明日の記憶 [DVD]

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監督 : 堤幸彦 
出演 : 渡辺謙  樋口可南子  坂口憲二  吹石一恵  水川あさみ 
制作 : 荻原浩  砂本量  三浦有為子 
  • 東映 (2006年10月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101126323

明日の記憶 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 小説を読んで、無性に映画も見てみたくなってすぐ見ました(^-^;

    原作よりも映画の方が泣けました。
    映画も原作に負けず劣らず良かったです。
    役者さんの力もあるんだろうね。

    原作の中に出てくる陶芸教室の先生が
    ノリさんってのに笑いました。そうきたかー!

    自分も最近、物忘れが激しいから他人事じゃないなと。
    祖父が認知症で身近にも見てきたから
    家族の大変さもわかるし、たくさんの人が見て
    家族で考えて欲しい作品です!!

  • 世界が歪んでいく感覚と、
    記憶が歪んでいく感覚と、
    その恐怖が、
    淡々と描かれていて、
    むしろ痛みが強くなる。

    おそらく、
    本当の進行過程とは異なるのだろうが、
    静かな絶望を表現することには、
    とても成功している作品であろう。

    音と、色と、構成が、
    邦画の良さ全開。

  • 初めて観たのはお正月かなんかの夜にやってたTVのロードショーだった気がする。
    実はわたしは渡辺謙さんが大好きなので、まずは謙さんというだけで観た気がする。
    それからTVでやってるたびに観たから3回くらいは観たかな。

    働き盛りの男の人が若年性アルツハイマー病になるという話。
    重い、非常に重いテーマ。
    でも全体にとてもさらっとしている。
    渡辺謙さんはさすがの演技だけど、妻役の樋口可南子さんがとても素晴らしい。
    今やソフトバンクのCMのお母さんが定着しているけれど、わたしがはっきり樋口可南子さんを認識したのはこの映画。
    初めてアルツハイマー病を自覚して錯乱した主人公が、主治医の先生(及川光博さん)に八つ当たりをしたときの、「僕の父もアルツハイマー病なんです!」と先生が自身の話をするシーンとか好き。
    ラストは静かな涙が…。絶望なのか希望なのか…。

    残念なのは陶芸教室の最低な先生が木梨憲武さんなこと…。
    なんでノリさん!?大好きなのに…。

  • ネタバレしてしまいますが、
    「ハッピーエンディング」がとっても胸にせまりました。

    記憶をどんどん失ってゆく謙さん、
    仕事を失い、日々の動作もおぼつかなくなってゆくことへの
    怖さ、苛立ち、辛さ、
    そして、奥さんを愛するゆえのいろんな「想い」が
    美しく、優しく、繊細に綴られてゆきます。

    ひとつの暴力をきっかけに、
    遠方にある施設を尋ねてゆく主人公。
    そのそばにあるのでしょうか、山のなかに迷い込んでゆきます。
    つり橋の下にみえる、遥かにしたを流れる川・・・
    なにかを思いつめる主人公 

    白い服の若い女性が、先を走り、彼を導きます。
    そして、陶芸の工房跡のようなところに導いてゆくのです。
    彼女はもう現れなくなりました。

    そこで、老人に出会います。
    おそらく、その工房の持ち主なのでしょう。
    捨てられたようにおかれていたものに
    なにかを丁寧につくりはじめた主人公に
    猛烈に怒りをぶつけます。

    無礼を謝って、作品を差し出す主人公に
    老人は、彼にこころを許してくれます。
    老人にとって、作品は「そのひと」なのでしょうか。

    夜になり、ふたりは火を囲んで、
    飲んで歌います。

    認知症だ、施設に入れといわれるが、
    「わしは、わしの思うようにやる!
      だれにもとやかくいわれんわい!」

    自由な老人と、自由なときをすごしたようです。

       うちのお兄ちゃんは、ふたりが飲んでるあいだ、
       「心配してるやろうなぁ」って呟いていました。

    彼が目を覚ますと、もう老人はいませんでした。
    が、囲んだ火の残り火のなかに
    ゆうべ自分がつくった「おゆのみ」をみつけ、
    大切に懐に。

    そして、山を降りて帰ろうとする帰路で、
    彼は、捜しにきた妻に出会います。
    ・・・が、彼は、もう妻を覚えていませんでした。

    「はじめまして」という彼と
    涙を流しながらも、やがてまた優しい表情に、
    並んで歩いてゆこうとする妻に、愛を想いました。

    ただ、彼は「記憶」があるゆえに、妻を愛するからこそ、
    ずっとずっと辛くて苦しかったのかもしれない・・・・

    あのとき、記憶と引き換えに彼が死を選んでいたら、
    彼女は、あんな辛い思いをせずにすんだのかもしれない。

    でも、彼は、あの老人とのひとときで、
    「妻への想い」や、いろんな辛さからは解放されたのかなぁ、
    「記憶」と引き換えに、自分のなかのなにかが
    いろんな葛藤と戦う彼を「解放」し、
    「記憶」よりも「生」を選んだのかもしれない。

    また、そんな彼に、優しく愛しくほほえんだ妻の姿に、
    愛を想いました。
    彼女は、きっと「記憶」よりも「彼の生」を
    しあわせに想ってくれるひとだと。

    ラストシーンは、
    妻の名前がひらがなで綴られたゆのみでした。


    老人は本当にいたひとなのかが、いまも謎なのですが、
    お兄ちゃんもパパも私も(おねえちゃんは怖くてみていません)
    実際にいたひとだったら、どんなにかいいなぁ
    って思っています。

    お兄ちゃんは「今日はすごくいろいろ反省した・・」
    と眠り、
    今朝は、またいつも通りの朝を迎えて、
    ケンカしながらでかけてゆきました。

    こころで、大切な味になるように発酵するまで、
    またいろんな「記憶」や「経験」と出会うのだと思います。
    糧になるまで、辛い気持ちとも出会うのでしょうが、
    「それこそが宝になる必要なものだった!」
    ことだからこそ、ぶつかる経験もあります。
    がんばれ、若者たち!

