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- / ISBN・EAN: 4988142395023
感想・レビュー・書評
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1953年、アメリカ映画(20世紀フォックス)。監督はヘンリー・ハサウェイ。
主演はマリリン・モンロー・・・、じゃなくて、どちらかと言うとたぶんW主演女優のジーン・ピーターズの方ですね。
マリリン・モンローの方は彼女の歌う『キス』ともに映画のイメージ女優?としての出演という感じだったでしょうか。
それから共演としてはモンローの夫役のジョゼフ・コットン、ジーン・ピーターズの夫役のケイシー・アダムスらがいます。
ナイアガラの滝をのぞむロッジに宿泊中のルーミス夫妻(ジョゼフ・コットンとマリリン・モンロー)は倦怠気味の関係であった。ルーミス夫妻が宿泊を延長したことから本来宿泊予約をしてあったロッジと代わることになったカトラー夫妻(ケイシー・アダムスとジーン・ピーターズ)は、そんなことから知り合うようになりルーミス夫妻の関係についていろいろと見聞きすることとなる。すなわち、ルーミス夫人の浮気やルーミス氏の夫人への執着と精神を病みつつある姿を。
そんな中でルーミス夫人にはある計画があって・・・。
マリリン・モンローがそのセックス・アピールを如何なく発揮し、陽気に妖艶にミステリアスな役割を演じた代表作のひとつですね。ただし、映画のストーリーからいくと主演とは思えません。途中退場するし・・・。(笑)
有名なモンロー・ウォークや、シャワーの後に背中を拭いてもらうシーンなどがあって、これは当時のヤンキーどもの脳天を直撃したのではないでしょうか。(笑)
ただ、お色気に関していえば本来の主演というか、この映画の視点の役割というか、ジーン・ピーターズの方も負けていなかったですね。
健康美なビキニのシーンがあったり、ラストでは太もも露わなシーンで魅せてくれたりと、自分の中での軍配としてはこちらの方を上げたいと思います。(笑)
マリリン・モンローの向こうを張っていたいただけに清楚さが強調されていたところも加点のひとつですね。
この二人のおかげで、狂気をやどす夫役とアホ面な夫役の影が少し薄かったのは致し方が無い所です。(笑)
その後のストーリー展開といえば、ヒッチコック監督ならもっと緊迫感やミステリー要素を煽っていただろうになあと思えて、このあたりの進行も二人の女優に圧倒されてしまって若干ゆるく感じられ、ちょっと勿体なかったかもしれません。
反対に、しょっぱなの圧倒的なナイアガラの滝のシーンに始まり、中盤からの各名所でのシーン、そして、ラストの緊迫のシーンなどなど、ナイアガラという場所の魅力をさんざんと映し出してくれるのはこの映画の大きな見所のひとつでした。ナイアガラという素材をこれでもかと使い尽くしているところはとても良かったなあ。
マリリン・モンローとミステリーとナイアガラ。この一見、ミスマッチとも思えるような組み合わせではありますが(笑)、ミスマッチならではの楽しさがあった作品であったようにも思えます。
やっぱ一番はナイアガラの滝だったかな。(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ナイアガラの滝を舞台にしたサスペンス映画。
ささやきヴォイスの無邪気でセクシーなアホ女とは違うタイプの悪女マリリンも素敵。
この時代の男性キャラクターは全然魅力的じゃないといつも思うんだけど、魅力はさておきジョージ(とローズ)の人物像はリアルだった。関係性も。
「愛してる」とかハネムーン期とか自傷的な暴力とか、もうこれ完全にDVパターンだ。
サスペンス映画でトラウマもちのDV男がリアルだと怖いだけだよう。
ジョージに感情移入すると哀れだし、離れてみると身勝手で恐い。いずれにしても不幸だ。
これはいったい誰視点で観ればいいのか混乱した。
ことが起こるたびにええそんなやめてと思ってしまう。
ポリー視点で見るものなんだろうけどあの夫婦もなんかなあ。
ポリーの夫の使えなさはすごいけど。なんのためにいるのかわからない。
ストーリーとは関係ないけど、この映画のマリリンは常にお人形のように完璧。
寝起きだろうがシャワーを浴びようが失神しようがばっちりメイク。
生え際まで完璧に同じ色のナイロン製みたいなツヤツヤの髪は失神したって乱れない。
これは映画だけど、スクリーンの外でまでこれを期待され続けたら生きて行くのが難しいだろうなと思った。
『おしゃれ教室』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4566013928の常に完璧にきれいでいるなんて人形にしかできないという言葉が頭にこびりついてる。
あと女性は黄色、男性は黒の合羽は映画用のデザインだろうか。
かわいいけど実際にあんなだったのかな。
人生ゲームの棒人間みたいな二色の男女がひしめく遊覧船はけっこうぎょっとする。 -
観光地に出掛けた若い夫婦が、先にコテージにいた不仲の夫婦の起こした事件に巻き込まれてしまう話。なんでナイアガラの滝で事件?と思いましたが、雨合羽を着て見学するため観光客の個人が特定しづらくなるし、激流や滝壺などは事件の結末の効果的な場所となりました。
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5月14日鑑賞。ナイアガラの滝を望む観光地で起きる殺人事件。マリリン・モンローが悪女を演じているが、可愛らしさに危険さが混じってより魅力的!夫役のジョゼフ・コットンもさすがの貫禄。ミステリ要素があり二転三転する展開も面白く、また豪快な滝の景色も美しく、観光に行った気分にもなれる。「滝」の存在を強く意識させるラストの展開も効果的。・・・ラストも含め、全体的にもっと派手に演出をすればよかったのにアッサリ終わらせすぎな気もするが、これはこれで味か。
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観たいです。