影のジャック (1980年) (サンリオSF文庫)

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制作 : 荒俣 宏 
  • サンリオ (1980年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)

影のジャック (1980年) (サンリオSF文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 今はもう30年以上昔、大学生になりたての私が当時
    好きだった女の子に借りて読んだ本である。懐かしい。
    図書館で借りた本の黄ばみ具合がその年月を物語る。
    年をとりました。

    確かにヒロイック・ファンタジーの一種ではあるが、SFの
    要素も含み─と言うか半ばファンタジー半ばSFと言った
    方が正解かもしれない─一筋縄ではいかないゼラズニイ
    らしい本である。内容に比べて明らかに書き足りない
    印象が強かったり、感情移入しにくい小悪党の主人公
    だったりと色々と突っ込みたいところは多いのだが、
    忘れっぽい私が、30年経っても最後のオチを覚えて
    いたことが物語るように、読み応えのある佳品である。

    単に光でもなく単に闇でもなく、光あって初めて生じる
    闇とでも言える「影」が世界を変えていく辺りに深さを
    感じる。そのためにはやはり正義の味方でもなく悪の
    権化でもなく、小悪党でなければならないのかも知れ
    ない。

    翻訳は博覧強記荒俣宏先生。その独特の訳語センスも
    この本の雰囲気作りに貢献していると思われ。

  • ダークヒーローもののSFファンタジー小説。
    何度でも生き返れる暗黒界の盗人が、自分を殺したり、裏切ったりした暗黒界の人間に対して復讐していく話。復讐が始まる後半からはスピードアップして最後まで一気に楽しめた。

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