金田一耕助TVシリーズ 黒猫亭事件 [DVD]

  • 17人登録
  • 3.82評価
    • (3)
    • (4)
    • (3)
    • (1)
    • (0)
  • 5レビュー
監督 : 渡邊祐介 
出演 : 古谷一行  太地喜和子  長門勇 
  • 角川エンタテインメント (2006年12月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111283153

金田一耕助TVシリーズ 黒猫亭事件 [DVD]の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 夏のお盆の頃に観るドラマはやはりこれしかありません!
    高校の夏の頃だったかに、おどろおどろしさと怖いもの見たさと連続物ゆえの顛末が気になって、欠かさず観ていた思い出があります。(笑)
    テレビドラマの「横溝正史シリーズ」とそれに続く「横溝正史シリーズⅡ」は、石坂浩二の金田一耕助とはまた別の面白さで魅せてくれた古谷一行の代表作と言ってもいいでしょうね。
    そんなわけで、今回は「横溝正史シリーズⅡ」の中から『黒猫亭事件』前篇・後編を観てみました。
    初放送は1978年9月で、毎日放送系とのことです。
    ということは私が高校生の頃、富山で観たのは再放送?だったのね。(^_^;

    主演はもちろん古谷一行です。それに日和警部役の長門勇も安心感があります。(笑)
    そして、『黒猫亭事件』としての主要登場人物には、スナック黒猫亭のマダム役の太地喜和子がいます。それにその夫役に田口計、近くの寺の僧・日兆役に赤い彗星こと池田秀一、金田一耕助の高校の先輩でマダムの情夫である土建屋の風間役に近藤洋介。
    ドラマのエンディングテーマは、茶木みやこの『あざみの如く棘あれば』で、これがまたこのシリーズによく合っていましたね。

    このドラマは女の強くて深い情念を描いた作品です。これにミステリーの味付けとして「顔のない女の死体」というプロットになっています。これだけでも、夏のお盆の時期にはぴったりだと思いませんか。(^o^)
    果たして、スナック黒猫亭の庭に埋められていた顔のない女の死体は誰なのか?黒猫亭のマダムなのか?あるいはマダムの夫の浮気相手であるダンサーなのか?はたまたマダムの夫のもう一人の情婦だった女なのか?
    マダムと夫が黒猫亭を引っ越す前、マダムはお化粧かぶれと称して黒猫亭の2階に引っ込んで、その間、彼女の顔を見た者は誰もいない。怪しい。何だかわからないけど怪しい・・・。顔のない女の死体は一体誰なのか?そして、引っ越したマダム夫婦の行方は?
    こんな感じで、横溝正史お得意の「顔のない女の死体」物の真骨頂の作品に仕上がっていたと思います。
    続きは本編で・・・。(笑)

    今回の物語の中心にいたのは、回想シーンでたびたび登場していたマダム役の太地喜和子だったと思います。物憂いしっとりとしたBGMも彼女によくあっていましたね。
    気が滅法強く癇癪持ちで情念がとてつもなく深い女。女のまわりにいた男3人(田口計、池田秀一、近藤洋介)は女にまとわりついてようで、実は女の強い情念の力でただ女のまわりを回っていただけだったのではないかとも思えてきます。
    そうした深い情念の強い女を演じるには、太地喜和子のような強面がジャストフィットだったのかもしれません。(笑)
    そういう意味ではこのドラマの本当の主役は、太地喜和子だったんですね。

    正直なところ、ラストの金田一の推理は「顔のない女の死体」の回答の大枠を示しているに過ぎなくて、細部で考えるといろいろと破綻しているようにも思えるのですが(笑)、このドラマのテーマはやはり女の強くて深い情念でしたので、ドラマの推理シーンが案外雑になっていたのも、結局、情念の方を強く描きたかったせいなんでしょうね。(笑)
    事件解決後もずっと引きずっていたし・・・。
    また、事件解決後の金田一にもすっきり感はなさげで、犯罪の枠組み以上に情念が優り過ぎていたためか、もやもや感が晴れなかったのも無理からぬことだったのかもしれません。
    ちなみに私はかなり久しぶりに観たので結末は全く憶えておらず、最後の真犯人は深読みし過ぎて外してしまいました。私は事件解明の段階からもやもや感が晴れないままです。(笑)

  • 死体と一緒に埋められた黒猫……ポーの『黒猫』がモチーフなんでしたっけこれ。

    DNA鑑定がない時代、殺されたのはいったい誰なのか。「こういうのは推理小説だとたいてい、真犯人と入れ替わっているんだけど」というメタ発言がありましたが、その通り、顔をわざと潰したことで事件がごたごたしていました。
    横溝は『顔のない死体』がどこまで好きなのだろう。

    風間俊六がいい奴なんだか悪い奴なんだかわからなかった。
    カッコイイ人だと思ってみてると腹が立ってくるw

  • レンタル

  • 時代の描き込みや、金田一の立ち振舞などこのシリーズの中で一番良かった。
    近藤洋介演じる風間俊六もいい味だしてたわぁ。

  • 2012年10月1日(月)、鑑賞。

全5件中 1 - 5件を表示

金田一耕助TVシリーズ 黒猫亭事件 [DVD]はこんな映画です

外部サイトの商品情報・レビュー

ツイートする