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- / ISBN・EAN: 4947864910945
感想・レビュー・書評
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観たかった映画。石川監督の作品は初めて。
いやぁ........
自分はこういう雰囲気の映画は好みだけど、人によっては、静かすぎるし台詞も少ないから途中で飽きるかもしれない。でも、自分はすごく好き。
前半の、自分の想いを伝えられずに焦れったく思いながらもずっと一緒にいる二人。宮崎あおいも瑛太も、表情がすごくイイ。そしてそこから17年後になって、二人から永作博美、西島秀俊になっても全く違和感がなかった。ユウもヨースケも、口調が変わらないし、横顔も似てるし。
部屋の中で二人で話をしていてユウのお姉さんの話になり、泣きはじめるユウをヨースケが抱きしめるシーン。二人の声と動作音しか音がなくて、自然な感じがするから、なんか切なさが増した。
とにかくこの映画の雰囲気全てが好き。
キャストも素晴らしい。
ほとんど横顔しか映してなかったのが印象的。
めったに観れない作風だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この間ペタルダンスを観て、その流れで借りてきた。
とても良かった。
台詞は非常に少なくて間で語る感じだけど、その間が絶妙だった。
あと光の感じが眩しくて、でも柔らかくて、優しい映像だった。
正直、最後病院で目が覚めたところの台詞はいらなかったかなとも思う。
音なしで口の動きだけだったらもっとぐっと来たと思う。
途中で、安易にセックスしなかったのも良かった。 -
2度目の鑑賞。
宮崎あおいと瑛太のもどかしさがとにかく素晴らしいです。
微妙な距離感。
脚本があまりなくて役者に任せたという手法が作り出す、「どうしよう」というドキドキ感が良いです。見つめてみたり、そらしてみたり、相手の反応を気にしながら過ごす時間が、もうきゅーーんとします。
初めて見た時は後半が全く楽しくなかったのですが、自分が社会人になったからか、前より「わかるな」と思いました。
窓からの空、建物、アルコール、夜、街での待ち合わせ。
後半はキラキラや清々しさがなくて、だから前は観る気が失せてしまったのですが、今回は少々ダレながらも、「あーそうだよなあ、こんな感じだよなあ」と思い・・・
それは自分が大人になった証でもあるけれど、ふと自分を振り返り悲しくなりました。
後半は☆3つ、でもそれを鑑みても前半がとても素晴らしいので☆5つ。 -
この空気感は好きだなー。
瑛太ってほんとカメレオン俳優だ。 -
音楽がいいのと宮崎あおいがすき
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「tokyo. sora」の監督さんの映画。
よく知らなかったんだけど、この映画、ほとんどセリフがなかったらしい。
役者さんには状況説明とかキーワードだけ与えられていて、ほとんどが役者さんのアドリブで成り立ってるんだって。
撮影本番まで役者同士を会わせないとかまで徹底したりもしたらしい。
長回しで、長いときには90分も回しっぱなしだったとか。
その分、ホントのドキドキとかリアルな感じだった。
河原のシーンは二人の想いが交錯していて、あの感じ、すごい分かる。
あんな恋ができたらよかったな。。。 -
よくある恋愛ものではなく、かなり実験的な作品。
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(2005/104min/石川寛/日本)
始めのパートが最高でした。宮崎あおいちゃんはやっぱり表情とか雰囲気で魅せる女優さんだと改めて思う。高校生のあのなんかうずうずしてる感じ。大人のキャストを決めて、10代を決めたのか、それとも逆なのか、成長した姿がとても似ていたので気になります。特に女性の方は、表情の癖とかもそっくりで、ほんとに成長した姿に見えました。 -
最初から最後までずっと切なくて、でも大好きな映画です。
ラストのシーンで大号泣しました。
西島さんの出演作の中では(私の中で)上位に入ると思います。
詳しくはhttp://yaplog.jp/kokucho-06/archive/1404にて語ってます。