龍神池の小さな死体 (1979年)

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感想・レビュー・書評

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  • 主人公の智一は弟は殺されたという母の死に際の言葉が気になり、弟の死を調査する為に千葉の山蔵を訪ねます。
    弟は23年前、戦時中の学童疎開先の池で溺れたという事だったのですが、当時の事を調べていくうちに新たな事実が分かってくるのです。
    そんな中、主人公は殺人事件に巻き込まれていきます。
    これだけ読めばありがちなパターンのように思えますが、最後には驚きの連続が待ち受けています。
    かなり昔の作品ですが、この構成には素直に感心させられました。
    戦争についての描写のせいか作品全体に古さが感じられますが、構成は素晴らしく、最後の驚きも本格ミステリとして見ても良く出来た作品だと思います。

    • kwosaさん
      酉つ九さんのレビューでこの本に出会い、梶龍雄という作家を知りました。古本で格安で見つけた時も以前ならば完全にスルーしていたと思います。面白い...
      酉つ九さんのレビューでこの本に出会い、梶龍雄という作家を知りました。古本で格安で見つけた時も以前ならば完全にスルーしていたと思います。面白い本を紹介していただきありがとうございます。いつもレビューを楽しみにしています。
      2012/03/04
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