ミュンヘンの中学生―シュタイナー学校の教室から (1980年)

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感想・レビュー・書評

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  • 娘が小さいころは(今も?)、早期教育と言うのが流行っていました。
    まわりの情報に流され、私も、娘にあれもこれもしなければ…という焦りでいっぱいでした。
    でも、ある時、書店でこの本に出会いました。
    そしてシュタイナー教育というものがあるということを知りました。
    今まで、私が娘にしていたこととは、かなり違っていました。
    でも、本当の教育と言うものは、こういうものではないか…と言う気持ちもして、今まで娘にしていた名前ばかりの早期教育(らしきもの)を後悔したのでした。
    シュタイナー教育と同じことを日本の教育システムの中ですることは現実には無理だと思います。でも、これから子供さんを育てる方には是非読んでいただきたい。こういう教育の仕方があるということを、知っているのと知らないのとでは全然違うと思います。

  • シュタイナー教育は理論の説明だけだとなかなか読みづらい、わかりづらいものだ。だが、シュタイナー教育に理解の深い著者の娘が、点数至上主義の日本の学校からミュンヘンのシュタイナー学校に転校してからの戸惑いや共感が生き生きと描かれていて、とても面白く読めた。オイリュトミーやエポック授業の大切さもよくわかった。
    シュタイナー学校では8年間も担任が変わらないが、もし自分がやるとしたらとても自信がない。しかも七年生になると生徒たちが猛烈な反抗期に入るそうだ。しかしそれすらも必要なこととして受け入れるシュタイナー教員の懐の深さに驚嘆した。個性豊かな生徒たちは卒業後にあらゆる職業に就くが、官僚になるものがいないという。その理由は官僚には精神の自由がないからだという。
    とにかく面白かった!

  • 初めてこの本を手に取ったのが中学生のとき。
    時代こそ違えど、同年代にこんな考え方をする子供たちがいる、こんな感受性を持って生きる子供たちがいる、その一つ一つが新鮮な驚きでした。

  • シュタイナー学校に行きたかった

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