わたしのなかのかれへ―全エッセイ集 (1970年)

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  • 手元のは、文庫版で上・下二冊です。
    「わたしのなかのかれへ 上」倉橋 由美子著、講談社文庫、1973.09.15
    (1980.01.13読了)(1973.10.22購入)
    「わたしのなかのかれへ 下」倉橋 由美子著、講談社文庫、1973.09.15
    (1980.01.19読了)(1973.10.22購入)
    *解説目録より*
    鋭くきらめく観念の営為……。豊かな想像力が生み出す奔放なイメージ……。その文学世界は乾いた風刺と大胆な比喩に、未踏の地点をめざす。「パルタイ」で文壇に登場し、抽象小説に新分野をひらく著者が自己の内面を捉えた全事象を語る第一エッセイ集。「わたしの文学と政治」「ある破壊者の夢想」「非政治的な立場」「文学的人間を排す」などを収録。

    ☆関連図書(既読)
    「妖女のように」倉橋由美子著、冬樹社、1966.01.20
    「スミヤキストQの冒険」倉橋由美子著、講談社、1969.04.24
    「悪い夏」倉橋由美子著、角川文庫、1970.05.10
    「婚約」倉橋由美子著、新潮文庫、1971.06.21
    「暗い旅」倉橋由美子著、新潮文庫、1971.11.30
    「ヴァージニア」倉橋由美子著、新潮文庫、1973.05.25
    「夢の浮橋」倉橋由美子著、中公文庫、1973.10.10
    「パルタイ」倉橋由美子著、文春文庫、1975.01.25

  • 収録:
    1960年
    受賞のことば
    わたしが受験した頃
    学生よ、驕るなかれ
    政治の中の死
    ころぶ話
    わたしの「第三の性」
    袋に封入された青春
    奇妙な観念
    虚構の英雄・市川雷蔵 1961年
    わたしの文学と政治
    繭のなかの生活
    防衛大の若き獅子たち
    風景のない旅

    1962年
    女性講座
      子ども飼育法
      自分のケチを知っているケチ
      男と女
      見合結婚のすすめ
      本とのおつきあい
      男性をふる(ふるに傍点)愉しさ
      「ノー」という自由
      信じるということ
      文学部廃止論
      俗物的男性
      ぐるとわるくち
      旅と旅行
    わたしの初恋
    ロマンは可能か
    田舎暮し
    愛と結婚に関する六つの手紙
    石の饗宴・四国の龍河洞

    1963年
    ある破壊的な夢想 ---性と私---
    京都からの手紙
    平泉で感じる「永遠」と「廃虚」
    スクリーンのまえのひとりの女性
    わたしの痴漢論
    H国訪問記
    カルデラの暗鬱な獣たち
    わたしの無責任老人論

    1964年
    横波三里
    ビュトールと新しい小説
    日本映画のなかの日本人 男性篇 女性篇
    性と文学
    性は悪への鍵
    サムシング・エルス ---わたしとジャズ---
    T国訪問記
    ある独身者のパーティ
    死後の世界
    作家の秘密
    ロレンス・ダレルとわたし
    誰でもいい結婚したいとき
    言葉のつくり出す現実 ---ジャン・コー『神のあわれみ』---

    1965年
    巫女とヒーロー
    土佐のことば
    妖女であること
    記憶喪失
    わたしの小説作法
    表現の自由の意味
    お遍路さん
    女の「歓び」と「カボチャ」のなかの女
    『倦怠』について
    「綱渡り」と仮面について
    稿料の経済学
    層雲峡から阿寒への道
    雄大で堂々たる通俗映画の傑作 ---「シェナンドー河」---
    かっこうの鳴くおもちゃの町
    純小説と通俗小説
    妄想のおとし穴
    夫との共同生活
    日録
    いやな先生
    「もの」、神経症および存在論的映画

    1966年
    衰弱した性のシンボル
    インセストについて
    「言葉のない世界」へおりていく---『田村隆一詩集』---
    青春の始まりと終り ---カミュ『異邦人』とカフカ『審判』---
    My Life in Books
    愛と結婚の雑学的研究
      0.序論
      1.女
      2.処女
      3.愛
      4.結婚
      5.犬型と猫型
      6.個体型と液体型
    映画対文学、市民対庶民
    小説の迷路と否定性
    細胞的人間の恐怖
    毒薬としての文学

    1968年
    テキサス州 ダラス
    坂口安吾論
    異邦人の読んだ『異邦人』
    ヴァージニア
    ホメーロス<イーリアス>
    アメリカの大学
    アイオワの冬
    JOBとしての小説書き
    わたしの字引き
    街頭詩人
    テレビ このごろ
    ギリシャ悲劇とパゾリーニの「アポロンの地獄」
    カミュの『異邦人』やカフカの作品 ---わが青春の読書---

    1969年
    安保時代の青春
    職業としての文学
    本と友だち
    なぜ書くかということ
    ポオの短編小説
    巨大な毒虫のいる生活
    「寺子屋」英語のことなど
    わたしの読書散歩
    主婦の仕事
    わたしの育児法
    秩序の感覚
    新しい文学のために
    修身の町
    一所不住
    おしゃべりについてのおしゃべり
    ベビー・シッター
    わが愛する歌
    人間の狂気の世界 ---加賀乙彦著『風と死者』---
    母親は女神である
    漫画読みの感想
    非政治的な立場
    作家にとって現代とは何か
    「千一夜」の壷を求めて ---“なぜ書くか”をめぐって---
    本との出会い
    小説は現代芸術たりうるか
    青春について
    主婦の驕り
    精神の健康を保つ法
    文学的人間を排す
     あとがき

    ■講談社 1970.3.12 
     カバー 栃折久美子
    ■講談社文庫 1973 .9.15 ※上・下巻
     裏表紙・上巻「異色作「パルタイ」で文壇に登場。既成の文学に挑戦して独特の文学世界を構築する著者の第一エッセイ集。上巻は1960年から1965年までの6年間を収録。独自の小説理念を述べたものや、青春論、映画論、紀行文など、幅広い対象を文学者の眼で省察。豊かな想像力とみずみずしいイメージの充溢する待望の書。」
     カバー装画 栃折久美子

    *「毒薬としての文学」収録
    「われらの文学21 高橋和巳・倉橋由美子・柴田翔集」 講談社 1966.10

    *「愛と結婚に関する六つの手紙」収録
    「恋愛について ポケットアンソロジー」 中村真一郎編 岩波文庫別冊9 1989.11.16

    *「層雲峡から阿寒への道」収録
    「ふるさと文学館 第2巻 北海道2」 木原直彦責任編集 ぎょうせい 1995.6 p420-428

    *「坂口安吾論」収録
    「底本坂口安吾全集2」 冬樹社 1968.4

  • 2009/11/23購入

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