パーマネント・バケーション [DVD]

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監督 : ジム・ジャームッシュ 
出演 : クリス・パーカー  リーラ・ガスティル  ジョン・ルーリー  リチャード・ボース  ルース・ボルトン 
制作 : ジム・ジャームッシュ 
  • キングレコード (2006年11月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003979942

パーマネント・バケーション [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • ライ麦畑でつかまえてを思い出した。

  • これと、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ダウン・バイ・ロー』の
    初期3作品を観ましたが
    一番面白かったのは『ストレンジャー~』、
    一番好きだと感じたのはこの『パーマネント・バケーション』です。

    これはジムさんの自伝的作品だと思う。
    冒頭の主人公によるナレーション

    “これは僕の物語の一部だ
    僕のすべてを説明はできない
    物語というものは 点と点を結んで
    最後に何かが現れる絵のようなものだ
    僕の物語もそれだ
    僕という人間が
    ひとつの点から別の点へと移る
    だが何も大して変わるわけじゃない”

    “僕は色々な人間とつき合い 一緒に暮らし
    彼らの行動を見てきた
    それは 一連の部屋のようなものだ
    どの部屋も人間と似ている
    新しい部屋は最初は物珍しい”

    “だが やがてその物珍しさは 消えて
    嫌悪がじわじわとしのび寄ってくる”

    “今いる場所は言葉すら通じない
    だがStrangersは結局Strangersだ
    今 僕が語ってる物語は
    「そこ」から「ここ」
    いや 「ここ」から「ここ」への話だ”

    これを聴いてハッとした。
    目から鱗が落ちた。謎が解けた気がしました。
    ジムさんの映画作りの基本的姿勢と
    のちに繋がるテーマをここで語っている。
    本来は映像で語るところを、ナレーションで語らせてるのは若さゆえか。
    のちの2作品どちらにもあるセリフ「どこかで見たような部屋だな」とは
    このことを言ってたのか、と。

    ロートレアモン「マルドロールの歌」
    中国人による爆撃
    映画「バレン」と谷洋子
    『続・夕陽のガンマン』のテーマ、等々

    物語は続いて、ドップラー効果のジョーク。
    とあるサックスプレイヤーの話。
    映画の冒頭ではチャーリー・パーカーの話が出てくるけど、
    彼の出身地はカンザス。
    カンザスと言えば『オズの魔法使い』。
    だから『虹の彼方に』。
    『オズの魔法使い』って、
    「ここ」から「そこ」に行って、また「ここ」へ帰る話。

    「やっぱりおうちが一番!」

    この作品は、ジムさんがNYからパリへ行って
    またNYに帰ってきてから作ったものなので、
    心情がはっきり出ている気がします。

  • 主人公が街の住人と少し話を交わす、
    何もストーリー性は無く、眠い。

    ジャームッシュ節とか、
    フランス映画にはない、乾いたダルさとか
    好きな人はたまんないのかな?

    長編のデビュー作で、監督が若い時とか、
    そういう観点からすれば、良いんだろうけど。。。

  • 次作以降ではユーモアに包まれている人間の孤独が、この作品では、むきだしのまま悲鳴をあげている。こんな境地に一回達したからこそ、ストレンジャーザンパラダイス以降のどこか優しい作風に導かれたのだろうと思った。

    ただ歩いてるだけのシーンが心地よい。昔にはあって今はないという、崩落している裏ニューヨークの風景。

    ドップラー効果の話はシュールさにきりきりまいって感じだなこりゃあ。日本人には難しいかもしれない。でもこの話がラストの伏線になっている。というかこの作品の暗喩的な役割を果たしている。

    おかしな人間が色々出てくるが、主人公は物憂げな表情でそれを受け流す。なんとか観ている方の集中力もそれで保たれるところがある。

    でも、やっぱり主人公も結構イかれてる。
    キャッチャーインザライにちょっと似てるかなぁ。

    最後にはガールフレンドもいなくなってしまい、車を盗んだ金でニューヨークを離れることにする主人公。港ではパリから今やってきたという青年と交流を経るも束の間。船に乗り込む。離れていくニューヨーク。。

    「僕の旅は、終わりのない休暇(パーマネントバケーション)だ。」

  • 眠れないまま、アロイシュス・パーカー(クリス・パーカー)は、ニューヨークの裏街で歩きまって夜を過ごしていた。「どの人間も住んでいる部屋に似ていて、定着してしまえばおしまい」と考える彼は、そうならないために、追いかけてくるものの一歩さきを動いていこうと強く思っていた。

    完全に題名とジャケットに惚れて借りたけどおしゃれすぎた。
    青春は迷って抵抗して眠れない!

  • マッツァの漂流理論を思い出した。

  • 「幻想と、漂流感覚、そしてみずみずしい旅だち—」


    眠れないまま、アロイシュス・パーカー(クリス・パーカー)は、ニューヨークの裏街で歩きまって夜を過ごしていた。
    「どの人間も住んでいる部屋に似ていて、定着してしまえばおしまい」と考える彼は、そうならないために、追いかけてくるものの一歩さきを動いていこうと強く思っていたが、それを同居している女友だちのリーラ(リーラ・ガスティル)に伝えることはむなしい。
    彼女は部屋の外を窓から見ている。
    アパートに戻った彼は1人、ビー・バップのレコードをかけて踊る。彼は自分から口を開いて孤独について漂流の必要性などを彼女に話す。彼の父も漂流癖があったが、そのために母(ルース・ボルトン)は精神病院に入院していた。
    突然、アロイシュスは母を見舞いに行こうと思いたち実行に移す。荒れはてた病院に母を訪れる彼。老朽化した部屋に老婆といっしょに寝起きしている母。彼女とは意志の疎通が難しい。
    病院を出たアロイシュスは、また街をうろつく。ビルの前の少年たち、スペイン語の歌を歌っている少女たち。映画館のロビーに入ってポップコーン売りの娘に話しかけるが、相手にされない。
    黒人のジャンキーが彼を呼びとめ、ジョークを言う。あるアメリカ人ジャズ・ミュージシャンがヨーロッパで貧困し自殺しようとする話だ。男は自分で大笑いするが、アリーは楽しめず、またさまよい出す。
    あるサックス・プレイヤーがアロイシュスに美しいメロディーを即興で聞かせる。
    翌朝、屋上で日覚めるアロイシュス。
    その晩、アロイシュスはリーラのアパートに戻ってみるが、彼女は家にいない。寝室からスーツケースを持ち出し、パスポートを入れる。
    再び朝。アロイシュスは波止場にいる。少し離れたところに、同じようにスーツ・ケースを持った青年がいる。彼はフランス人でニューヨークには休息を求めてやって来たと語る。
    アロイシュスは、彼に自分はパリに行った方がいいかときく。青年は行った方がいいと答えた。
    入れかわるような2人。甲板で、長い桟橋を歩いて、アロイシュスは、船に近づくのだった。

  • 暗い。小汚ない。

  • (1980年作品)

  • 詩的な台詞とアンニュイな映像を眺めているだけで惚れ惚れする

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