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- / ISBN・EAN: 4988066153570
感想・レビュー・書評
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1985年、井上ひさし原作の超名作NHKドラマ。
とにかく日本語ってこんなにこんなに面白い!!
わけわからん言葉のオンパレード!!
〜オドチャにカガチャ、
こげなワゲでオヤスギさまたモーひとづ、
お国訛りがふえだのだジョオン。ンだらばまんず。〜
これが大竹ふみさんの山形弁
〜オヤットサーデゴザイモス〜
これがお光さんの薩摩弁
〜閣下はコーユーとられたでありますノンタ〜
これが清之輔さんの長州弁
他にも弥平さんのズンリキシャ・ズーゴヤ南部遠野弁、
〜旦那様がケェアッテミアーゼァーモ!〜
広沢さんの名古屋弁、
それから、てやんでぃべらんめぃの東京下町言葉、
江戸山手言葉に京言葉、ジェネコ、ケロの会津弁…。
等々、方言が飛び交う飛び交う。
明治の半ば、あるお屋敷でのお話。
「全国統一話言葉」を制定しようと奮闘する南郷清之輔は、
まずお屋敷内の者たちの様々な方言を観察し始め……といった感じ。
文庫本でも出てるので(中公文庫)、興味があったらぜひ。
そして何よりも、声を出して読んでみて欲しい。
薩摩弁なんかね、映像だと日本語なのに字幕で訳が出るからね。
〜ヨシュゴアンド。ソヤドン、コイカラワ、
コゲンコツガナカコツシッセー、キヲツケヤッタモンセ〜
これらの方言を見事に自分のモノにしている
役者さん達も見事というほかない!!
川谷拓三、すまけい、石田えり、ちあきなおみ・・・
皆皆良い!!特に山岡久乃の超長ゼリフのシーンは圧巻!
ほんに、おんもしれぇぞー!!
んだらば、まんず!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戯曲を読んだけど,話し言葉がメインのドラマなので,やはり,ドラマを見たくなって,買ってしまった。
今では,テレビでも,日本語に字幕が入る時代だが,このビデオにも随所に字幕が出てくる。それは,もちろん,耳が不自由な人のためではなく,日本語が聞き取れない人のためにあるのだ。
これまでに⒉回見たが,字幕がないと何を言っているのか聞き取れない言葉が,まだたくさんある。本当に日本語は難しい。
テレビも何もなかった時代に,どのように,方言同士で会話していたのか,興味は尽きない。