マーシャン・インカ (1983年) (サンリオSF文庫)

著者 : イアン・ワトスン 寺地五一

感想・レビュー・書評

[もりさんの感想 · 2012年5月14日]

2012/5/13購入

[マタンさんの感想 · 2010年10月19日]

同著者作品の
｢エンベティング｣よりは読みやすい作品です。
哲学めいた要素はあまりなくなっています。

だけれども、とっつきにくい作品で
あることは確か。
そしてそんな本が
もう入手すら困難である事実。
｢ヨナ・キット｣も同上理由で
入手困難。

印象に残るのは
現地に存在する男女が
突如、インカの末裔として
唐突な行動に出ること。
それがあるものをファクターとして
起こるのではありますが。

アナログな世界と
進化の極みの世界の
対極がなんとも不思議な
作品でありました。

ただし、入手困難作品なのが
残念なのでありますが。