第三の波 (1980年)

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  • 日本放送出版協会 (1980年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (666ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880635590

第三の波 (1980年)の感想・レビュー・書評

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  • おすすめ資料 第24回波・波・波(2007.5.11)
     
    1980年に出版され、当時世界的にベストセラーになった書籍です。
    四半世紀以上経った今でも、刺激的な内容です。
    人類の文明の変化を波と捉え、農業文明を「第一の波」、工業文明を「第二の波」そしてコンピュータなど新技術の発達による変化を「第三の波」としています。

    アルビン・トフラー氏は、2006年のある会見で、進化の遅れが目立つ分野は何ですかと問われた際に、「教育だ。現在の学校運営は、工業社会の規律を反映しているにすぎない。定時に登校するのは、会社に通勤する練習。月曜から金曜まで同じ場所に集まり、全員で同じ授業に出るのも大量生産の工場に似ている。非金銭経済を視野に入れ、柔軟な発想で、教育を考え直すべき時に来ている。」と回答しています。

    本学は、2007年度から公立大学法人へと移行しました。
    これも「波」による変化なのかもしれません。

  • 書かれている内容が濃い、本書は1980年発行ということは、34年前の著書なのである。一読しただけでは、理解できないこともあり、興味が尽きない。「第二の波」である産業革命以降の、物質至上主義の終焉し、消費者と、生産者の区別は希薄になり、ソーシャル・マニュファクチャリングに移行する。そして、再び家族の結束が強まるだろうと、トフラーは予想している。

  • (1991.01.09読了)(1989.03.26購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    新しい文明の黎明、それは我々の生涯の唯一最大の爆発的な事実である。混乱と不安に生きる現代人に、明確な未来への指針を与える新文明論。

  • 大変面白い内容だった。

    1980年に書かれた本とは思えない、読み応え抜群の内容でした。

    特に歴史のパラダイム転換点を「波」ととらえ、波が押し流すように、以前の価値観を一変してしまうという記述が、多くの事例を紹介しながら詳細に解説されていました。

    その抗いようの無い様子を「波」と表現して、第三の波がそれまでの工業化社会の価値観を押し流していくと予想しています。

    おおむね現代の社会(2013年)はそのような社会になりつつあり、戻りようのないパラダイムの転換点を迎えようとしています。

    工業化社会では有効であった「学校教育」が崩壊し、あらたな共同体が求められようとしています。

    この本で印象的だったのが、共同体に対する価値観が再び第一の波で形成された農耕社会のそれに近づくんじゃないか、と書かれていた部分です。

    それを読んだ僕の感想としては、今後インターネット社会の普及によって、価値観や個性が似通った小さなグループが多数形成され、それらが社会全体に島状に分布していくんじゃないかなと思っています。

    そして、比較的似通った他の共同体と柔らかに繋がり、個人ははっきりとしたひとつの共同体ではなく、自分に比較的近い共同体のいくつかとゆるくつながり参加する世の中になるのかなと。

    個人が参加できる共同体の数は限られてくるので、自然に自分とはぜんぜん違う共同体に参加する人間とは、物理的に接触できないような社会になり、自分が関わることのない共同体に属する人間は、「いないもの」となり、人生が交わることがない。

    ゆるい共同体の島状村社会のような社会になっていくのかな、と思った次第です。

  • 今から33年前、1980年(昭和55年)初版の一冊。今日のテクノロジー、ワークスタイルなど、驚くほど広い範囲のジャンルに渡って具体的な在り方を言い当てている。

    例えば、第24章 大合流『遠い将来を展望すると、テレビジョンは「個人ビデオ」にその席を譲ることになろう。つまり究極的にはたったひとりの人間を対象に映像を送るようになるだろう』とある。云わば「あなた管」を明確に示す記述と言えまいか。

    当時の産業人口移動のスピード増加という現象において、ジョージオーウェルの世界が加速度的に接近するかのような幻影を見せ、それまでの工業大量生産を極めていく志向から、デザインされた進歩の必要性について警鐘を鳴らした記録のようにも見える。

    描いた世界の具現は想定内だったか、想定外だったか・・・

  • アメリカの社会学者アルビン=トフラーの世界的ベストセラー
    人類の文明の発展段階を?農耕文明の出現(第一の波)?産業革命による大量消費社会の出現(第二の波)に分け
    さらに、我々の家庭生活から政治システムまでを一変させつつある「第三の波」が支配する近未来社会の実像を
    社会学的視点から分析した予言の数々は恐ろしいまでの迫力とリアリティを以て迫ってくる

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