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- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
感想・レビュー・書評
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デビュー作かな?かな?
まさか安達正勝が最初(著書の中で初期という意味で)の主人公に選んだのがナポレオンでもなくジョゼフィーヌでもなく、仏革命時代の政治家マラーを暗殺した女性だとは思わなかった。この初期の本からも筆者が非常に些細な(ある意味マニアックな)エピソードに心を寄せその人物の精神状態を浮き彫りにしていくことが得意なのがわかる。
二人ともフランスの平和と安定を望んでいたという意味では同志であるにも関わらず起こった悲劇という形で、シャルロット・コルデという女性のひたむきな性格と、マラーという才能ある政治家の願いを交差させた手腕はすごい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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