からゆきさん (1976年)

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著者 : 森崎和江
  • 朝日新聞社 (1976年5月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)

からゆきさん (1976年)の感想・レビュー・書評

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  • 100年ほど前の明治時代~大正時代にかけて外国で売春をする女性を「からゆきさん」と呼んだ。長崎、島原、天草の貧しい家の女の子たちが親から売られたり、騙されたりして東南アジア、朝鮮、中国で売春婦として働いていたという事実は重い。「坂の上の雲」で描かれているように一方では先進国を目指して突き進んでいたが、一方では貧困ゆえに悲惨な境遇のものが多くいたことがわかる。いわば「坂の下の溝」とでも言えるのではないだろうか。

  • 元来読書が好きなので大概の本については、読む前から先入観を持たずに最後まで読む方なのですが、流石にこの著書については気分が悪くなり途中で断念しました。
     著者 森崎和江についても、下調べをしないで読んでいたのです。ただ、ノンフィクション作家という情報だけです。
    森崎和江についてWikiで調べても、よく分かりません。
    生まれは、1927年(昭和2年)朝鮮大邱生まれだそうで、植民2世ですね。17歳で単身九州へ渡り、47年、福岡県立女専を卒業。
    それ以外の出自の情報はありません。
    森崎和江は、谷川雁、上野英信らとサークル交流誌『サークル村』を創刊(~60年)。谷川雁は共産党に入党していました。
    >日本女性が韓国人の人身売買業者に連れて行かれた
    >日本女性が朝鮮人に売り飛ばされている事実

  • 森崎女史の朝鮮における少女時代の経験と朝鮮学校校長の父親からうけた教育が素地となり、直接には長い付き合いの友人となったからゆきさんとの交流と、明治時代の新聞の精読、そしてからゆきさん達たちのふるさとに足を運んで生まれた作品。明治時代から先の大戦まではついこの前のことだが、生きるためにからゆきさんになった当時の女性達と、権利と豊かさを得た現代の女性達の違いに驚く。氏は、当時の日本の貧しさと社会の劣悪さの中で奮闘するからゆきさんを、悲しくかつ慈愛の眼で描いている。

  • これは多分有名な本なんだろうけど、なるべくみんなが何度でも読むべきな気がした。

    あたしもまたゆっくり読み返したいと思う。

  • ちょっとわたしには難しかったりしながらも、二回ほど読みました。

  • 最初に読んだとき、どんなことを考えたんだっけな。
    「おんなのしごと」の話。
    それ自体のひどさと、スティグマに傷つけられるひどさと。

  • 時代劇などで見る遊郭の女たちが何故、柵の向こうの客に手を伸ばすのか、そうしなければならなかったシステム、島原からからゆきさんが多く出た訳、売られた女の悲哀を痛切に記した本でした。ヨシさんの壮絶な死に支度は胸をつく。

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