ブラック・ダリア コレクターズ・エディション 2枚組 [DVD]

監督 : ブライアン・デ・パルマ 
出演 : ジョシュ・ハートネット  スカーレット・ヨハンソン  ヒラリー・スワンク  アーロン・エッカート  ミア・カーシュナー 
  • 東宝 (2011年10月17日発売)
2.71
  • (6)
  • (26)
  • (186)
  • (83)
  • (25)
本棚登録 : 559
感想 : 118
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104042439

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 共にボクサーとしての経歴を持つロサンゼルス市警の名物コンビ、バッキーとリー。
    ある日、市内の空き地で腰から切断された若い女性の死体が発見される。以来、リーはこの事件に異常なほどの執着を見せ始める…。  
    「L.A.コンフィデンシャル」の原作者ジェイムズ・エルロイの同名ベストセラー小説をブライアン・デ・パルマ監督が映画化したクライム・ミステリー。
    40年代にロサンゼルスで実際に起こった有名な猟奇殺人事件を基に、捜査に当たる2人の刑事が、次第に事件の背後に広がる妖しく深い闇の中に呑み込まれていくさまをスタイリッシュに描く。
    対照的な性格の2人の刑事の友情とライバル関係を丹念に描きつつ、ブラックダリア事件に絡んだ連続殺人事件を追う刑事のドロドロしたドラマとサスペンスを、ブライアン・デ・パルマ独特なネチっこいタッチで描いています。アーロン・エカート、ジョシュ・ハートネット、スカーレット・ヨハンソンの好演が、印象深いフィルムノワールです。

  • エルロイの「暗黒のLA4部作」の1作目を映画化したもの、と思って見たので、結果4部作で明かされるLAの裏面の歴史につながる伏線とか、そればかり考えて観てしまった。映画の中で回収される伏線とチラ見せ情報と、とにかく情報量が多くて拾いきれないので、なんとなく大きな枠の中で観ないと楽しめないから。中盤くらいからやっと話が理解できるようになった。
    そして4部作についてはほとんど覚えてなかった。結局単体の映画として面白かった。のでよしとする。

  • 見どころ
    ブライアン・デ・パルマの後期代表作といえるフィルムノワール。クレーンを駆使した長回し、らせん階段と影を効果的に使った演出など、デ・パルマカットを堪能できる。
    ストーリー
    1947年、L.A.。空き地で身体を切断された女の惨殺死体が発見された。ハリウッドスターを夢見ながら大都会の暗闇に葬られた女を、人は「ブラック・ダリア」と呼んだ。やがて、L.A.の闇にうごめく事件の謎は、2人の刑事の運命を狂わせていく。
    ここがポイント!
    ブラック・ダリア事件は1947年のL.A.で実際に起きた未解決殺人事件。
    2021年08月31日 23:59まで配信R15+

  •  ジェイムズ・エルロイの同名小説をブライアン・デ・パルマが映画化したもの。

     ストーリーの元になっている「ブラック・ダリア惨殺事件」について、私は『映画宝島 地獄のハリウッド!』(いまをときめく町山智浩氏が編集者時代に手がけた傑作ムック)で知った。1947年のLAで、女優の卵でもあった娼婦が体を上下真っ二つに切断され、口を裂かれ血を抜かれて殺された猟奇殺人事件。
     迷宮入りとなったこの事件を元にしたハードボイルド・ミステリである。

     戦後間もないLAの雰囲気(よく知らないけど)を濃密に刻み込んだ映像が素晴らしい。洗練された“21世紀のフィルムノワール”という趣。ヒッチコックばりの技巧が凝らされた撮影も面白いし、スカーレット・ヨハンソンとヒラリー・スワンクという2人のヒロインが色香を競うのも見どころ。

     映像もムードも俳優たちの演技も素晴らしいのだが、いかんせん、肝心のストーリーがよくわからない。
     前半に提示されたいくつかの謎について、終盤にバタバタとあわただしく謎解きがなされるのだが、謎が解かれてもスッキリせず、なんだかごまかされたような気分になった。伏線の歯車がカチリカチリと見事に噛み合わさって、「そういうことだったのか!」と思わず膝を打つ……そんな快感はまったく感じられないのだ。

     きっと、原作を読んだ人ならそんな気分にはならないのだろう。映画だけで楽しむには、この物語は複雑すぎるのだ。こんどは原作を読んだうえで再見してみたい。

  • なんて魅惑的なタイトルなんだ、
    しかもジョシュにスカーレットなんて。

    だが、

    晴れ ときどき 爆睡だ。

    ほぼ全般にあたって、居眠りしてしまった。
    もしかしたら、いい映画だったかもしれないのにでも見直す気が起こらない。


    陰気で毒々しい、気味の悪さがいやだ。

    サスペンスなのに。

  • 戦後間もないL.Aで死体の損傷が酷くい黒髪・黒ドレスの白人女性死体が発見された。後にハリウッド女優になる事を夢みマサチューセッツから来たエリザベスと判明、刑事・バッキー(ジョシュ・ハートネットさん)とリー(アーロン・エッカートさん)は犯人の捜索にあたるが、リーは奥さん(スカーレット・ヨハンソンさん)も気にならない感じで何かに憑りつかれた様になっていく。殺害までのエリザベスの足取りを追って行く内にバッキーの中で何かが繋がっていくのだが、そこでバッキーとリーを待ち受ける者とは。。。

