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感想・レビュー・書評
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美術、骨董、旅行、文学、自分、に分類した随筆集。
著作集にも講談社文芸文庫にも収録されている「志賀直哉・天皇・中野重治」が中心か。もう読むのは3回目。金子みすずじゃないけれど「みんなちがって みんないい」がフェアに誠実に表されていて、気持ち良い。意見が違う人たちをこんな風に捉えられるって、大人だなあと思う。
文学以外の話は「門外漢ですから」というゆるみがあって可笑しい。旅行記なのに「第一に、大庭みな子さんが(中略)素直で優しい女性であったということを書いておきたい」とか、かえって失礼というものだ。また、「空気頭」の読書会での顛末は可哀想過ぎて笑える。短いけれど、静男ファンのひとは要チェックだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2009/11/14購入
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