乱れからくり (1979年) (角川文庫)

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著者 : 泡坂妻夫
  • 角川書店 (1979年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)

乱れからくり (1979年) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ごちそうさまでした。
    読了後、おもわず正座して手を合わせてしまいました。
    いやぁ、面白かった。堪能しました。

    じつはブクログで簡潔に一行でネタバレしてる方がいて、読む前にそれを喰らって悲しい思いをしていました。

    それでも大満足なんです。

    メインの大仕掛けがわかっても、それを支えるのは緻密なプロット。大小さまざまなトリックと数々の伏線、魅力的な舞台装置と道具立て。そしてなによりストーリーの面白さ。細部を丁寧に紡ぎ上げる泡坂さんの手腕はお見事。
    各章で語られるおもちゃやからくりについての蘊蓄も引き込まれました。

    ネタバレ喰らっても楽しめるってすごい(でも避けたい)。

  • 元警察官で、経済学研究所といいつつ探偵のような事務所の所長とその弟子が追っていた、からくり玩具職人の一族の謎の死を解決するミステリ。

    ってわかりにくいわ。

    とにかく、殺されるのは代々続く玩具職人の一族であり、これが出てきたと思ったらすぐ殺される。本作は、登場人物のキャラクターを非常に重要視しているので、キャラクター立ちは申し分ないだけに、バンバン死んでしまうのが非常にもったいない。

    一様に気になるのは、ほとんどのキャラクターが、全て作者の口調でもって、からくりの歴史を長々としゃべること。これがこの人の作風なのだろうが、ちょっとしつこいと感じる。さらに、一度解説を受けたものを、もう一度さも聞いたことがないような体で、主人公たちが聞いて相槌を打ったりするため、くどい。

    まあそれ以外は、どんでん返しの繰り返しで、結局最初の「隕石の直撃により死亡」以外は納得できる。

    横溝正史+薀蓄という感じの、エンターテインメントであることは明らか。同じキャラクターのシリーズなんかも有るんですかね?

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