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感想・レビュー・書評
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殺人というタブーにふれる行為において、殺人者を最も魅了し興奮させた手段は毒を用いること……毒薬には妖しい魅力が満ちている。それは殺す者と殺される者の間に、劇的シチュエーションをもたらす。数ある殺人のなかでも、「毒殺」こそが犯罪の芸術なのだ! 毒薬と毒殺事件をめぐる異色のエッセイ集。(表紙裏)
時代がどんどん下ってくるのが面白い。必要とされる理由が変わらないのも、また。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
随分以前に読んだ本を再読。歴史書、薬学系の学術書、その他様々な資料から毒薬にまつわる話を集めたもの。さすが澁澤龍彦、怪しいことこの上ない。中世の毒殺事件をまるでみて来たかのように描き出す。それにつけても、人間の欲望というのは、恐ろしい。でも、その分、生命力に溢れていて、なぜか惹きつけられる。
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河出文庫 121F
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