水底の歌〈上巻〉―柿本人麿論 (1973年)

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著者 : 梅原猛
  • 新潮社 (1973年発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)

水底の歌〈上巻〉―柿本人麿論 (1973年)の感想・レビュー・書評

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  • ようやく読み終わりました。
    元日から読み始めて半月位か~ 結構かかりました。
    何が大変って出かけるとき持ち歩くのにハードカバーだから重くって… でも面白かったです。

    過去に人麻呂の歌を古い朝鮮の言葉で読む、と言うような本を読んだことがあったのですが人麻呂その人の研究は全然知らなかったのでとても興味深かったです。
    前述の通り自分は今までの人麻呂の伝承・研究を何も知らずに読んだので梅原氏の論文にはあ、そうだよなあ、と感心することばかりで。又、反対にいくつかの点でなんでこんな単純な言葉の誤りに今までの学者は気づかなかったのか指摘しなかったのか不思議に思ったり。
    梅原氏の論述の展開方法は少しくどくもありますが実に論理的で数学の証明を見ているようでひとつづつ立証していく過程が気持ちよいですね。

    本の感想と言うかこれを読んで深く感じたのは古代の夜や人の心の闇は今よりもはるかに暗く重いものだったのであろうな、と言うことです。昔の作品を今現在の価値観を持つ自分が読んで、物事を判断することは出来ない、と言うこと。少し話しがそれますが源氏物語も実は華やかなだけの話ではなく、あれこそ深い無常観と闇を歌った話なのではないのかな、と思います。
    面白かったです。

  • 文句なしに面白かった!論文ながら、スリリングな展開、そして、著者の挑発的な書きぶりに、どきどきはらはら、ページをめくるのももどかしかったほどです。自分のふるさとと、はるか万葉の歴史とがつながる醍醐味を味わうことができました。しかし、なんとなしによみはじめたので、この論文がこの業界?でどう位置づけられているのかも知りたい、調べてみようと思います。

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