ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション [DVD]

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監督 : オリヴァー・ヒルシュビーゲル 
出演 : ブルーノ・ガンツ  アレクサンドラ・マリア・ララ  トーマス・クレッチマン 
制作 : ベルント・アイヒンガー 
  • 日活 (2006年11月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988103631290

ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 世間一般に残虐な独裁者として知られるヒトラーだが、自身の秘書の失敗に対し寛大な対応をしたり、戦況が絶望的になるにしたがってヒステリーを起こし小物臭さを露呈していく様子など、人間味溢れる一面を垣間見ることが出来る。
    終始溢れる悲壮感が良い。

  • ヒトラーの総統地下壕における最期の日々。

    ヒトラーとはどういう人間だったのか、どう考えたら
    あのようになるのか、彼のひととなりと興味は尽きない。

    彼へのバイアスのかかり具合は分からないが
    確かにあった時代の暗部の多少を覗き見ることが
    できたのかもしれない。
    確かに取り巻きは狂信者たちなのだろうが
    ヒトラー以外はけっこう普通の人間なんだなと思った。
    最後に至ってはヒトラー以外人間的な狼狽振りが
    少し驚きだった。

    ヒトラー役の俳優の生き写し度がスゴイ。

  • ヒトラーが神経質で癇癪持ちであることは想像通りですが、秘書らの民間人に優しい心遣いを見せること、犬が殺されるときに顔を背けたことなど、裏の素顔がうかがえるところは興味深いです。でも、いくら「人間・ヒトラー」を描いたところで、彼の行為が正当化されることはないわけで、この映画の主眼もそこにはないはず(と信じたい)。

    子どもを薬殺するゲッペルス夫妻や、捕虜になるのを恐れて自死する将校たちの姿を見ると、日本の敗戦時の光景と似ているなぁと思うわけですが、別に日本人とドイツ人のメンタリティが似ているわけではなくて、これはただの「敗戦国の風景」なんですよね(考えてみりゃ「敗戦国」ってドイツと日本しかないんだな)

  • どんなひとでも最期はかなしい。

  • B。
    すごい話。重要人物が淡々と次々と出てくる。
    ユンゲさんは軍人ではなく、秘書なので、罪に問われなかったということだけど、それは40年代の女の子だったから?
    本人は自分を許せないと言っていたが、その当時は全く意識してないような描かれ方だった。映画としての演出もあるのだろうけれど。
    前日に見た、同じく実在の人物を映画にしたJエドガーよりずっと重厚。

  • ヒトラーが自殺するまでの12日間を描いた、限りなくドキュメンタリーに近い映画。
    人が描かれている。だから、怖い。
    恐怖だったり絶望だったり、それでも励ましあったり笑顔を見せたりするような、味方に見せる顔は逆の立場にいる人たちとそう変わらない。
    ハンナ・アーレントは1945年にはすでにナチは人だと言っているけれど、ここまで人なナチを描けるようになるまでにかかった時間を思うと、欧米の傷の深さを感じる。

    ハーヴィ・ミルクは政治とは希望を見せることだと言っていた。
    力のある政治の言葉には希望を見せる力がある。
    政治家ってアイドル(偶像)なんだなと思う。
    今を時めくスターの曲が出せば売れるみたいに、カリスマは人々を熱狂させる。
    でも、いったん力を失えば、落ち目のアイドルみたいに何を言っても何を言っても叩かれて等身大の無力が露呈して痛々しさが増すばかりだ。

    この映画で描かれるヒトラーはすでに力を失っている。
    いまだに信じている人も、無理やり信じようとしている人もいるけれど、こいつもうダメだなって空気もどうしようもなく流れている。
    ナチはヒトラーだけでできているわけではないから、偶像をかつぎあげてきた人たちの末路も容赦なく描かれる。
    信じ込んでいる人も信じ込みたい人も終わりを悟っている人も逃げたい人も逃げ方がわからない人も今できることを為そうとする人も、この流れからは抜け出せない。


    有名な戦犯もその辺のヒトラーユーゲントも多面的に描かれる。
    たとえばヒトラーは、非現実的な作戦を立てて部下に怒鳴り散らす狂気だけでなく、緊張する秘書候補の若い女性にみせる慈愛、疲れ切った動き、少年たちへの優しい激励。
    エヴァ・ブラウンは華やかでハイテンションで、でもそれは恐怖を見せないためだったりする。

    わるいやつらだから当然の報いだ、ではなく、こちらも被害者なんだ、ではもちろんなく、どうしたってこういう状況がどこかには生まれてしまう戦争自体の悲惨さをつきつけられるような、そんな映画。
    息苦しい、おそろしい、いい映画だ。

  • 誰の視点なのかが判然としない。秘書なら秘書の視点で物語を進めた方が良かったように思う。

    ブルーノ・ガンツの演技は最高だったが、独白シーンは一連の総統閣下シリーズを思い出してしまい、全然シリアスなシーンとしては受け止められなかった(笑)。

  • 独裁者側の陣営の葛藤と絶望への収束

  • 第二次世界大戦末期。
    ヒトラーさんが自殺する直前から物語はスタート。

    こりゃドイツは負けますわってくらい軍人たるヒトラーさんはとんでもないヤツに描かれていました。
    勝っているときは強気だけれど、負けだすと敗因を客観視できなくてガタガタになるってダメだよね。

    一方で秘書さんたちに対する優しさは、まるで別人ってくらい丁寧なジェントルマン。
    どっちが本当のヒトラーさんだったんだろうね。
    てか、精神的におかしくなっていたのかな。

    背が低くて美男子でもなく、学歴もなく自尊心だけが強い人間がトップを目指すには、わかりやすい目標とわかりやすい敵(ユダヤ人)を作る必要があったわけで、彼自身コンプレックスの塊だったって感じ。

    ある意味、きちんとした軍事学校を出ていなかったのが、結果が出ている間は良いけれど、いったんダメなほうに傾くと、坂道を転がるように崩壊していくメンタルにつながったようにも思いました。

    しかし、常時は男性よりも女性のほうが現実的なはずなのに、戦時は女性のほうがいつまでも現実の負けを受け入れられないってのはどうしてなんだろう?
    スッキリ負ければ、また別なのかもしれないけれど…。

    最後は優生である(らしい)ドイツ人同士が殺し合っていて、何やってんだか…って感じでした。
    ドイツは第一次世界大戦でも負けてるから、いろいろ思うことがあったのかもしれないけれどね。

    ヒトラーさんの死からエンディングまでも約40分あって、なんだか長いなぁ…って思う映画でした。
    ドイツ人がドイツ人のために作った映画だろうけれど、きちんと歴史に向き合いつつも、やっぱりヒトラーさん1人が飛び抜けて悪いって感じになっていたな…。

    いずれにしても自分がやらかしたことの後始末をしないで、自分の名声だけを考えて自殺したヒトラーさんは、全くもって尊敬できない人だと思いました。

    最後に主人公っぽかった秘書さん本人のインタビューが入っていて、戦争に関わった人は、誰もが生きている間ずっと苦しい思いをしているんだな…って思いました。

  • 地下要塞に追いつめられたブルーノ・ガンツの静かなシーンと激しいシーンが交差します。映画の中ではこれまで何をしてきたかは語られず、降伏しか選択肢がない中で、地図を開いてすでに戦闘力を失った部隊で架空の戦略を立てており、滑稽にも思えることもありました。どこで終わりを認めるのか=自害のタイミングをはかり、幹部にはその子どもを含めて生き残る選択肢はなかったことがおそろしいです。

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