服従の心理―アイヒマン実験 (1975年)

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  • アイヒマン実験。
    人はいかにして、権威の前では無力になるか・・・。

    権力の前で人がいかに盲目的になってしまうか。
    その恐ろしさを実証した実験。

    大切な本。

  • ――権威から非人道的な命令を下された場合に、果たして人は権威に逆らうことができるのか――
     被験者は暗記のテストの先生となり、生徒のミスを電気ショックでもって罰するというシンプルな実験の様子と結果と考察がこの本に記されている。
     我々が思っている以上に人は権威に逆らうことができないという事実に驚かされた。
     本著の最後に書かれた「悪の平凡さ」という言葉が心に深く突き刺さる。

     心理学の実験の本だが、読み物として十分興味深い内容の本であった。

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著者プロフィール

Stanly Milgram 1933年、ニューヨーク生まれ。心理学者。74年、本書における研究業績を理由に、アメリカ科学振興協会より社会心理学賞を受賞。84年没。世界的な反響を呼んだ通称アイヒマン実験や、ソーシャルネットワーク理論の先駆となったスモールワールド実験他、数々の有名な実験を行った。

「2012年 『服従の心理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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