アンネの日記 (1975年)

  • 文藝春秋
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    ── フランク/皆藤 幸蔵・訳《アンネの日記 1975‥‥ 文芸春秋》
     

  • 子供の頃によく読んでいました。

  • 小中学生のとき、少しずつ少しずつ読んだ。
    本当に普通の少女の日記で、読むのには根気がいった。

    きっと現代の生活から見れば、厳しい生活の中でも
    私たちと同じように喜び、傷つき、でも強く生きていた。

    何か使命感を持って書き続けたのだろうか。
    私は三日と日記が続かないのに。

    彼女の強さを象徴する一冊。

  •  『わたしは、これまでだれにも打ち明けられなかった事を、全部あなたに打ち明ける事を祈ります。そしてあなたがわたしにとって、大きな心の支えとなり、なぐさめになることを祈ります』

     説明不要の不朽の日記。敢えて『名作』とは書かない。
     そもそも、何事もなければ世に出ることなどなかったひとりの少女の日記である。
     あてどなく、その日に起こった事、思った事を書き連ね、誕生日に貰った日記帳をすべて文字で埋め尽くしてなお綴られたのは、屋根裏部屋の小さな出来事。
     ナチスの手に怯え、苦しみ、それでも尚生きようとする不屈の精神と思春期特有の繊細さ、と書くといかにも陳腐だ。
     当たり前のことだが、この日記に本人たちの悲劇は綴られていない。
     その後の彼女たちの運命など、世界中の誰もが知っている。
     大切にしなければならない、しかし二度とこういう形で出版されることの無いよう祈らなければならない。

  • 「わたしの望みは、死んでからもなお生きつづけること!」

    アンネの苦しい隠れ家生活、強い想いそして将来の夢、身近な人々、普通の女の子としての可愛らしい一面などを、圧倒的な執筆力で綴った日記。ちゃんと最初から最後まで読んだのは初めてだったのですが、いかにアンネがしっかりとした信念を持って生きていたかを知って、衝撃でした。そしてその文才と知識の豊富さにもただただ圧倒されました。

    自分自身を包み隠さず語るアンネの日記は、突然終わりを告げます。そこに戦争の醜さとホロコーストの悲惨さを感じさせます。

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