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- Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
感想・レビュー・書評
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物語とは関係ないが、財前教授が国際外科学会に出席するために訪れたハイデルベルクなど西ドイツ各地の描写を読むと、昔ミュンヘンに住んでいたときのことが思い出されて懐かしい。それにしても、当時は羽田からフランクフルトまで南回りで31時間か。パン・アメリカンは、もうなくなってしまったなあ。
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まさに社会派小説!であると同時に、山崎豊子さんの、膨大な取材・調査をひとつの小説にまとめあげる力、というか才能に思いっきり下を巻かせられます。個人的にはやはり完全学究肌の里見助教授の生き方に共感を覚え、第一部(5巻セットの文庫本では第3巻の終わり)を本当に悲しく読んだものです。「名作は色褪せない」の言葉通り、40年前の小説とは思えない瑞々しさです。
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