嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]

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監督 : 中島哲也 
出演 : 中谷美紀  瑛太  伊勢谷友介  香川照之  市川実日子 
制作 : 中島哲也  山田宗樹 
  • アミューズソフトエンタテインメント (2006年発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427635975

嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • ☂~ これで人生が終わったと思いました ~☂

    松子様
    波乱万丈、お疲れさまでした。

    あたし思うに
    そんなに悪い人生じゃなかったのではと。

    人生は一度っきり
    な~んとなく生きて終わるより

    なんでこうなるの?
    おかしいなぁ?
    こんな筈じゃなかった!
    などと、ジタバタ生きる方が好き
    苦しみながらもなんとかやり過ごせば
    貴重な経験ってなもんで
    勿論、殺しはNGよ

    でも、冒険は
    せいぜい60歳までかな、
    体力、気力が持たないもんね

    龍洋一を演じた
    伊勢谷友介がよかったです
    見事、クズ中のクズ男を演じましたが
    ラスト、神父に
    「愛ってなんですか?」と問う様には感動した。

    この作品を観た方は
    松子のヘン顔を多分

    真似ただろう

    はい。

  • 事あるごとに観たくなり、また何度観ても無性に泣けてくる作品。

    松子の不幸は、家族の愛情に気づくのが遅かったことと切実で純粋とはいえ見返りが欲しい為の利己的な愛情しか他人に注げなかったことなんだと思う。
    作中に何度か出てくる「神は愛である」という言葉。
    この作品の素晴らしいところは、松子をはじめ作品には一般的にどうしようもない人達が沢山出てくるけど、そのどうしようもない人達を「しょうがねえなあ」と笑いでもって愛情豊かに描き出されていること。
    この、登場人物に対して愛おしさを覚えさせる中島監督の演出・視点こそが「神の愛」なんじゃないかな、と。

    「人の価値は、なにをしてもらったかではなく人になにをしてあげられたか」
    わーっと笑って泣いた鑑賞後、必ずしみじみと考えさせられる。

  • 愛されたかった、でも愛とは何かを知らなかった

  • ささいな事件から中学教師の職を失ったことをきっかけに、転落していく沢尻松子の人生を描く。CG、音楽、俳優を過剰投入し、リアリティ無視で突っ走る。これぞエンターテイメント映画だ。

    贅沢な演出に負けていない主演中谷美紀の突き抜けっぷりが最高だ。

  • 監督、脚本 中島哲也

    どんなに嫌われて、どんなに愛されなくて、どんなに不幸が重なっても、とにかく生き続ける。こんなに見ていて辛く、でもなぜか勇気をもらえる人生はなかなか送れるものではない。

    まずタイトル、表紙が秀逸。パッケージを手に取った瞬間、松子さんの人生が気になって仕方がなくなる。
    そして、“美”を体現しているような中谷美紀が、上述のような波乱な人生を送る作品となれば、掴みはバッチリだろう。

    話の展開、演出は好みが分かれるところだと思う。“パコと魔法の絵本”ほどには、どっぷりファンタジーな演出が合わないからこそ、絶望に満ちた展開に明るい未来を描き出すという逆説的な表現が好きであれば、この映画はハマるであろう。私もその例に漏れない。

    どれだけ苦しくても、生にしがみついてきたからこそ、りゅうくんに、そして甥に、神様と思われるような存在になれたのだ。バッドエンドのようでハッピーエンドのような、生きることそのものの意味を問いかけてくる、不思議な余韻を残す映画だった。

  • 2006年 日本
    監督:中島哲也
    原作:山田宗樹『嫌われ松子の一生』
    出演:中谷美紀/瑛太/伊勢谷友介/市川実日子/香川照之/濱田マリ/宮藤官九郎/武田真治/谷原章介/荒川良々/土屋アンナ/柴咲コウ

    『下妻物語』が思いがけず大好きな映画になったので、この映画もとても楽しみにしてました。今作も、とにかくキャストが豪華。下妻物語の土屋アンナちゃんを始め、ボニーピンクやAI、木村カエラといったシンガー陣に、瑛太、伊勢谷友介、谷原章介、武田真治といった二枚目、劇団ひとり、ゴリあたりのお笑い系に、クドカン、香川照之、柄本明といった渋い役者さんもちゃんと押さえ、なおかつ登場人物が散らかっていないところがいい。

