アウシュヴィッツは終わらない―あるイタリア人生存者の考察 (1980年) (朝日選書〈151〉)

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感想・レビュー・書評

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  • アウシュヴィッツを奇蹟的に生きのびたレーヴィによるノンフィクション。学生時代の必読書の一冊。暗い中にも一筋の光が勇気を与えてくれます。 (榎本 教員)

  • 覚えてる度:★★☆☆☆

    大学の授業で扱った名著。

    アウシュビッツに収容された経験を持つ著者が、あくまで淡々と客観的に自らの体験を記している。
    決して恨みつらみを書き連ねるのではなく、事実のみを客観的に記した点が名著たる所以。

    試験前に急いで読んでしまったので、もう一度じっくり読みたいと思う。

    『これが人間か、考えてほしい。泥にまみれて働き、平和を知らず、パンのかけらを争い、他人がうなずくだけで死に追いやられるものが。考えてほしい、こうした事実があったことを』

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著者プロフィール

1919年、イタリア・トリーノ生まれ。トリーノ大学で化学を専攻。43年イタリアがドイツ軍に占領された際、レジスタンス活動に参加。同年12月に捕えられ、アウシュヴィッツ強制収容所に抑留。生還後、化学工場に勤めながら作家活動を行い、イタリア文学を代表する作家となる。その円熟の極みに達した87年、投身自殺を遂げた。

「2017年 『周期律 新装版 元素追想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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