虚心坦懐に笑えるのが良い。
    男たちは見栄っ張りで優柔不断で煮え切らなくて、情けない。女たちは優しい強さで、包み込み尻を叩いて男を促す。自分の行く道を自分で切り開いて前進するのも女たちのほうなのだった。男の幼稚さと女の強かさの対比が印象に残る。
    そして、そんな女性を演じる女優陣が総じてチャーミング。この際だからどなたかひとりを、と選ぼうとして選び切れなかったぐらいに皆さんが、チャーミング。

  • 佐藤浩市が好きなので、
    とても素敵でしたw

    群像を描くのは、
    やはり三谷監督の得意技ですね。
    カメラワークといい、
    構図の中でどのように人が動くか、
    人が写るのか、
    などなどが突き詰められていて、
    非常に興味深い。

    ただ、
    佐藤浩市と役所こうじが素敵なこと以外の魅力は、
    どうにもこうにも欠けていた。
    皆素晴らしいが、素晴らしいが飽和すると均等になる。

  • 最初映画館で観たときぐっちゃぐっちゃしてるなあって思った記憶しか残ってなかったんだけど、改めて観たらたくさん笑った。役所広司サイコー。あれだけの人が登場して、それぞれ見せ場があって、最後にはまとまって。感心します。それにしてもなんにしても役所広司です。サイコー。

  • 嫁さんが借りてきていた『THE 有頂天ホテル』を観ました。

    笑えた。
    抱腹絶倒って感じじゃないんだけど、、、
    大笑い少々とクスクス笑い盛り沢山って感じですね。

    -----story-------------
    都内の高級ホテル"ホテルアバンティ"。
    新年のカウントダウンパーティーまであと2時間あまり。
    その成否はホテルの威信に関わり、これを無事終えることが副支配人の新堂平吉に課せられた責務。

    ところが、そんな新堂をあざ笑うかのように、思いも掛けないトラブルが次々と発生する。
    刻一刻と新年のカウントダウンが迫る中、従業員と"訳あり"宿泊たちを襲う数々のハプニング。
    はたして彼らは無事に新年を迎えることができるのか?
    -----------------------

    登場人物が多く、人間関係も複雑なんだけど、登場人物のキャラクター設定がキチンとできているせいか、不思議と相関関係がわかりやすい。

    序盤から、多くの出来事の伏線が張られているんだけど、エンディングでは、全てが上手く結びつく。

    さすがは「三谷幸喜」って感じですね。

    -----------------------------------------------------------
    監督: 三谷幸喜
    製作: 亀山千広
        島谷能成
    プロデューサー: 重岡由美子
               小川泰
               市川南
    エグゼクティブプロデューサー: 石原隆
                       佐倉寛二郎
    脚本: 三谷幸喜
    撮影: 山本英夫
    美術: 種田陽平
    編集: 上野聡一
    音楽: 本間勇輔
    照明: 小野晃
    録音: 瀬川徹夫
    助監督: 石川久
     
    出演:
     役所広司    副支配人(宿泊部長)・新堂平吉
     松たか子   客室係・竹本ハナ
     佐藤浩市   国会議員・武藤田勝利
     香取慎吾   ベルボーイ・只野憲二
     篠原涼子    コールガール・ヨーコ
     戸田恵子   アシスタントマネージャー・矢部登紀子
     生瀬勝久    副支配人(料飲部長)・瀬尾高志
     麻生久美子   憲二の幼馴染・小原なおみ
     YOU   シンガー・桜チェリー
     オダギリジョー    筆耕係・右近
     角野卓造    堀田 衛
     寺島進    スパニッシュマジシャン・ホセ河内
     浅野和之   武藤田の秘書・神保 保
     近藤芳正   板東の息子・板東直正
     川平慈英   ウェイター・丹下
     堀内敬子   客室係・野間睦子
     梶原善   徳川の付き人・尾藤
     石井正則   ホテル探偵・蔵人 (アリtoキリギリス)
     榎木兵衛   腹話術師・坂田万之丞
     奈良崎まどか   ホセのアシスタント・ボニータ
     田中直樹   飯島直介
     八木亜希子    飯島民子
     原田美枝子   堀田由美
     唐沢寿明    芸能プロ社長・赤丸寿一
     津川雅彦   会社社長・板東健治
     伊東四朗   総支配人
     西田敏行   大物演歌歌手・徳川膳武
     
    声の出演:
     山寺宏一    ダブダブ

  • 2回目の視聴。もちろんコメディなんだけど、それだけにとどまらない生き方みたいのが凝縮されていたり、謎めいたところもあったりして三谷脚本では一番これが好き。

  • 面白い。
    毎年年末になるとこれを見たくなる。
    なんか元気が出る。

  • 2005

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著者プロフィール

1961年生まれ。脚本家。近年のおもな舞台作品に「大地」「23階の笑い」「日本の歴史」「ショウ・マスト・ゴー・オン」、ドラマ作品に「風雲児たち?蘭学革命篇?」や「誰かが、見ている」「鎌倉殿の13人」など、映画監督作品に「清須会議」「ギャラクシー街道」「記憶にございません!」などがある。また、おもな著書に『三谷幸喜のありふれた生活』シリーズ、『清須会議』など。

「2022年 『三谷幸喜のありふれた生活17』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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