    伊勢谷友介がとにかくカッコよかった!今まで見た伊勢谷友介の中で最高でした。妹役の市川実和子ちゃんも可愛かった!黒沢あすかが演じる元女囚でAV女優と松子との友情が、下妻物語でのフカキョンと土屋アンナを彷彿とさせられ感動的でした。

    あらすじだけ追えば、救いようのない悲惨なストーリー。無実の罪で教職を追われ(セクハラも受け)、惚れた男はたいてい暴力を振るい、あげく自殺したり、不倫の末捨てられたり、ソープで稼がせて搾取したり、組のお金を使いこんで血まみれで逃げてきたりする。たまに善良な人と出会ってもうまくいかず、あげくの果てが男を殺して刑務所行き…。

    ただこの悲惨な松子の人生を、ポップな色彩とミュージカル仕立てにしてあることで、それほど悲愴に感じさせなかったり、最終的にね「嫌われ松子」は実は「愛され松子」だったんだって思わされるところがね、上手いなあっていうか、とても好きでした。刑務所で歌って踊りながら仕事をするあたりだとか、たいした悪事を働いたわけでもないヒロインがひたすら転落していく様だとか、悲愴さの度合いは違うとはいえ、ビヨークの『ダンサーインザダーク』的な印象もあり、とても悲惨なのに、悲惨すぎて一種のファンタジーになっちゃってるというのがきっとミソ。

    ただ後半の落剥ぶりはリアルすぎてちょっと見ていてつらかったです…。引きこもり、掃除もせず化粧もせずぶくぶくと太り続け、アイドルに恋をして追っかけまがいの行動をとる松子。しかもなぜかその対象は光GENJIの内海くんという…(苦笑)。被害妄想から次第に狂気に陥り、笙野頼子の作品世界的幻覚に囚われてゆく松子の姿はホント見ていてつらかった…。あんなに必死で生きてきた松子が、なぜ、あんな死に方(殺され方)をしなくてはならなかったのか。いちまつの虚しさ、胸苦しさを残しながらも、人生はつらく苦しいけれど、それでもまんざらでもないというポジティブな結論に見るものを辿り着かせるあたり、この映画もとても好きだなと思います。

    (2006.11.06)

  • 過剰に演出された過剰なファンキーさがあり、
    とてもトラウマチック。
    そして、非常に本質的。
    人の一生というものは、その時の瞬間の判断や、
    果てなく繰り返される他者との相互作用なのだということ。
    それでも、どこまでも観念的で主観的なものであるということ。
    かつ、喪失の連続、愛するものを失った時の絶望の存在。
    それらを統合する、生きることへの執着心とエネルギー。
    が、感じられる映画です。

  • サントラも素晴らしかった 昭和テイストな曲がすきだった まつこ、マツコ、松子、 監督の演出のおかげでひたすら惨めな人生を追うのではなく松子が愛を求める姿に目を向けることが出来たのだと思う

  • 男にすがりつくダメ女の物語かと思ったら、七転八倒しながらも希望を信じで生きる、素敵な女性の物語だった。まるでマンガかアニメのような仰々しい演出だったり、奇抜な映像だったりが、よりこの映画の雰囲気を作り上げていて見事(なんとなく下妻物語風のテイストか。独特の美的感覚)。

    松子の弟は彼女の人生を「つまらん人生だったばい…」と言っていたが、それは他人が見た感想でしかなく、本人にとっては例え壮絶なものであっても、最後の最後で希望を持ってあの世に旅立てたのだから、「素晴らしい人生だった」のだろう。

    ラストのところで良かったところと悪かったところ。良かったところは、今まで松子が接してきた相手が彼女の今際の際でみんな登場してくる…ということ。それも笑顔で…。まるで「色々あったけど、みんなそれで良かったんだよ。神様はずっとみんなを愛してるよ」と言ってくれているかのようだった。悪いところは、松子を殺した犯人が中学生の子供たちだった…ということ。まだ幼さが残る子供が金属バットを持って後ろから襲う姿は戦慄さえ覚えた。いくら演出に奇抜さを求めても、さすがにこれはやりすぎ。このシーンのせいで子供にこの映画を見せるのをためらわれる。

    全体としてはとても素晴らしい映画で、中でも主演を演じた中谷美紀さんの演技力に圧巻。生真面目な先生、娼婦、中年のグータラおばさんと、見事に演じ分けた。さすが大女優。

  • ちょっとしたことから狂う人生。
    父親に好かれたい気持ちが男に尽くす性格をつくり、身を滅ぼしたり助けたり。
    歌がよかったなぁ。
    テンポもよかったなぁ。
    いろいろよかったなぁ。

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