嵐が丘 [DVD]

監督 : ピーター・コズミンスキー 
出演 : ジュリエット・ビノシュ  レイフ・ファインズ  ジャネット・マクティア 
  • パラマウント ジャパン
3.39
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本棚登録 : 90
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113819299

感想・レビュー・書評

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  • 嵐ヶ丘の世界に入り込めないのはなぜなんだろう。
    原作も挫折、映画も何ヶ月もかけてやっと今日見終わった。

    名作かまだ理解できない。
    ただ、名誉や因習で、好きな人とはいられない上手くいかないなぁと、最後の方悲しくなった。

    死んでから結ばれたの?それってどうなの。

  • 貴族文化の下地がわからないと下働きと主の関係性がいまひとつかめないところもありますが、自身を信じてもらえなかった男の怨恨の話という感じです。
    愛する女性と結ばれなかったのは理解できますが、その後、拾ってもらった恩を忘れてよくぞそこまでうらみ続けられてあっぱれという感じです。

  • WUTHERING HEIGHTS
    1992年 イギリス
    監督:ピーター・コズミンスキー
    原作:エミリー・ブロンテ『嵐が丘』
    出演:ジュリエット・ビノシュ/レイフ・ファインズ/シンニード・オコナー

    何度も映画化されている「嵐が丘」ですが、これは確か原作を最後まで描いたというのが売りで、しかしそのわりに原作者役でシンニード・オコナー(※たぶんスキンヘッドのまま)が出てくるという謎の構成でした。

    ジュリエット・ビノシュは、演技はもちろん上手いのだけれど、キャシーはちょっとイメージが違った気がする。奔放で激情家、みたいな役は彼女の得意とするところのはずだけれど、これがキャシーとなると何か方向性が違うんだよなあ。

    全体的に、悪くはないけど優等生的な映画で、原作が持つ得体のしれない情熱やそこはかとないゴシック感は再現されていなかったと思います。
    (1993/7)

  • 散々走行した場所とあって、土地が放つオーラは濃厚に伝わってきた。長い映画の割に伝えたいことは単純でいくつもない。宗教論で言うと、昔なら罰当たりを少しは意識しそうなものの、それがまったくない人物が描かれてたのは文学作品としてはまれな気がした。

  • 今は廃墟となった屋敷で繰り広げられた、愛憎劇。

    ヒロインのジュリエット・ビノシュには、不思議な魅力があるような。

  • 嵐が丘再熱につき、超久々に見返したら
    思った以上にヒースクリフがストーカーで素敵だった。

    キャサリンから目を離さない感じの、
    レイフファインズ演じるヒースクリフ
    わたしの原体験の一つなんだなと再確認

    ただ、ビノシュが苦手といえば苦手なので
    そろそろ再々…映画化してくれないかな
    と思って調べていたら、
    どうやらしていた

    だけど、ヒースクリフがなんだか……
    やっぱりレイフファインズがヒースクリフじゃなきゃだめだ。

    音楽もいいし
    嵐が丘の荒涼とした感じもいい。

    エミリーブロンテ偉大だ。

    (1992/WUTHERING HEIGHTS)

  • 以前原作を読んだ『嵐が丘』。

    映画が見たくなって、借りてきました。
    ちなみに96年の方。なぜって音楽が!音楽がすばらしいから!

    以下感想【ネタバレあり!!】。






    いきなりタイトルクレジットあたりから映像と音楽にやられます。
    原作者E.ブロンテがヒースの荒野をひとり歩いてるところからはじまるんですが、
    その、メインテーマのもの悲しいところと、ブロンテの視界に嵐が丘の荒れ果てた屋敷が飛び込んでくるところがうまーく重なって何とも言えずさびしいのね…。。このブロンテ語りは映画オリジナル設定だけど、現在から過去へタイムトラベルみたいなのがより荒涼とした感じを出しててスミコは好き。

    映画全体のことを言えば、あの長い原作をよくここまでまとめたな!という感じです。話を知ってるから良いものの、そうでなかったら後半の人間関係はわかりにくいし、何より人が死にすぎ!急ぎすぎ!
    でも短くした分、作品自体の構成はわかりやすかったし、むしろ小説よりエッセンスが凝縮されてて面白かったと思う(ちょっと矛盾はあったけど…)。

    ヒースクリフが、ヘアトンを昔自分がされたように育てることで復讐を目論むのはわかる。そのヘアトンがキャサリンと仲良くなることで、いわば昔の自分とキャシーの構図丸写しなわけで。ヒースクリフとキャサリンはもの凄く愛し合っていたけれども結局はヒースクリフが無知無学、キャサリンにとっては"不名誉な" 結婚だと言われて彼が出奔した。いわば、一度は色んなものに負けて、結局は復讐の道に走りキャシーも失った。けど、若いキャサリンとヘアトンは同じように虐げられて財産も全部ヒースクリフに奪われていながらキャサリンがヘアトンに字を教えるという象徴的なシーンもありふたりで乗り越えていくのですー。そんなふたりをみて、自分のしてきた復讐がむなしいものだと知ったからこそヒースクリフ氏はキャシーの声が聞こえて、むこうがわにいったんじゃなかろうか。
    しかも、最初にロックウッド氏の前に化けて出た(20年間彷徨っていた)のは、亡くなった時のキャシーだったんだけど(←経帷子を着ていた…たしか)、最期にヒースクリフを呼んだのは、大人でなく子どものキャシーだったんだよね…。。だから"ヒースクリフだけまだ彷徨ってる"のかしら…何か!わー!

    キャシーの性格が原作ほど強烈じゃないとかネリーの扱いが小さすぎとかいろいろ「ええー」という点はあるけど、これはこれで恋愛映画?としてみればいいんじゃないかと…。。
    でも映画を観るなら原作を読んでからのほうがいいな…。
    少なくとも話を知っておいた方がいいな。と。
    いやでも音楽はほんとにすばらしい。
    これと、ヒースの荒野を映像で見られただけでも映画にした価値があるかと。

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