  •  これはもう泣くしかない。 せつなすぎる。

     みんな、”明日の記憶”を生きている。 今日を素敵に生きることが、記憶として積み重なり、自分の人生として残る。 だから、記憶を失うということは、人生を失うということ。
     前半は、観ていて怖かった。 後半は、ただただ、せつなかった。 
     そして、記憶という人生の証拠を失った人のそばに、もっと確かな人生の証拠として寄り添う人の姿が美しかった。
     人が独りで生きるのならば、記憶が全てだろう。 でも、人のそばには、人がいる。 だから、人生は、確かに存在する。

     主演二人の演技が素晴らしいおかげで見応えがある。 優しい映画だった。

  • なんか分からんくらい泣いた。
    そんな記憶がある。

  • 随分前に観た。感想メモを書いていない事に気がついて書いとこうと思ったけど

    悲しくてつらくて受け止められなくて、とても飲み込めなかった事しか覚えてない。
    旦那君はとてもいい映画だと言っていたけれど
    私には、奥さんが切なすぎて。
    「綺麗な人ですね」
    思い出しても泣ける。
    ちゃんと観れたら、良い映画なのかもしれない。

  • 堤幸彦監督、砂本量脚本、荻原浩原作、2006年作。渡辺謙、樋口可南子、大滝秀治、香川照之、遠藤憲一、水川あさみ、及川光博出演。

    <コメント>から
    •若年性アルツハイマーにかかった佐伯(渡辺)に妻の枝実子(樋口)が寄り添って生きようとする夫婦愛の話。
    •いい映画なのですが、佐伯の諸症状が自分に当てはまってるんじゃないかと気がかりで、感動や涙まで行きませんでした。
    なんといっても吉田医師(及川)の問診が尾を引きました。今日が何日かなんて、ぼくも答えられません。生活でほぼ意識してないし。
    野菜や動物を佐伯が再現できないのも、生活で接点が少ないからでしょう。でも、コインやペンに布を被せるテストができないのは、さすがに重症だなぁ。
    激昂して粗暴になるのもアルツハイマーの症状なのだろうか…などが最後まで頭をぐるぐる回ってました。
    その割に、結婚式のスピーチは、原稿なしでよくできたと思います。「原稿は忘れたけど、皆さんへの感謝は忘れない」なんてよく思いついて立派でした。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    大手広告代理店の部長職の佐伯(渡辺)は、50前にして若年性アルツハイマーと診断され、娘の結婚式を前に閑職に左遷され、退職。妻の枝実子(樋口)は献身的に看病する。
    指先を動かすのが良いと陶芸を始めるも、症状は進行。ある日、枝実子にプロポーズした奥多摩の炭焼き小屋に1人で出かけた佐伯は、焼き物の先生である菅原(大滝)とひと時を過ごし、おそらく余生の道標を知る。記憶をなくすことを恐れず楽しく生きること。
    翌朝眼が覚めると菅原はいなかったが、灰のなかには、焼き入れに仕込んだ枝実子への湯のみはあった。それをもって駅に向かう山道で、枝実子とすれ違う。通り過ぎる佐伯を枝実子が呼び止めるも、妻の記憶は無くなっていた。枝実子の頬を涙が伝わるも、佐伯の後を駅に向かって気丈に歩き始める。

  • 謙さん、樋口さん、2人の演技は素晴らしかったです。他の共演者たちも良い感じで絡んでいきます。

    他人事のようであって決して他人事ではない。周りの大切な人が、もしくは自分がどうなんだろうか。

    なって初めて深刻さや抱えている問題を自覚するのではないだろうか。

    部下からの信頼も厚いバリバリの広告代理店の営業マン。仕事オンリーで家庭を顧みない。それても献身的な妻がいる。大口の仕事も成功させて、愛娘の結婚も間近に迫る。何もかも幸せ絶頂という時に自身の異変に気がつく。その異変は次第に大きくなっていく。それに妻が気がつく。妻と一緒に病院に行く。

    そこである診断をされる。ここから物語が始まっていきます。

    ラストエンディングは物悲しく切なさを感じさせます。そして映画は終りになるけど、夫婦の真の意味での物語が始まっていく。この物語は決してハッピーエンドとは逆の形で終わる余韻を感じさせます。


    自分が自分で無くなる。その無くなった自分は別の自分なのか同じ自分なのか。また、それを見守る者は違うアナタと見るのか、同じアナタと思えるのか。深く考えさせる映画でした。

  • 見た時はたぶん長女が生まれたばかりぐらいで


    自分も家族ということをすごく意識しだした頃で、映画を観た後に

    すっごく語ってるな、と恥ずかしくなってきますね。



    でも、10年経ってもいい映画で、そして悲しくもなる映画。

    もう一度泣きました。

    泣いたところは10年前とは違うかも。

    なんか奥さん役の樋口さんの演技で泣かされたように思います。



    「人間生きてりゃいいんだよ、生きてりゃ」



    「ボケたかどうかは自分が決める」



    今は亡き大滝さんの演技もすっごく伝わってきます。



    あらためて本当にいい映画だと思いました。



    パンフレットを見ての2度目映画はやっぱりいいですね。

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