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感想・レビュー・書評
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夜明けが来るたびに諦めとともにぬるい安心感の中でつかの間の眠りにつく
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かなり初期の短編集です。
最初の「牧草」はわかりやすくてとても面白かったんですが、他の作品は観念的すぎて分かりにくかったです。
この作品には安部公房本人によるあとがきが載せられています。
これまでの作品に、本人のあとがきが載っていたことってあまり無い気がするんですが…?
あとがきでこの作品を書いた昭和20年代は「濃霧の時代」だと書いていて、作品もまさにそんな感じです。
さらに、これらの作品は本人も失念していたものもあったとか・・・。
本編とは関係ないんですが、解説が大変興味深かったです。
なかなか興味深い一冊でしたが、作品自体は観念的すぎました。
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