ラストデイズ [DVD]

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監督 : ガス・ヴァン・サント 
出演 : マイケル・ピット  ルーカス・ハース 
  • エイベックス・ピクチャーズ (2006年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988064229284

ラストデイズ [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 夭折した天才ミュージシャン・カート・コバーンをモデルに、
    彼がショットガンで自殺するまでを描く。

    ガス・ヴァン・サントらしく、余計な科白、説明、演出効果を排除した、
    情景と役者の演技主体の映像と音楽だけで描ききる。
    大胆かつ勇気ある映画作りは称賛に値する。

    退廃的なものに魅かれる心理ってなんなのだろうと考える。
    劇中のブレイク(コバーン)の所作はいちいち危うい。
    椅子に座るだけの動作で数十秒を要し、なおかつ座らず、床にへたり込む。
    女性ものの下着を身に付け、ショットガン片手に屋敷をうろつき、
    ワークブーツの靴ひもが通っていないくせに、
    コーンフレークにミルクの量を細部にまでこだわりながら注ぎ、
    突然、死んだように寝る。

    全世界を熱狂の渦に巻き込んだニルバーナの作品群は、
    こうした彼自身ののもつ、如何ともしがたい退廃・狂気と
    社会との「間」を埋めようと試みられた営為の副産物。

    その創造をもってしてもなお、彼を社会に生かしむには至らなかった。
    ただ、それは悲劇なのかといえば、そうとも思えない。

    非常に重要なシーンである宅録デモの場面で演奏される曲名は
    「Birth to Death」ではなく「Death to Birth」。
    ここに象徴されるように、僕らとは死生観が根底から真逆なのだからこそ、
    そうやって生きるべくして生きたのであろう。

    タイトルもLast Day(最後の日)ではなく、Last Days(末路)。
    彼は最期に何を視たのだろうか。印象的な演技だった。

  • DVD

    カートみたいな髪型をした、カートに似た男が、奇行を行った末に死んでいく物語。
    一晩で2回観た。

    音楽はサーストンムーアが担当しているらしい。
    確かに男がスタジオに入るシーンの曲、ニルヴァーナじゃなくてソニックユースの音だ。混沌としてるけどちょっと禅っぽい?
    ブレイクの状態をとても端的にセンス良く表現していると思った。

    ブレイクの友人たちにモデルはいるのかな?バンドメンバーでは無い気がする。
    歌詞のアドバイスを受ける男がリヴァースクオモに似ている(日本好きだし)と思ったけど、カートとウィーザーの親交については分からない。
    カートのアドバイスを受けて、Across the seaを一晩限りの恋人への謝罪の歌から、オリエンタルな女性に想いを馳せるロマンティックな歌に変更した、みたいな逸話があったら面白いのになあ〜〜(妄想)

  • 何かが終わる瞬間って静かなんだろうな。
    カート・コバーンをモデルにした映画で、何も起こらないけど(から?)最後に自殺する。
    単調と言ってしまえばそれでオシマイ(この監督の映画は皆そんな感じ)だけど、カート・コバーンの遺書を読んでみると彼が何故そんな選択をしたのか少しばかり分かる気がする。

  • 見終わった後の何とも言えない あの気分。
    カートよ 永遠に…

  • 死に至る病はじわじわと進行する。物語はない。何も始まってはいない。最初から終わっている。

  • [鑑賞日:レンタルDVDにて2010年1月2日]

    LAST DAYS
    2005年 アメリカ
    日本公開日:2006年3月18日
    監督:Gus Van Sant
    出演:Michael Pitt、Lukas Haas、Asia Argento、Kim Gordon...他
    [英語]

    ■あらすじ
    麻薬のリハビリ施設を脱走したブレイクは森の中を彷徨い、自分の別荘に辿り着く。彼はロック・アーティスト。別荘の中には常時、彼の取り巻き仲間が居座っていた。しかし、取り巻きたちはブレイクに無関心、放置状態。やがて、悲劇へと…。

    ■感想
    いくらカートの死から想したとは言え、いくらカート・コバーンの話ではないとは言え、外見上はカートを意識しているでしょ? あそこまで被るなら「カートを演じました」と言ってくれちゃったほうがスッキリする。曖昧だから曖昧のままだったように思える。でも、ブレイクはカートではない。

    Nirvanaを知らない人から観たら、何がなんだかわからない内容だったと思う。ヤク中でフラフラして死んだ男の話にしか思えないと思う。知っている人間から観ても、そんな映画にしか見えなかったが、彼が誰だか知っているだけに、そこに感情移入が出来たのかも知れない。虚無感が感情と言えるのかどうか、私にはわからないが。

    遠巻きなカメラアングルのためか、自分までもがただの傍観者だったことに気付かされた気がする。アルバムを聴き、雑誌やラジオ、テレビからの情報を待ち……直接、関わることはない。

    Nirvanaは好きだった。今でも聴く。だから故に、この映画はちょっと見ていて寂しくなった。あんなに周囲に人がいても、結局は一人だったなんて。万人の人が彼の音楽を支持しても、一人だったなんて思うと。どこまで現実と映画をダブらせて見ていいのか、詳しくバイオグラフィーを知っているわけでもない私にはちょっと判断し難かったけど……。

    彼が亡くなった事を、私は何で知ったのか、今となってはもうハッキリと覚えていない。新聞でのおくやみ欄で驚き、それから深夜放送のCNNにチャンネルを合わせていたような覚えがある。やっぱり私は遠巻きなカメラアングルと同じだ。

    ブレイクを演じたマイケル・ピット。正面から見るとちょっと違う気もしたが、衣装や髪型を見ていて、「ああ、こんな時もあったなあ」、「そんなのも着ていたっけなあ」って見事に回想させる演技に、気が重くなった。

  • 2015.05.03鑑賞

  • LAST DAYS
    2005年 アメリカ
    監督:ガス・ヴァン・サント
    出演:マイケル・ピット/ルーカス・ハース/アーシア・アルジェント/キム・ゴードン

    今は亡き「カート・コバーンに捧ぐ」と銘打たれた作品。ですが、「捧ぐ」というのはイコールこの映画がカート自身の実話かというのとはまた別の話で、あくまでこれはカートをモデルにした全く架空のミュ-ジシャン“ブレイク”が、自殺するまでの最後の2日間のお話。

    退屈といえば、退屈な映画です。ブレイクは汚い格好でフラフラと森をさまよい、空腹になればキッチンで飲み食いし、始終酔っ払いのようにわけのわからない独り言を呟き、彼の友人たちは無関係に乱痴気騒ぎを繰り返し、停滞と無気力の中でただ淡々と彼は死に向かってゆく。そこには何ら特別なドラマティックな要素はないし、彼が死を選ぶ理由さえ単なる鬱と衝動でしかない。ただそこに普遍的な「孤独」があって、彼にはその道しか残されていなかったんだという、どうしようもない虚しさ、それだけは理解できることがまた切ない。

    音楽的には、コンサルタントとしてソニック・ユ-スのサーストン・ム-アを起用してたり、同じくソニック・ユ-スのキム・ゴードンが出演してたりというので、カートが生きていた90年代の、同時代を生きた人間としての共鳴はすごく感じました。マイケル・ピットの歌も上手かった。

    (2006.07.22)

  • この映画が何を元に作られたかもロックが何なのかについても知らない奴が見たので感想と呼べるべきものは特に出てこない。
    ガス・ヴァン・サントっぽいなとだけ。

  • "From Death To Birth"が好き。
    もう20年経ってしまったのか。

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