ククーシュカ ラップランドの妖精 [DVD]

監督 : アレクサンドル・ロゴシュキン 
出演 : アンニ=クリスティーナ・ユーソ  ヴィッレ・ハーパサロ  ヴィクトル・ブィチコフ 
  • video maker(VC/DAS)(D)
3.50
  • (18)
  • (33)
  • (51)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 204
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4571169961366

感想・レビュー・書評

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  • なおみさんおすすめ。
    やっぱり、すごく好きだった。
    男ふたりと女ひとりの織りなす神話のようでもある。
    いろんな意味が含まっているようで、同時に、アッケラカンと突き抜けているような。ああいうのを見ると、女がもともと持っている、獣じみたたくましさを感じる。山や川のように厳しいし、優しい。

  • フィンランドから届いた御伽話風に売ってますが、お子様と見たら気まずくなること間違いなしの一品。えっちなやり取り多いよ。パッケージに居る妖精のような子供は、最後にちらりとしか出てきません。互いに言葉の通じない三人のやり取りのコミカルさと、少しだけ織り込まれた戦争の残酷さが上手い事マッチしてないんですが、見ていて決してつまらなくない作品でした。邦題どうよって思いますが、いつ命を落としてもおかしくない立場におかれた人が出会って共同生活を送って、和解するのは御伽噺なのかな。

  • 一方通行の会話なのに、きちんと相手を想うこもができる。
    想われてるって感じられる。
    …そんな不思議な人間関係。

    でも、いいなって思いました。

    人の言葉に傷付くことが重なると、こんな人間関係もいいのにな…って思ってしまいます。

    この映画が好きな方は「明るい瞳」もオススメです。

  • 何を視点に感じれば良かったんだろう。。。
    言語が通じないことの表現もコミカルに見れなかった。邦訳が合わなかったのかなー。。。

  • 言葉の通じない三人のもどかしい人間模様が、まったり楽しかった。
    いかにもミニシアター系ていう雰囲気が可愛い。ほのぼの。

  • 異国、戦争、クソクラ

  • このメルヘンちっくなパケ&サブタイトルと内容とのギャップが凄いですね。
    パケだけみると家族みんなで楽しめそうな雰囲気だけど、お子ちゃまにはまだ早い内容です(笑)。

    フィンランドとロシアの2人の兵士と先住民族の女性アンニとの奇妙な共同生活。
    3人は言葉が通じないので、それぞれが思ったことを遠慮せずに口にするところが面白いです。
    特にアンニの性に対する自由奔放さと大らかさは、本作のいちばんの魅力なんじゃないですかね。
    彼女をみていると「貞節を守る」なんて美意識は、つくづく文明人だけのものなんだぁと思ってしまいました。

    (2002年 ロシア)

  • 第ニ次世界対戦末期
    フィンランド北端の地・ラップランドを舞台に
    母国語の違う3人の奇妙な時間を描いたロシア映画。


    先住民族のアンニが助けたのは
    敵対するロシア兵とフィンランド兵。
    サミー語・ドイツ語・フィンランド語。
    最後まで一切言葉の通じない3人の距離感が とっても素敵。

    水色と銀色の静やかで荒涼とした風景に
    ビョークのネズの木を思い出しました。
    メイキングでアンニが歌ってる歌がすき。


    かわいい映画 ではないです。
    写真とタイトルの印象を
    いい意味で裏切られた気持ち。

  • もうちょっと有名でもいいのに、と思う良作。話はシンプルでわかりやすく、登場人物のキャラの立ち方がすごい。それぞれがそれぞれに抱く感情もしっかり描かれていておもしろいです。そして、言葉が通じない彼らの間におこる勘違いやすれ違いを把握出来るのは観ている私たちだけ、という妙にうれしい優越感も面白さの要因のひとつかもしれません。

  • 作品のテーマが明確で、全てがそれに向かって作られていると感じられた。いい映画を観たな、と素直に思いました。このパッケージと副題は逆に損をしているような…。

  • このジャケットと、ラップランドの妖精という副題から、勝手に「北欧の可愛い物語」と思って観たら全然違った!! 
    もうオープニングから大違いッ!! 
    でも、すっごーく面白かった。 勘違い万歳!

  • (The Cuckoo; 2002/露、104min.)

    舞台は、第二次世界大戦末期のラップランド地方。
    言葉が通じない3人の共同生活。
    戦争映画なんだけど、笑えたり、暖かさを感じたりする 不思議な映画。

    (サーミ語・フィンランド語・ドイツ語・ロシア語)

  • 言葉は必要ないんじゃないかって思った。
    生きていくことは生き抜くこと、と映画「ライフ」で言ってたけど本当にその表現が似合う。

  • すごく良い映画だと思う。ストーリーだけじゃなくて、作品そのものがスタッフの愛で溢れてる。

    夫が出征し、ラップランドの湖のほとりで、ひとり暮らすアンニ。ある日、彼女は家のそばで傷ついたロシア兵を見つけ、連れ帰って介抱する。そこへ、軍法会議から逃れてきたフィンランド兵がやってきて―。
    ロシア語、サーミ語、フィンランド語。
    言葉で通じ合えない3人が、的外れなコミュニケーションを通して、人間として関わり合っていく物語。


    大事なセリフが結構ストレートに言われちゃうけど、設定が設定だけに、複雑になりすぎなくてむしろ良かったかも。
    ゆったりとした流れの中にも緩急があったし、結末もとても好きだな。
    とてもやさしい。


