世界幻想文学大系〈13〉現代ドイツ幻想短篇集 (1975年)

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感想・レビュー・書評

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  • 11名の作家の作品を集めたアンソロジー。エーヴェルスとマイリンク以外は初めて読む作家であったが、それぞれが個性的でどれも面白い。読み終わって感じるのは、作品を集めるにあたって編者が相当数の中から吟味して選んだんだろうということ。(幻想)ドイツ文学への入門書としてよく出来ていると思う。国書刊行会40周年記念冊子の中の柴田元幸氏の「基本中の基本《世界幻想文学大系》だって読んでいない本の方がずっと多い…」のコメントを読み、自分もほとんど読んでいないことに気づいて久しぶりに手に取った同シリーズ。これを機に挑戦して行きたい。

  • 13巻はタイトル通りドイツ幻想文学の短編集。と言っても
    国毎に比較しながら読んだりしたことはない私にとっては、
    雰囲気や手触りは作品それぞれという感じだったかな。
    11人の作者の作品を集めるに当たっては選に苦労したで
    あろうことは想像に難くない。こういう短編集でまとめて
    手軽に読めることには本当に感謝しなければならないと
    思う。

    マイリンクは「ゴーレム」、エーヴェルスは「アルラウネ」
    を読まねばならないし、シュトローブルの短編集も読まねば
    リストに追加。まだまだ道のりは長いなぁ。

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