矢野徹・SFの翻訳 (1981年)

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  • 奇想天外社
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感想・レビュー・書評

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  • 矢野さんの翻訳の準備や手順、翻訳家になるまでの道のり、そして矢野さん自身が大きな役割を果たした日本でのSF創成期について。
    この三つが主な内容。

    と言っても、矢野さんが翻訳家になることはSFを広める活動と直結している。江戸川乱歩と相談し、翻訳・創作・同人誌の三つを整えることを目指し、彼はその一翼となったようだ。

    本当に伝記になりそうな波乱万丈なSF人生。好きなSFのために発揮した凄い行動力と人の縁があってこそだと思った。

    SFの翻訳家・小説家になることを積極的に応援し、手伝おうとする姿勢が本書では貫かれている。
    その道を目指す人は、きっと読めばモチベーションが上がると思う。

  • 19 翻訳の入門的役割を果たしながら、著者の自伝、SFの隆盛史にもなっている洒落た構成。

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著者プロフィール

1925年、大分県杵築に生まれる。現在、北九州予備校講師。

「1996年 『こうやって解くセンター現代文』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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