南蛮阿房列車 (1980年) (新潮文庫)

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著者 : 阿川弘之
  • 新潮社 (1980年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)

南蛮阿房列車 (1980年) (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 先日亡くなった阿川弘之氏のトラベルエッセイ。内田百閒でお馴染みの「阿房列車」をなぜ?と思ったら、やはり自分流でやってみるつもりで着手してみたとのこと。

    のっけから、遠藤周作と北杜夫が出てくる豪華仕様であるが、「南蛮」という割には欧米が多い。時代の問題なのかな。かと思えば、マダガスカルなんてところに行ってたりする。

    汽車・電車が好きな割には、そちらの詳細に関する記述は控えめで、やはり人とのふれあいがメインとして描かれており、そこが本書の醍醐味である。

    全体にあっさりと書かれており、多少の読み飛ばしは気にせず進むタイプのエッセイであり、そんな中で2回出てくる北杜夫のキャラクターが、本人の各文章とは少し異なるあたりも面白かった。

    詳しく調べてはいないが、「幽霊氏」にしても、著名人なのであろう。あだ名で記載するので、どうにも楽屋話に見えてしまうところが多いのは、若干マイナス。

  • 海軍という先入観もあるが、キロポスト間の時間から汽車の時速を割り出したり、機関車の形式や列車の車両編成にこだわったりと、今まで読んだ鉄道紀行文とは趣きが違う。理系の鉄ちゃんという感じ。

  • 百鬼園先生の乗り鉄精神に則った阿川弘之の鉄道洋行記。線路端のキロポスト(鉄道の起点からの距離を示す標識)を見つけては相棒の北杜夫に報告する阿川は、「なにをそんなにさわぐのか?」と誰何される。鉄道ファンとはそういうもの。

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