人形愛 (1978年)

著者 :
  • 講談社
3.44
  • (2)
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 27
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ・「人形愛」「秘儀」「見知らぬ山」「結晶体」を所収した短篇集。
    ・「人形愛」がお気に入り。
    ・著者はカトリック信者。作品自体にキリスト教的な臭いはないが、肉体の内側に深くもぐり、精神の奥底を覗くような世界が描かれる。
    ・著者は京都出身。「人形愛」は阪急沿線が舞台。←読む前に知っていればまた違ったはず…

    ・著者の本
    『彼方の水音』…第一創作集。人間関係の背後にひそむ悪
    『魂の犬』…告白的小説論。エッセイ
    『華やぐ日』…夢幻の性と空無
    『誘惑者』…ファムファタル。泉鏡花文学賞受賞作。長篇

著者プロフィール

高橋たか子(1932.3.2~2013.7.12) 作家。京都市生まれ。京都大学文学部修士課程修了。修士論文は仏語で「モーリアック論」。大学卒業後に結婚した高橋和巳の創作活動を支える一方、自らも小説・評論を書き続ける。71年に夫を亡くした後洗礼を受け、日本とフランスを往復しながら霊的生活と作家活動を送る。『空の果てまで』の田村俊子賞を始め、『誘惑者』で泉鏡花賞、『怒りの子』読売文学賞、『きれいな人』毎日芸術賞など多くの文学賞を受賞。

「2022年 『亡命者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋たか子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×