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- / ISBN・EAN: 4527427635005
感想・レビュー・書評
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舞台はタイ。時代に押されて消え行かんばかりの状況でも、姿勢を保ち、伝統音楽を守り続ける人々の戦いを描いています。
西洋音楽をも取り込んで和を成す場面に、音楽の素晴らしさを再認識しました。
ひたむきさが胸を打ち、タイの風を感じられる秀作だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
"大地に深く強く根を張った大樹は、よく嵐に耐えうる。われわれが根を養わずに、大樹は生き残れるか?" かつて列強に翻弄されたタイ。ソーン師の鼓動は、豊かな旋律となって、大樹を優しく揺らし、そして強く育む。伝統音楽、ラナートの調べ心地よい一作。
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美しいラナートの演奏に釘付けです。初めてのタイ映画でしたが、素敵な映画でした。
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THE OVERTURE
2004年 タイ
監督 : イッティスーントーン・ウィチャイラック
19世紀末、タイがシャム王国と呼ばれていた時代。
音楽一家の末っ子として生まれたソーンは、
天才的なラナート(タイ伝統の木琴楽器)奏者。
数々の音楽競技会でライバル奏者を次々と打ち負かし、
彼の名声はかつてないほどに高まるのですが。。。。。
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タイ伝統楽器であるラナートの第一人者、
ソーン師の生涯を実話に基づいて映画化した作品。
タイの歴史的背景、とりわけ西洋化の波の中で古典音楽が切り捨てられようとする様はショックでした。
ラナートを守るために尽力するソーンの姿が感動的です。
タイの民族音楽には詳しくありませんが、
とても心地良い響きで、劇中でたっぷり堪能することができます。
ストーリー的には「北京ヴァイオリン」や「海の上のピアニスト」を思い起こさせますが、
音楽ファンなら十分に楽しむことができるおススメ映画です♪
(過去ログより) -
風を感じてください。この音楽のすばらしさとともに。
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授業で鑑賞中。舞台はタイです。
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タイの古典楽器「ラナート」奏者の話。
木琴に似たような楽器でこの音色には癒される。
感動的でいい映画だった。
ただ、壮年時代と青年時代が交互に出てくるのに慣れなくて
せっかくの感動が薄れる感じがしたのは残念だった。
しかし、後半の。まるで大地と風が溶け合うような演奏は聴きごたえがあり、
できるなら目をつぶって聴きたくなるほどだった。
主役の青年も美しい。