ぼくを葬る [DVD]

監督 : フランソワ・オゾン 
出演 : メルヴィル・プポー  ジャンヌ・モロー  ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ  マリー・リヴィエール  ダニエル・デュヴァル  クリスティアン・ゼンゲヴァルト 
  • 日活
3.67
  • (60)
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本棚登録 : 492
感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988103631283

感想・レビュー・書評

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  • 映像が綺麗。
    ああ、素敵だな、と思った。


    2007年某日。

  • 製作年:2005年 製作国:フランス 時間:81分
    原題:LE TEMPS QUI RESTE
    監督:フランソワ・オゾン

    (3.5点)

  • [鑑賞日:レンタルDVDにて2009年12月30日]

    LE TEMPS QUI RESTE
    2005年 フランス
    日本公開日:2006年4月22日
    監督:Francois Ozon
    出演:Melvil Poupaud、Jeanne Moreau、Valeria Bruni Tedeschi、Daniel Duval、Marie Riviere、Christian Sengewald...他
    [フランス語]

    ■あらすじ
    ゲイであるファッション・フォトグラファーのロマンは、撮影中に突然倒れる。診断の結果、余命3か月の末期のガン。可能性を賭けた化学療法を拒み、病の事を隠し家族や恋人のサシャをも遠ざけてしまう。しかし、祖母だけには自分に起こっている事を打ち明ける。閉ざしていた心も少しずつ開き、残るわずかな時間を自分なり過ごす中、不妊症の夫を持つ女性から子どもを作りたいと、協力を頼まれるが…。[R-15指定]

    ■感想
    将来、私が死ぬ時はきっと孤独死だと決めつけている。そして、(どうせ誰も来やしないのだから)葬式はやらず、先祖代々のお墓に入らず(絶対入りたくない……と、言うより後継者がいないし、どの道、ウチの先祖は無縁仏になる)、無縁仏か、星を眺めていたいから山の頂上に散骨されたい。

    しかし、自分の命は後残り三ヶ月などと宣告されてしまったら、どんな行動を取るだろうか?と考えた場合、きっと迷うだろう。私の場合、迷って余命を過ぎてしまうのがオチ。そんな気がする。

    この映画は自分が女性か、男性か、または同性愛者かで、見る立場で多少なりと受ける印象(思う所)は違うんじゃないかなあ?

    誰にも知られずに一人で死んで行こうとしていた主人公が、祖母と話した後、今まで写真を撮ろうとしなかった家族や恋人を写し、周囲に気付かれないように心を開き、人と関わろうとして行く姿がなんともすばらしい流れだった。生き続けようとする意志を否定し、これから来る死を受け入れていた彼が、静かに生を見つめる姿勢に変わって行く……この流れに、見ている側としてはなんとなく救われた。

    オゾン監督作品の映画を観たのはこの作品が初めてだけど、淡々として叙情詩のようだった。無闇に感傷的にならないのも良い。感動はしなかったが、余韻は充分に引きずっている。多分、好きなんだと思う、一言では語れないこう言う映画。

    英語タイトルは『TIME TO LEAVE』。日本語タイトルの「葬る」はほうむるではなく「おくる」。

  • 物語は主人公が余命3カ月と診断されるところから始まる。こういう設定にありがちなお涙頂戴系のストーリー展開ではなく、呆気ないくらい淡々と進んでいき、終わり方もかなり素っ気ない。そうすることによって際立つのは、主人公が自分の余生に対して、真摯に向き合っている姿勢。すごく周りを思いやっていて愛情表現がちょっと下手くそだけれど本当は愛にあふれる人。だからこそ、最期を迎えるまでああいう生き方をしたのだろう。ただ1人、打ち明けた相手が祖母であったこと、祖母のある台詞に個人的に結構やられてしまった。ずるいです、おばあちゃん。モノローグもなく台詞と映像で紡がれる物語。観る度に違った感想を持たせてくれるタイプの映画だと思う。あの銀色の中身が明かされないのもよし。

  • 美しくも面白くもありませんでした。

  • なぜこの時、オゾン監督がこの映画を撮ろうと思ったのか。
    画家が自画像や肖像画を残すような感覚だろうか。

    若いままに「死」と向き合う、そんな死生観。
    泣かせようとかそういうカンジではなくて、共感してくれっていうんでもなくて、
    ただこういう終わり方もきっとあるよね。

    愛する人を自分の死に迎えられない、そんな主人公の物語です。

  • 僕を葬る。

    ほおむる、ではなくおくる、であるところに
    邦題を付けた人はどんな思いを込めたのか。

    メルヴィル・プポーがとにかくイケメンすぎます。
    あときれいなシーン連発。オゾンすげーぜ。
    そしてまたしてもラストカットが印象的。

  • タイトルに惹かれたので

  • メルヴィル・プポーの美しいこと…。
    『シューティング・スター』のやさ男ぶりしか知らなかったので、こんなに深みのある役ができることに、まず驚いた。
    この役は、彼のためにあるようにピッタリ。
    『死ぬまでにしたい10のこと』と少し似てるかな。
    でも、こちらの方が、私にはしっくり来て現実味がありました。

    エンディングの音楽が美し過ぎて、数日間頭を離れませんでした。
    とにかく美しい映画だったー。

  • 余命3ヶ月を宣告されたゲイの写真家の『残された時 Le temps qui reste』。

    メルヴィル・プポーのイケメンぶり。そしてジャンヌ・モローとの絡み。「今夜、あなたとここで死にたい」。泣かせる。

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