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- / ISBN・EAN: 4547462029348
感想・レビュー・書評
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「サタデー・ナイト・フィーバー」よりも「ショートサーキット」の方がぼくには馴染みやすい監督ジョン・バダムの「ウォー・ゲーム」は、ぼくが初めて映画原作を読んだ作品として記憶している。それほど読書家ではなかったぼくが早川SFのノベライズをわざわざ買って読んだほど思い入れが大きかったのは、やはりリアリティが非常に高かったからだと思う。
公開当時の1983年はまだ米ソの冷戦が続いていた時代だ。1978年にソ連がアフガンに侵攻し、そのために1980年のモスクワオリンピックを日本を含む西側諸国がボイコットした。逆に東側諸国も1984年のロサンゼルスオリンピックをボイコットするという対立関係は1989年のマルタ会談でゴルバチョフとブッシュが冷戦の集結を宣言するまで続いた。
米ソ冷戦の最大の脅威は、核戦争に発展しかねない東西の関係性である。アメリカもソ連も核開発をいたごっこのように進めていた。資本主義と共産主義の対立は東西諸国を巻き込んで拡大していた。同時にコンピュータの急速の発展により、戦争はコンピュータ制御により進められるようになる。しかしながら、開発間もないコンピュータには今では信じられないような脆弱性を抱えており、当然ながらハッキングやクラッキングなども横行していた。事実この作品が公開された当時に、ハッカーにより核ミサイルが発射寸前になったなどという噂が流れたのである。
時代的にもリアルなストーリーなだけに、コンピュータゲームに夢中だったぼくはこの作品にすごく興味をそそられたのだと思う。当時熱狂していたATARI社のアーケードゲーム「ミサイルコマンド」のゲーム画面そのままのビジュアルが、映画の中の戦略モニターに映し出されたときには圧巻であった。コンピュータの暴走による危機的状況を主人公が解決するという今では使い古されたプロットではあるが、今でも懐かしく思い出せる大好きな作品のひとつである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コンピューターって何考えてるかわかんないから怖いわ。
ストーリー
軍事コンピューターにハッキングした少年は、誤って迎撃システムを作動させてしまう…。ジョン・バダム監督による緊迫のサスペンスドラマ。主演マシュー・ブロデリックほか。 -
同年公開の『ブレインストーム』と並ぶ初期ハッキングもの。こちらの『ウォー・ゲーム』の方がより'80年代以降のハリウッド的というかスピルバーグ的な映画でした。『ブレインストーム』はやっぱ『2001年』以降の流れに位置する作品です。『ウォー・ゲーム』にはAI出てくるんすけどね。
ちゃんと面白い映画だったけど、博士が心変わりした理由がよくわかんなかったです。あそこがはっきりしてれば★5でした。
あとガールフレンド?役の娘が、いちいちなんかエロいんですよね。。それとタランティーノ作品ではおなじみ、マイケル・マドセンが冒頭にちょい役で出てます。若い!!
ギャラガも良いね!!ギャラガのプラモ欲しい。 -
公開時に劇場で鑑賞しました。当時のパンフもあります
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人間が勝手に始めて、勝手にあたふたして、勝手に解決して、勝手に喜び合って…。人間中心主義に対する憤りとかではなく、劇中の音楽と相まって「なんだかなぁ」という軽い虚しさを感じさせられた。
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面白かった!好きな展開。