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感想・レビュー・書評
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3刷 小ヤケ
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杉浦日向子の漫画著作はすべて最初の出版社の版で持っている、というのはささやかな自慢だ。
合葬 青林堂(1983)
ゑひもせず 青林堂(1983)
ニッポニア・ニッポン 青林堂(1984)
百日紅 一〜三 実業之日本社(1985~1987)
二つ枕 青林堂(1986)
風流江戸雀 潮出版(1987)
百物語 壱〜参 新潮社(1987~1993)
YASUJI東京 筑摩書房(1988)
東のエデン 青林堂(1989)
とんでもねぇ野郎 青林堂(1991)
どれでもいい。魅力はその人の語り口である。春風駘蕩。川の向こうは彼岸である。最初からそうだった。はるかぜにもちらりと混じる。ぞっとするまえにまたとろりとしてしまう。エッセイ仕事は余技のように思ってあまりフォローしていなかったら、『東京イワシ頭』あたりでは語り口が漫画といっしょになっていて驚いた。凄いなあ、と感心しようにもまたとろり。こっちまで駘蕩とさせられる。大人(たいじん)である。 -
131ページが印象的。
全体的に淡々と描いているにもかかわらず初体験の介錯が上手くいかなかった記述などから、さりげなく凄まじさが伝わってくる。
著者紹介の正座している杉浦さんが可愛い。 -
ユーズド価格:¥ 1,050