浪華悲歌 [DVD]

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監督 : 溝口健二 
出演 : 山田五十鈴 
  • 松竹ホームビデオ (2006年11月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105050679

浪華悲歌 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 2017.2.9 視聴

  • (1936年作品)

  • 溝口健二監督 1936年作品
    (戦争の嵐に巻き込まれる前の・・・

    山田五十鈴は1917年うまれ。
    19歳の初々しいとき・・・に演じた。

    ちょっと、癇癪もち風の会社の社長の家庭が描かれる。
    養子で、奥さんは 社交的で、家庭を顧みない。
    いいヒトでもつくってみろとけしかけられる。

    父親が 会社から横領した 300円を 
    工面しようとする娘 山田五十鈴。
    結局 製薬会社の社長の 妾になり・・ 
    その300円を用立てる。

    父親は その会社に就職することに・・・
    そこからは・・・奥さんに踏み込まれたりで・・・
    嫌気が差し 元同僚と結婚しようとするが・・・

    株屋の藤野(新藤英太郎)から 
    兄の授業料のために 200円を工面する。
    (製薬会社の社長と株屋の藤野の見分けがつかない。
     同じような顔をしている。昔のオヤジは同じ顔だった。
    それが 詐欺と訴えられ・・元同僚は 肝を冷やしてしまう。

    その事件が新聞でも報道され 
    妹 兄からも嫌われる。
    父親は 何もいえない・・・
    家族で食べる すき焼きの仲間にも入れてもらえない。

    不良娘は どこに行くのか?
    で終わってしまう。
    確かにきれいになったが・・こころは乾いている。

    志村喬は 刑事役で出ている。

    貧乏を どう抜け出すのか?
    その方法が・・・安易であるが、家族の絆はもろい。
    溝口健二は 一体何を描きたかったのだろう?

  •  1936年、第一映画製作。溝口健二監督、山田五十鈴主演。
     会社のカネを使い込んだ父の借金を穴埋めしようと、社長の愛人になったことから、澄子の人生は暗転し始める……というストーリー。移動撮影を多用した叙情的なカメラワークには唸らせられた。

     過去の映画はどれもそれなりに勉強になるが、この作も、1930年代の大阪を描く細部に興味を惹かれた。社内電話でデートの約束をするカップル、もう自動ドアになっている地下鉄、文楽座(お染久松がかかっていた)、モダンなアパートと澄子の実家の落差など。『新しき土』の帝国ホテル同様、こういう細部は知っておくべきものだろう。


     

  • ほんとはもっとドロドロした表現でもいいのでしょうが、まじめな溝口健二らしい表現なのでしょう。
    でも、その分、少し物足りなさも感じます。
    主人公の女性は「めかけ」であったことが、もっと惨めであったでしょうし、家族の犠牲になりながらも、家族から差別されていたことも、もう少し怨念をもって表現してもよかったのではないでしょうか。
    きれい過ぎて、感情の深みが感じられませんでした。

  • 池袋・新文芸坐にて。

    昭和11年の溝口監督作品。家族の雰囲気や主人公あやこ(山田五十鈴)の台詞に、戦前とは思えない現代的リアリティーを感じた。本当の関西弁。えげつなくて、とげとげしくて、悲しいユーモアを帯びた言葉が飛び交う。

  • 女流ハードボイルドの真骨頂だ。むき出しの大阪弁がいい。

  • Osaka Elegy

    山田五十鈴の演ずる主人公アヤ子は、会社の金を横領した父親を助けるために、自分の勤める会社の社長の愛人になる。
    しばらくして社長と切れてから、さらに兄の学費のためにお金が必要になり社長の友人の株屋の藤野喜蔵に身を任せるふりをしてお金だけだまし取る。
    そのあと以前の恋人西村進に全てを打ち明け、結婚しようとするが、そこへ怒った藤野喜蔵がやってくる。
    彼は刑事を呼び、アヤ子と進はは逮捕される。
    進は自分は関係ないとアヤ子を置いて警察署を去る。
    そんな彼女に対して、家族の目は冷たい。

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