- Amazon.co.jp ・音楽
- / ISBN・EAN: 4527516006358
感想・レビュー・書評
-
2014.9.3
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
メロディアス・ハードロックの頂点に君臨するドイツの最強バンドの再結成アルバム。<br>まさにどの曲を聴いても"Fair Warning"な哀愁漂う、そして高揚感を覚えるメロディには思わず感無量という表現を使いたくなるね。<br>Tommy Heartの歌唱が全く衰えを感じさせない素晴らしいものなので、そのメロディから溢れ出す"泣き"の感情が止め処ないっす。この手のバンドの中でもワールドクラスの歌唱力と表現力ですね、ホント。<br>しかし、そうなってくると気になるのはガチャピンなんですよね。まさに弾きたがりで自分のエゴを持っているというようなギターソロには…冷めるわ。スカイギターによる高音でのトーンの細さを考慮しての中音ブーストを目的としたワウの使用なのだろうか?ほぼ全部の曲でワウワウしてて、妙なピッキングのモタり具合が不快なんすよね。あと中音を強調したときの特有のピッキングノイズとか…。それを気にするとフレーズセンスがどうとか考える前に、全部のギターソロで萎えるんですよね。<br>シェンカーみたいに使いどころが絶妙ならいいんだが、いっつも使うのってどうかと思う。Fair Warningの聞きどころがギターソロじゃないってのは百も承知なのだが、Andyがいた頃のギターのバランスの良さが心地よかっただけに、ガチャピンの粗ばかりが気になって悪い意味で耳を引かれてしまうのよ。一応ギタリスト(元?)である自分の耳がそう感じてしまうのはどうしようもないわけでして…orz