神狩り (1977年) (角川文庫)

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著者 : 山田正紀
  • 角川書店 (1977年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)

神狩り (1977年) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • SFというよりもハードボイルドなのかしらん。言語に対する認知学みたいなのをこねくり回しているあたりは、かなりSFっぽかったのだけど、それは特に生かされないストーリー。

    神戸で発掘された遺跡から見つかった、謎の記号。それの解読を頼まれた科学者の主人公だったが、落盤事故で同行者を失う。その後もCIAと見られる組織に拉致され、文字の解読を依頼されるが、次々に邪魔者によって協力者が殺されていく…。

    SF…なんですかね?出る人出る人殺されていくし、謎が解明される前にアクションが入ってくるし、ハードボイルド小説の展開に近い。

    序盤の「言語は5つの論理記号からなる」という仮定から始まる、謎の文字の解読方法に関しては、よく調べられていて感心するものがあったのだが、後半ではほとんどどうでも良くなるし、CIAはどこ経由でどういう動機で絡んでいるのかわからずじまい。「神」という存在も、行く手を邪魔する以外に存在感がなく、大いなる序章という印象である。

    主人公も、不器用で武道等も苦手な学者のイメージから、後半はアクションでもなんでも来いのオールマイティーな設定になってきて、もうちょっと、一貫して頭を使うのが売りのキャラクターのほうが、読むのが楽しいのではないか。

    と思ったら、2以降のシリーズも出てるんですか。へえ。

    結構好きな作家なんだけど、これはシリーズの続きを読もうとは思わないかな。

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