海市 (1968年)

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著者 : 福永武彦
  • 新潮社 (1968年発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)

海市 (1968年)の感想・レビュー・書評

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  • なんだか物足りない作品でした。
    ストーリーはどうでもいいので置いておくとして、読んでいて「わからない」箇所がないのです。全てが平明に描かれていて、あまりにすいすいと理解でき、作者が本当にこれを書きたかったのか疑問に思えてなりません。
    決して駄作だとはいいません。小説として完成度が高く、芸術家の内面、「男性の卑怯さ」や「生への執着」についての描写は面白く読んだのですが、どうにも心に残るところがないというのが正直な感想です。
    そもそもこの作品を純文学に含んでいいのかも微妙なところです。大衆娯楽作品としてはあまりに地味というか玄人好みで、かといって純文学の土俵でどこまで戦えるかというと悩むところです。
    なにかと三島と比べてしまう私にも落ち度はあると思いますが、評価としてはこれが妥当かと思います。

  • 独身時代に読んだ作品。福永武彦作品2冊目のホンであった。

  • 愛と死と。
    恋する画家の一途さと焦る心情、必死さがまるで若々しい青年の姿。
    ふさちゃんと安見子は彼にとっては通過点、逆に二人の女性にとって画家は終着点か。
    安見子の心情がよくからない。古賀との生活を守ろうとする保守性を持ちながらなぜそうまで死に走るのか。分散する愛に歯止めがかからなくなったのか。

    2009.7.29 読了

  • 人は2度死ぬ

    一つ目は、本人の肉体的な死。

    もうひとつは、

    精神的な死。

    その人のことを忘れてしまった時。

  • 妻のある画家・渋太吉は、旅先の伊豆南端の海村で蜃気楼のように現われた若い女性安見子を愛しはじめる。

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