    特に 興味深かったのは、死に瀕した者の魂を呼び戻すシーン。サーミ族のシャーマニズムすごく面白かった。
    犬って何か、魂を現世に引き戻す力があるのかな?おばさんも臨死体験したとき、犬の鳴き声で帰ってきたらしいけど。

  • フィンランド最北の地ラップランドで、ロシア軍とドイツ軍、 そして自国の領土回復のためドイツに同盟していたフィンランド軍が戦っていた頃のこと。

    平和主義者であるフィンランド軍の狙撃兵ヴェイッコは、戦争への非協力的態度に怒った戦友らによって罰としてドイツの軍服を着せられた上、鎖で大岩に繋がれたまま置き去りにされてしまう。
    だが数日間の格闘の末、彼はなんとか身をふりほどき、足かせをはめたまま安全な場所を求めて歩き出した。足かせと格闘中のヴェイッコを見ていた人物で秘密警察に逮捕されたロシア軍大尉イワンだ。軍法会議へと連行される途中、イワンは味方の誤爆によって重傷を負う。 その近くを通りかかったのが、ラップランドに暮らす女アンニ。彼女は重傷のイワンを自分の小屋まで運び、看病してやることにする。
    一方、足かせをはずす道具を探し歩いていたヴェイッコもアンニの家に行き当たる。ヴェイッコは、敵軍に捕まることを避けるため、 当面アンニの家に留まることにする。自分の小屋にかくまってやることにした彼女にとって2人は敵ではなく、ただの男たち。
    ところが、それぞれが互いにフィンランド語、ロシア語、サーミ語しか理解することができなかった。
    こうして、言葉のコミュニケーションはまったくとれないまま、3人のユーモラスでちょっと不思議な暮らしが始まった。 敵同士として対峙する男たちも人なつこいアンニのおかげで心をほぐされていく。だがある日のこと、事件が起こる……。

  • 【ククーシュカ ラップランドの妖精】戦争から生まれた素敵な出会い。国籍も違う言葉も通じない3人の奇妙な共同生活。微妙に擦れ違う会話に思わずクスクスと笑みがこぼれる。かなり地味な作品なため好みがはっきり分かれるはず。昔のスローライフを堪能したい方へ。70点

  • タイトルとパッケージをみてメルヘンだと勘違いして視聴した人は後悔しちゃうかも・・。
    フィンランドとソ連の兵士たちとサーミ人の女性が出会い、
    お互いに言葉が通じない中、愛をはぐくんでいく物語。

    でもわかりやすい話ではないので好き嫌いがわれるかもしれません。

  • 製作年:2002年 製作国:ロシア 時間:104分
    原題:KUKUSHKA
    監督:アレクサンドル・ロゴシュキン

    (3.5点)

  • タイトルほどメルヘンじゃないw
    ソ連兵のおっさんがちょっと不憫。

  • 何回みても凄く素敵な映画。
    映画館で2度みました!!
    とにかく、アンニが可愛くて、女の子らしくて、でも嫌らしく無くて・・・。
    戦争は終わったんだーっていうときに沢山私の好きな小説の名前がでてきたり笑
    あとは、言葉の違い。
    3ヶ国語で話をする。
    どこか通じていて通じていなくて。
    すれ違い・・・。
    最後は本当に感動します。
    是非見てください。

  • 民話のようなお話でした。

  • いい

  • 最初が何のシーンかわかりにくいまま
    進んでいくので、置いてきぼり感がありましたが
    後々になるにつれひきこまれて行きます。
    特に呼び戻す儀式の空気と雰囲気に圧巻です。

  • うーん、、、期待ほどでは。

  • 2006年観賞 なんだかわからないけど不思議に導かれて見に行きました。言葉の通わない3人が戦争で出会う。愛し合うというより助け合ったり、お互いの様子をうかがったりしながらそこで生活していくことになる。見終わった後も不思議感満タンの映画でした。好きです

  • 舞台となるのはフィンランド。そこではロシア(ソ連)とフィンランドが激しい攻防戦を繰り広げていた。
    夫に先立たれ、一人静かな生活を営んでいたサーミ人の女性は、偶然敵同士である二人の男を保護する。サーミ人、フィンランド人、ロシア人の、奇妙な共同生活。母国語しか知らない三人の言葉は勿論通じず、それゆえにおこってしまうすれ違い。
    男に餓え、誘い、満たして、逞しく自分の生活を守ろうとするサーミ人。
    戦争を嫌い、敵であるロシア人ともなんとか交流を図ろうとするフィンランド人。
    制服から敵をドイツ軍と勘違いし、一人不満を漏らしながら思い悩むロシア人。
    北欧の雄大な自然。人を殺すことが目的の戦争。その中でも生まれてしまう人間同士の交流。そして何より印象に残るのは、どんな場所でも逞しく生きる女性の本能的な美しさです。

    会話を全て字幕で見ていると、皆自分勝手にしゃべり散らかしていて、結構面白い。現地の民俗の生活様式や、信仰のモチーフなどもとても興味深く見ることができました。戦争の話とは知らず、もしかして殺しあいとか暗いテーマなのかと思ったら、ユーモアもちゃんとあります。けれど、ただただ楽しいだけではなく中々シュール。その距離感がとても良いと思います。
    パッケージにもなっている場面に物語が辿り着いたとき、昔から途切れることなく続く「オンナ」という生き物の、揺らぐことのない本能を垣間見たような気持ちになりました。

  • 「ククーシュカ」は意外な意味でした。でも納得。

  • 言葉が通じないって難しい<br>
    ユーモアで切なくて温かい

  • ふむふむ

  • 戦争モノのようでファンタジーもの。人間ていう存在・ことばてスゴイな。

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