  • 有名な『ブラック・ダリア』事件…に着想を得た別物。異常犯罪やシリアル・キラー等に興味があるのでとりあえずこれも観てみたけれど、いろいろ詰め込み過ぎで人間関係も無駄に複雑。もっと省けばいいのにと思ってしまう。さして捜査もしてないのに偶然犯人に繋がった感じで、全部理詰めでやれとはいわないけれどこれではミステリーとしてもいただけない。死体の異常な損壊という最大の謎もこれではいかせていないし。もっと謎解きに重きを置くか、いっそ過激な残酷シーンだらけのB級感溢れるスプラッターにでもしてくれる方が見応えがあるのになあ。

  •  「L.A.コンフィデンシャル」の原作者ジェームズ・エルロイの同名ベストセラーをブライアン・デ・パルマ監督が映画化したクライム・ミステリー。女優の卵が胴体を真っ二つに切断された惨殺死体で発見されるという、40年代にロサンジェルスで実際に起こった有名な猟奇殺人事件を基に、捜査に当たる2人の刑事が、次第に事件の背後に広がる妖しく深い闇の中に呑み込まれていくさまをスタイリッシュに描く。出演はジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカート、スカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンク。
     共にボクサーとしての経歴を持つロサンジェルス市警の名物コンビ、バッキー・ブライカートとリー・ブランチャード。リーには美しい同棲相手ケイ・レイクがいたが、いつしか彼らは3人で行動を共にするようになっていた。そんなある日、腰から切断された若い女性の死体が発見される。やがて被害者の身元が、女優を目指してマサチューセッツからやって来たエリザベス・ショートという女性と判明する。マスコミは彼女を“ブラック・ダリア”と呼び大きく報じる。一方リーは、この事件に異常なほどの執着を見せ、ケイとの時間さえ惜しむほど捜査に夢中になっていく…。

  • ゴシックな雰囲気、ミステリアスな事件、映像が美しくてうっとり観れました。登場人物の全てがズブズブで腐りかけてて、誰一人として共感して観られないけど、好きな映画です。これがノワールというやつか!

  • あーつまんね!いい評判は聞かなかったけど、
    純粋に面白くなかったです(笑)
    近年のデパルマさんはほんと、精彩を欠くなあ・・・。

    嫌いなタイプの映画でした。開始5分でダメ映画だと確定。
    小説が原作で、それ以上の付加価値がほとんどないっていうやつ・・・
    ナレーションでべらべらべらべら説明するタイプの。
    最近観たものだと、『アンドロメダ...』なんかも近いんだけど
    原作を読みたくなるんですよ。
    原作の魅力に映画が追いついてないのが
    映画を観ただけでわかってしまう。

    『アンドロメダ...』の映画はまだ全然よかったんだけど、
    この『ブラック・ダリア』はノワールとはいえ一応ミステリなんですよね?
    そうすると、情報量過多になるのは当然なんですよ・・・。
    人間関係なんてめちゃ複雑だし。
    自分のペースで小説を読ませてくれ!としか思えなくなる・・・。

    ただでさえ情報量過多なのに、2つの殺人事件が交錯してくっていう・・・
    そこが原作のミソなんでしょうけど、最終的に大して関係ない・・・。
    刑事(アーロン・エッカート)と、金持ち女の一家が重要なのに
    こいつらの描写ってほとんどないですよね?
    まあそれいうと全体的に何にも描写されないんだけど!
    社会の暗部をメインに描きたいような作品だったら、
    悪徳警官的なものとこの一家のどろどろした関係を描くのが当然だけど
    これらは個々に、それぞれ良い作品がありますよね。

    で、これ元々フィンチャーが監督するはずだったとかで
    その代わりに『ゾディアック』を撮ったとか。
    『ゾディアック』は、事件にあまりに熱中しすぎて、
    事件の狂気に主人公もだんだん飲み込まれてって
    家庭とかボロボロになってくような話だったと思うんですが
    『ブラック・ダリア』でブラックダリア事件の狂気に飲み込まれるか?
    っていうと、セリフでちらっとあるだけなんですよ(笑)。

    先に書いた、金持ち一家のどろどろした関係を描いた作品なら
    『犬神家の一族』もあるし、
    同じくフィンチャーの『ドラゴン・タトゥーの女』もあるし・・・
    どちらも素直にちゃんと面白い作品で、それらには及ばない。

    色んな要素の入った作品ですけど、あともうひとつ
    名作『サンセット大通り』の影響じゃないか?とか
    『ロスト・ハイウェイ』ぽかったなーとも思うんですが
    『ロスト・ハイウェイ』の方がまだ全然面白かった・・・。

    『ブルーベルベット』『マルホランド・ドライヴ』『ロスト・ハイウェイ』に
    『ブラック・ダリア』の要素が散見されるので
    リンチもブラック・ダリア事件に影響されてるんでしょうか。
    (因みに『ブルーベルベット』はブラックダリア原作の前年に公開)

    なんでこれデパルマがやったんでしょうね。
    原作の雰囲気もあるんだろうけど、
    『アンタッチャブル』をやってたからでしょうか。

全118件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×